専業主婦は働いていないのだからお小遣いは必要ない。
そう思っていた以前の私は、色々我慢しているのにお金が貯まらないというジレンマに悩まされてきました。
しかし、自分のお小遣いを5,000円にしたところ、固定費の項目は増えたのに家計全体の出費は減りました。
専業主婦にお小遣いは必要
主婦にお小遣いがないと、友人とのランチ代は食費から、化粧品代は日用品費からという具合に、家計とお小遣いを一緒に管理してしまう危険があります。
私がまさにそうで、最初の専業主婦時代から在宅ワーカー時代、そして再び専業主婦に戻った最近に至るまで、家事や子育てを頑張っている自分へのご褒美といっては家計から出していました。
我が家は結婚当初から旦那と同一家計で、家計は私が管理しています。
独身時代はあればあるだけ使ってしまう浪費家だった私は、同じような家計管理ではさすがに破綻すると危機感を持ち、先取り貯金や学資保険などは行っていたのですが・・
これらを除いたお金はまさにどんぶり勘定で、毎月いくら使っているのかをまったく把握できていなかったのです。
お金が貯まらないのは主婦にお小遣いがないから?
お小遣いが0円の専業主婦の割合は15%ほどなのだそう。
この0円には、お小遣いがなくても自由に使えるお金がある、家計を管理している夫に欲しいものをいえば買ってもらえるといったケースもありますが、私のように「自分で自由に使えるお小遣いはない」としながらも、実際には家計から好きに使ってしまっている場合も含まれています。
お小遣いがあろうとなかろうと、結局はお金を使っているのだから、それなりに満足感があるのでは?と思うかもしれませんが、むしろあるのは罪悪感。
家計から出しているという後ろめたさがストレスを生み、その解消のためにまたちょっとしたものを買ってしまう悪循環に陥るので、「使っているつもりはないのに支出が多い」状態にもなります。
旦那や子どもにはお小遣いがあり、必要経費として家計から出すものとお小遣いの範囲で買うのが明確なのに、私は家計をコントロールしているつもりで不能になっている。
やっとそう気づき、50代を前に自分が使えるお金をお小遣いで管理することにしました。
専業主婦のお小遣いは8,000~10,000円がボリューム層
専業主婦といっても世帯収入や家族構成などがさまざまなので、平均に倣ったお小遣いの金額の設定はあまり意味がないと感じました。
旦那との話し合いの結果、当初は月10,000円で始めましたが、3年目の現在は月5,000円に落ち着いています。
この他に、光熱費などのクレジットカード決済で年間にたまる楽天ポイントやauポイント30,000円前後(年間)も、私が好きに使えることにして1年でおおよそ90,000円ほどです。
お小遣いと家計の線引きを決めておく
私が自分のお小遣いから支払っているのは、ブログ運営のためのサーバー代(月に約1,000円)や、趣味にかかるお金、ご褒美として食べるスイーツ代、それにこれまでは外食費に含んでいた子どもと2人で行くカフェ代などです。
家計からその都度使っていたときは、上限がないのでことあるごとに自分にご褒美していましたが、上限がある今は使うタイミングを厳選するようになりました。
ご褒美の回数を減らしたものの、後ろめたさがなくなり、自分のお小遣いから出していることで満足感があります。
洋服代は家計からですが、買い方を見直したことで前よりも節約できるようになりました。
▷50代の暮らしは節約よりも支出にメリハリをつける!やってよかったこと8選
なお、美容室代はコロナ禍をきっかけにセルフカットをしているので、家計にもお小遣いにも含んでいません。
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お金は流れを把握すれば貯まりやすくなる
自分のお小遣いを設定したことで、固定費は新たに5,000円が増えましたが、導入後は家計全体の支出は緩やかに下降線を描くようになり、現在は先取り貯金のほかにも残金を貯金できるようになっています。
これまでは、家計とごちゃごちゃにしていたお金の使い道を区別したことで、お金の流れがわかりやすくなり、管理がしやすくなったからだと思います。
自分のお小遣いをなしからありに変えてお金が貯まりやすくなった経験から、お金の使い道が最初から決まっていたほうが私は工夫して生活できるタイプだと気づきました。
そこでさらに積み立てNISAを始めました。
▷50代から新NISAを始めるのは遅い?投資が怖い私が運用3年で感じたことと、実は50代が一番買い付け額が多い事実について
NISAを始めたから生活費に余裕がなくなって貯金を下ろして使ってしまう、ということはなく、順調に積み立てができています。
まとめ
友人のひとりが、子どもが小さいときから毎月10,000円を自分のお小遣いにしていて、「主婦にもお小遣いがあるほうが、使う上限が決まって無駄使いしなくなる」といっていました。
当時は「元手となる10,000円がねん出できないんだよ~」と思っていましたが、今ならその言葉の意味がよくわかります。
自分のお小遣いと生活費の区別をもっと早くからできていれば、私に在宅ワーカーとして収入があった期間に、家計と自分の収入をごちゃごちゃにしてあれこれ無駄使いしていたのを止められたのでは、と悔しい気持ちです。
思うように支出がコントロールできないと悩んでいる専業主婦の方に、この記事が参考になれば幸いです。
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