【室蘭レトロ探訪】港町に溶けこむ昭和の喫茶店「カフェ英国館」に駐車場はある?

カフェ英国館の店内

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娘と2人で室蘭市までドライブに行ってきました。

目的は喫茶店「カフェ英国館」

「カフェ英国館」のある室蘭市の簡単な紹介と併せて、お店の雰囲気をお届けします。

もくじ

「カフェ英国館」は室蘭に行ったらぜひ訪れてほしい

カフェ英国館入口

港から市街地に向かって走っていると、レンガの壁が目を引く喫茶店が見えてきます。

昭和レトロで、趣があって・・。

ここが「カフェ英国館」です。

カフェ英国館に駐車場はある?

「カフェ英国館」は、かつては室蘭市の中心地であった中央町にあります。

近くには大型デパートや商業施設が立ち並び、港からすぐの場所なので、地元の人や船員さんが多く訪れる賑やかな場所だったそう。

雰囲気があって素敵なお店なのですが、目の前まで来てみて、一見さんは入りにくいというか、入っていいものかちょっと迷い始めてしまいました。

そこで、近くに車を停め、娘に駐車場があるか聞いてもらうことにしました。

駐車場がなければそもそも行けませんし、そのときのお店の人の対応が悪ければ諦めがつくだろうと。

娘が入店してすぐママさんが娘と一緒に出てきて、どうやら駐車場の場所を指しています。

車に戻ってきた娘も「すごく優しかった」ということだったので、ちょっと安心しました。

カフェ「英国館」の駐車場は、お店横の坂道を上がって右側にある月極駐車場になります。

カフェ英国館の駐車場地図

ジャズが流れ、コーヒー豆の匂いがする店内

なかに入ると、さきほど駐車場を案内してくれたママさんが「好きな席にどうぞ」と声をかけてくれました。

マスターの姿は見えなく、どうやらママさんがひとりで切り盛りしているお店のよう。

外観から想像したとおり、というか想像以上の素敵な店内に、思わず「うわぁ」と声が出てしまいました。

カフェ英国館の店内

石畳調の床や階段、内装にもレンガがほどこされ、調度品の椅子やテーブルは歴史を感じさせるような凛とした佇まいです。

ベロア調の赤い椅子が、クリーム色の壁によく映えます。

初めて来るのにどこか懐かしく、心が落ち着く空間で、私も娘も着席早々「来てよかったね」と話しました。

クリームソーダのエピソード

私はホットコーヒー、娘はメロンソーダを注文すると、「MOTHERを見て来たの?」とママさんに尋ねられました。

「カフェ英国館」は、2010年のドラマ「MOTHER」のロケに使われています。

ドラマを見て韓国の人も聖地巡礼に訪れるらしく、どうやら私たちも聖地巡礼だと思われたようです。

しかも、クリームソーダはもともとお店になかったメニュー。

ドラマの撮影時に特別に用意されたものでしたが、ドラマを見て訪れた人が「芦田愛菜ちゃんと同じクリームソーダが飲みたい」と注文するので商品に追加したそうです。

レンガ調の壁の前にあるカフェ英国館のクリームソーダ

緑色のソーダに懐かしい缶詰のチェリーの赤が、ザ昭和レトロですよね。

昭和生まれの私にとっては懐かしいビジュアルですが、平成生まれの娘にはとても新鮮に映った様子で、「かわいい」を連呼していました。

食事メニューが豊富

カフェ英国館のコーヒーとメロンソーダとアップルパイ

コーヒーや紅茶などのドリンクのメニューだけではなく、モーニングやランチなど食事のメニューも多くて驚きました。

食事を済ませて伺ってしまったのが残念に思うくらいで、ハンバーグやチキンカレー、オムライス、ミートソースパスタ、カルボナーラ、トースト、サンドイッチとどれもおいしそうでした。

後から常連さんらしき人が入ってきてチキンカレーを頼んでいたのですが、こちらのテーブルにまで届くくらいいい匂いがしていました。

次は絶対に食事を食べようと誓いつつ、人気ですよと紹介されたママさん手作りのアップルパイをオーダー。

ちなみに、ソフトブレンド(ホットコーヒー)は450円、クリームソーダは560円でした。

コーヒーは注文後にハンドドリップで入れていて、酸味が強いコーヒーは苦手な私でも飲みやすいまろやかな味わい。

アップルパイはパイ生地がサクサク、フィリングはしっかりとりんごの味と食感がしてかなりおいしかったです。

喫煙可のお店なので入店は注意

私と娘が入ったときは、誰もたばこを吸っていませんでしたが、喫煙可の喫茶店となっているので、たばこの匂いや煙が苦手な場合は、人が少ない時間を見計らって入るか、入店自体を辞めたほうがよいでしょう。

「カフェ英国館」がある室蘭市について

北海道の地図


広大な土地を有する北海道は4地方(北・南・中央・東)に分かれています。

室蘭市は道央地方に含まれていますが、同じ道央地方の札幌市から室蘭市までは、特急電車で約2時間かかります。

日本有数の製鉄の町

室蘭市には、新日鉄や日本製鉄など大規模な製鉄工場が町中にあります。

また、古くからの港町ということもあり、造船会社の函館どつぐや三菱合資会社室蘭出張所、北海道船用品株式会社など歴史的な建造物や、陣屋町と対岸の絵鞆町をつなぐ白鳥大橋などがあり、特に夜景は綺麗です。

工業地帯でありながら室蘭は自然も多く、鳴り砂で有名なイタンキ浜や、水平線が丸く見える地球岬などの見どころも。

地球岬の画像
画像は写真ACより

歴史的な建物が多い

北海道内で最も歴史の古い室蘭水族館(1953年開園)があるなど、室蘭は北海道内で早くから栄えた町です。

今回、室蘭に向かったのも、高校生の娘が「カフェじゃなく、むかしながらの喫茶店に行ってみたい」といい出したから。

色々調べていたら、道内でも歴史の古い室蘭には喫茶店に限らず老舗のお店が多いです。

せっかくなので、複数の喫茶店を回る予定だったのですが、あいにくこの日開いていたのは英国館のみ。

ほかにも行ってみたいお店が何軒もあるので、近いうちにリベンジしたいです。

※後日、「カフェ英国館」近くの「喫茶すずや」に行ってきました。

詳しいレポはこちらの記事をお読みください。

現在の人口は約9万人

かつては17万人近い人口を工業都市でしたが、今は約半分の9万人ほど。

喫茶店近くの大きなアーケード街は閉まっているお店が多く、閑散としていました。

有名ドラマや映画のロケ地として有名

実は「MOTHER」以外にも、たくさんのドラマや映画のロケ地として使われている室蘭。

調べただけでも、これだけ多くのドラマや映画に登場しています。

  • ドラマ「青い鳥」(1997年)
  • 映画「名探偵コナン銀翼の奇術師」(2004年)
  • 映画「探偵はBARにいる2」(2013年)
  • 映画「世界から猫が消えたなら」(2016年)
  • 映画「モルエラニの霧の中」(2020年)

ほかの町にはなかなかないノスタルジックで独特の風景は、新たな観光地として注目されています。

「カフェ英国館」周辺もカメラ片手に歩いている人が多かったです。

室蘭は工場夜景も綺麗なので、一泊して楽しむのがおすすめです。

白鳥大橋の夜景
画像は写真ACより

工場で働く人のために独特な食文化も形成されていて、豚肉をタレとからしで食べる室蘭やきとりや、北海道第5のラーメンといわれているカレーラーメンは食べる価値ありです。

定番の北海道観光に飽きているという人は、室蘭を訪れてみてはいかがでしょうか。


その際は「カフェ英国館」にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

「カフェ英国館」から車で10分くらいの場所にある、老舗洋食店「蘭亭」もノスタルジックで素敵でした。

「蘭亭」の詳しい記事はこちらを参考にしてください。

まとめ

カフェ英国館とは
  • 室蘭市にある老舗の喫茶店
  • レンガ調のおしゃれで寛げる店内
  • 昭和レトロ喫茶店人気で来店が多い

カウンターに座った常連さんと楽しそうに話しをしながらも、ボックス席に座っていた私たちのところに来てはドラマロケの話や、真裏にある室蘭八幡宮からの景色がいいのよと教えてくれた気さくなママさん。

近くにあったら足しげく通いたくなるお店でした。

カフェ英国館の情報
地図
住所室蘭市幕西町1-1
電話番号0143-24-1017
駐車場あり
営業時間8:30-20:00(日曜定休)
支払い方法現金のみ
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