成人式に出ると思っていた娘から「成人式には出ないで写真だけ撮る」といわれてちょっとびっくり。
とはいえ、当日の着付けやヘアメイクの予約であたふたしていたので、「出ないなら前撮りだけ撮ればいいか」と気楽になりましたが、そもそも親子で成人式に出る出ないの話をきちんとしていなかったなと思いました。
親世代子世代それぞれの成人式への思いについて、今一度考えてみたいと思います。
成人式に出ない割合は30~50%

調査会社や対象の自治体、性差などで数値は変わりますが、成人式を欠席する割合は30~50%ほど。
昭和世代の私は多いように感じたのですが、実は世代の差はそこまでなく、昭和40年代後半から成人式の出席率は下がり始め、平成、令和とおおよそ60%程度。
つまり、私が成人式を迎えた30年ほど前から今日まで、欠席率が40%前後なのは変わらないということです。
成人式に出ない理由は?
- ほかに用事があった
- 式の参加や準備が面倒
- 会いたい友人がいない
など
昭和世代は成人式がセンター試験の直前だったので、センター試験を理由に成人式を欠席した人もいたでしょうね。
高卒で就職した人は仕事の都合で行けないこともあり得ます。
大学生なら試験や研究と被る、そもそも進学先が遠くて成人式のためだけに帰省するのが煩わしいなどの理由もあるでしょう。
また、昭和世代の成人式は市長が話をするだけなので式自体に興味がなかったり、女性は振袖の着付けやヘアメイクが面倒といったことも成人式に出ない理由です。
娘の場合は、転校しているため本当に会いたい小学校のときの友人には会えないことや、中学時代から唯一連絡をとっている子は欠席する(遠方にいるため)などで、「出る意味がない」と思ったのだそう。
今、仲良くしている大学の友人と一緒に出席できるのであれば、成人式には行きたかったようです。
令和世代のほうが成人式の必要性を感じている
成人式に関する調査では、必要性を感じると答えた昭和世代が50%に満たなかったのに対し、令和世代は70%を超える人が必要性を感じるとしています。
驚くことに、昨今成人式を迎える子どもの親にあたる昭和世代のほうが、成人式を重要なイベントとは捉えていない傾向にあるのです。
成人式に出ないのは親不孝でもおかしくもない
今現在、成人式を欠席したいけれど親不孝では?と悩んでいるのは、令和世代(成人式を令和に迎える)ですよね。
令和世代の親にあたる昭和世代の人たちは、半数近くが成人式を特別なものと意識していないことがわかっているので、ひとりで悶々とせずに話してみたら案外「出たくないなら出なくていいよ」といわれるかもしれません。
私自身、娘から「写真だけ」といわれても、「ああ、そうなの」としか思いませんでした。
そのため、成人式に出席しなくても親不孝とかおかしいといわれる可能性は低いのではないかと思います。
昭和世代の成人式事情
私自身は成人式には出席しましたが、中学・高校時代の友人数名は来ませんでした。
旦那は成人式には出席したけれど、やんちゃな子が騒いで大荒れになり、わざわざ進学先から地元に戻って出た意味がなかったといっていました。
義妹と義姉は不参加。
娘がきっかけで初めて聞いたり思い出したりしてみましたが、意外と身近に欠席した人が多かったです。
写真は撮ってほしい親は多い
成人式に前撮り(後撮り)をする割合は70%と高く、その内訳は子ども本人が望む場合もあるでしょうが、親が成長の証や子育ての区切りとして撮っておきたいと思うのでしょう。
我が家は娘から「写真は撮りたい」と希望があったので、娘が選んだ一着の他、私の母(娘の祖母)が成人式で着た振袖(50年以上前!)を持参して2パターンで撮ってもらいました。
ちなみに1~2年前の早期予約が必要なのは、成人式の当日の振袖レンタルや着付け、ヘアメイクなどを頼む場合のみ。
前撮りや後撮りのみなら、着たい振袖と撮影日が予約ができればあまり問題はないようです。
成人式に出るか出ないかは自分で決める
成人式に出ないと、後々「やっぱり出ておけばよかった」と後悔するのでは?と不安になりますが、欠席して実際に後悔している人は10%ほどといわれています。
多くの人が後悔していないのは、成人式に「行けない」のではなく「行かない」からです。
反対に、自分は成人式に出たいのに振袖が用意できないなどの理由で欠席する場合は、後々まで悔いが残る可能性があるでしょう。
当日はスーツで参加したり、バイトを頑張って自分で振袖をレンタルする方法もあります。
振袖や小物一式のレンタルと着付け、ヘアメイク込みで50,000円前後が相場のようです。
私は親から振袖を着てほしいといわれましたがどうしても嫌で、前撮りのみ袴で行い、当日はスーツで行きました。
当時は振袖を購入する家も多く、スーツで出席した私は「振袖、レンタルもしてもらえなかったのね」と周りから思われていたのかもしれませんが、私自身は気になりませんでした。
子どものときから女の子っぽい服装や扱いが苦手だったこともあり、今も振袖を着なかったことを後悔していません。
成人式に出ない場合の祝い方

我が家は成人式当日に家族でちょっと豪華な食事に行った後、実家と義実家へ挨拶へ行き、「ここまで娘を見守ってくれた」ことに感謝して、振袖を着た娘の写真と花束を贈りました。
その他にこんな祝い方や過ごし方もあります。
気心の知れた友人と過ごす
成人式の夜は同窓会が開かれることが多いですが、本当に仲の良い友人のみで集まって楽しむのもいいですよね。
ノリが同じだからこそ、ドレスコードを決めて楽しんだり、プロのカメラマンを呼んで写真撮影してもらうなどのイベントを企画して盛り上がるケースもあるようです。
また、親友と2人きり、落ち着いた大人の雰囲気のお店でしっぽりと語り合うのもいい時間が過ごせそうです。
振袖姿で出かける
成人式に出なくても当日に振袖のレンタルや着付けを予約していれば、神社へ行って参拝するのも記念になります。
振袖姿を見せにおじいちゃんやおばあちゃんに会いに行って、直接感謝の気持ちを伝えてみるのもいいですよね。
一人旅をする

行ってみたかったところや、自分のルーツを探しに両親や祖父母の出身地を訪れるなど、一人旅にをしてみるのも成人の日のよいきっかけや思い出になりそうです。
まとめ
成人式は出席の義務はなく、これから成人を迎える人の親世代(昭和世代)が重要性を感じていない割合が多いので、「出なくない」と伝えてみたら案外、了承してもらえそうです。
親不孝とかおかしいと悩まず、まずは親御さんと話し合ってみるのがよいでしょう。
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