我慢を重ねる節約は長続きしないと気づいてからは、節約に向き合う姿勢や思考が変化し、今は我慢せずに節約ができています。
頑張ってるのに節約できない、努力が足りていないのではと自分を責めている方に向けて、無駄遣いをやめるお金の使い道の考え方をお伝えします。
無駄遣いをやめるのに我慢はいらない

独身時代は服でも靴でも旅行でも外食でも趣味でも一切の我慢なし。
給料日は親に前借りした分を返すと、ほとんど手元に残らないからすぐに借金する自転車操業。
絵に描いたような筋金入りの浪費家の私が節約を意識するようになったのは、結婚後でした。
マネーリテラシーのなさを十分に自覚していたことや、当時は「節約=我慢」という思い込みにより、とにかくお金を使わないようにしていましたが、何もかも我慢を続けていたらいつしか心がすり減り、ストレスで散財するように…。
これって節約に失敗してしまう人が必ず通る王道パターン、ですよね。
私も、「我慢しているのに気がついたらお金がない」「節約したいのに続かない」と、途方に暮れる日が何度もありました。
そんな私ですが、今では元浪費家になり、無理のない節約ができるようになっています。
まずはそのきっかけとなった出来事をお話しします。
コンビニ通いをやめない旦那

私が節約を頑張ろうと、無駄遣いを減らすのに毎日四苦八苦している中、大の甘党の旦那は残業で遅くなった日以外は仕事帰りにコンビニに寄って、お菓子の新商品や期間限定のスイーツをチェック。
もちろん、気になった商品は買って帰ってきます。
私は最初、旦那のこうした行動は無駄遣いだと思い、何度もやめるようにいいましたが聞く耳を持ちません。
一方で、世のサラリーマンの平均的なお小遣いで家族で外食に連れていってくれたり、趣味の車の部品を買ったり、実家のお母さんや姪っ子たちにプレゼントをしたりしています。
お小遣いが足りないと私に言ってくることもありません。
コンビニ通いは節約の大敵だと当然のように思っていましたが、本当に無駄遣いなのかわからなくなっていました。
そもそも無駄遣いの定義とは?
無駄遣いとは、役に立たないものに浪費すること。
具体的には次のような例があります。
- 感情や思いつきで無計画に購入する衝動買い
- 買ったのにほとんど使わない(服やサブスクなど)
- 人と同じものや見栄を張って買う
- ついで買い(コンビニやコーヒーなど)
こうした買い物は記憶に残りにくく、何に使ったか覚えていないため、いつの間にかお金が減ってしまいます。
節約の話になるとコンビニがやり玉に挙げられやすいのは、衝動買いやついで買いをしてしまいやすいからです。
でも、旦那の「新商品」「期間限定」目当てのコンビニ通いは、SNSなどで情報を事前にキャッチし、どんな商品が売り出されるのか確認した上で、発売日を楽しみに待つという流れなので、衝動買いでもついで買いでもありません。
なにより、旦那にとってコンビニのお菓子やスイーツが、しんどい仕事を乗り切るための活力になっているとのこと。
SNSで「新商品食べてみました!」と口コミを公開しているわけでもなく、ただ自分がしあわせになるためにしていることです。
「コンビニでお菓子やスイーツを買う=無駄遣い」という図式は、必ずしも正解ではないということです。
「我慢」ではなく「選ぶ」
コンビニでは「新商品」や「期間限定」のみを買うといっても、コンビニ各社それぞれで「新商品」「期間限定」を出して全部買っていたら総額は大きくなります。
その点を旦那に聞いたところ、「A社は生地やクリームがおいしい」「B社は和スイーツ系が得意」「C社はチーズケーキが個人的に一番おいしいと思う」など、買うときの基準があるからむやみやたらに買っているわけではない、といわれました。
たとえば、A社の期間限定どら焼きとB社の新商品わらび餅が被ったら、B社に行くという選択を旦那はしているのだそう。
A社とB社のはしごは考えないのか?と聞いたら、2つ買ってもすぐ食べられないとおいしい状態を逃してしまうから、それはしないといっていました。
B社のわらび餅は明日買おうと思って、翌日に気分が和スイーツでなければ買わないこともあるようです。
そもそも、足しげくコンビニに通っても、買って帰るのはお菓子やスイーツだけで、飲み物やおにぎり、弁当といった類は一切買いません。
飲み物は家から水筒を持参、お昼は私が作った手製の弁当を食べています。
しかもあくまでも「新商品」「期間限定」が目当てなので、該当するものがなければ何も買わずに帰ってくることもあります。
旦那は、自分が何にお金を使うと幸せなのかが明確であると気づきました。
そのため、自分の価値観に沿った「買う」という判断で後悔したり、買ったものの食べないといった矛盾が生じません。
他人からは浪費に見えても、本人の心が豊かになるなら、それは必要な消費ということです。
私に必要なのは、自分が心からほしいものを選び取る土台となる価値観の見直しであると確信しました。
節約にストレスを感じるならやり方が間違っている

世の中にはたくさんの節約方法があります。
私も浪費家から倹約家に変わるまで、本当に色々なやり方を試してみましたが、自分に合わない方法をいくら頑張ってもストレスの反動で散財するだけでした。
たとえば、私には10円安い商品を買うために遠いスーパーに行く、お風呂のお湯を洗濯に使用するといったやり方は、時間の体力の消費がすさまじく、まったく合いませんでした。
スーパーのはしごの途中でお腹が空いてしまい、お弁当や飲み物を買うことも…。
本末転倒ですよね。
私が「電気はこまめに消して」とか「トイレットペーパーをダブルからシングルに替えよう」というと、旦那は「それでいくら安くなるの?」と反対しました。
私は節約に協力的ではないとイライラしましたが、今はどちらもやっていません。
実行した結果、こうした細かい制約が家族の負担になり、家の中が重苦しくなったからです。
我慢を強いる節約を意志だけで貫こうとするのは無理、とやっと気づきました。
それよりも、なにに使っているかよくわからない出費を洗い出し、お金の使い道を整えるほうが、わが家にははるかに節約効果がありました。
元浪費家が身に付けた無駄遣いをやめる考え方

お金を使うのが悪いのではなく、必要のないものにお金を使うのが無駄遣い。
自分にとって必要なものを選べる価値観を養うため、私が実践した方法を紹介します。
買ったあとを想像する
浪費家だったときの私は、ほしいという気持ちだけで買って、実際には使わずに後悔することが多かったです。
特に、せっかく来たから、セールだから、クーポンがあるからといった場合の買い物では顕著でした。
買い物でほしい商品を手に入れるとき、脳内ではドーパミンが分泌され、高揚感が得られます。
なんとなくやストレスで買い物をしてしまうのは、高揚感が癖になっていたり、ドーパミンによって不安な心理状態から一時的に抜け出せるからです。
でも、こうした気分の良さは継続しません。
むしろ、襲ってくる「買ってしまった…」という後悔で何倍も苦しむことになります。
私自身、嫌というほど経験しました。
そこで、買い物をするときは、買ったあとに自分がどんなふうに使っているか、どんな気持ちになっているかを想像するようにしました。
具体的に使っている場面が思い浮かびやすいなら、実用的であるといえそうです。
さらに、次の2点も確認しています。
過去に似たようなものを買っていないか
過去に似たようなものを買っていたら、買ったあとにどのような扱いをしているかわかります。
買ったあとにほとんど使っていないなら、また買ってもきっと使わないでしょう。
長く使っていたなら、それは自分にとって好きなもの、大事なものです。
買っても後悔する可能性は低いです。
代わりになるものや方法はないか
買って後悔しない愛用品でも、同じものが2つ必要かは別の話です。
たとえば、裁縫が趣味の人が裁縫用と工作用を分けて使うのは必要に感じますが、たまにはみ出した糸をカットするくらいであれば裁縫用と工作用を分ける必要はないかもしれません。
即決しない

ほしいと思っても、とりあえず一週間くらいは買わずに待ってみます。
そんなふうに待って「やっぱりほしい」となってやっと手に入れても、使わなかった、いらなかったなとなることもありますが、身のほどを知るにはこの経験がとても大事だと感じています。
時間をかけて「あったほうがいい」「これは必要!」と思っても、自分の感覚は当てにならないものなのだとわかるので、いい意味で自分を信用せず、少しずつ買い物に慎重になっていきました。
もちろん、買うのを待っている間に売り切れになってしまって、次がないということもありましたが、そもそも「ほしい」と思うまではそれがなくても生活はできていたので、生きる上では問題になりません。
第三者の立場になってみる
自分を「これがほしい」という家族や友人に見立てて、商品のメリットばかりを見ていないか疑ってみるなど、客観的な立場で考えてみます。
たとえば、私が竹の蒸し器を買おうか悩んでいたとき、家族からは「本当に使うの?」といわれたんですよね。
確かに、今まで使っていなかったのに、買ったからと使うようになるのかわからないなと思い、とりあえずフライパンとお皿で簡易蒸し器を作って蒸し料理を始めてみたところ、肉まんもしゅうまいもレンチンより圧倒的においしいし、蒸し野菜のおいしさに仰天!
ということで、これは買っても絶対使うと確信して購入に至りました。
購入から1年以上経過しましたが、季節を問わず使える万能調理器具として大活躍しています。
このケースとは別に、客観視した結果、「使わないだろうな」と判断して購入をやめたものもあります。
お金を使う目的を明確にする
これまでは予算内に収まれば問題ないと、「今日は疲れたから回転寿司チェーンでサッと済まそう」「夜ご飯はデリバリーのピザでいいや」みたいなことが何度もありました。
遠出したら昼も夜も外食が当たり前だったので、家に帰って食べるという考えが頭になく、帰路の途中で目に入った適当なお店に入ってお腹を満たすことも。
でも、「サッと済まそう」「…でいいや」で選んだ食事に満足感はありません。
同様の理由で、「今日がんばったから」で買っていたちょっとしたスイーツやご褒美、スーパーで惣菜を買ってランチを楽することもありましたが、満足感よりもむしろ罪悪感が大きかったです。
ということで、どれもやめました。
疲れて食事の用意をしたくない日は簡単なメニュー(鍋や焼肉、冷凍保存していたカレーを解凍するなど)、ひとりランチは家にあるもので済ませるようにしました。
外食は食べたいものがあるときだけ、自分のご褒美は年予算5,000円で食器を買うとお金を使う目的を決めたら、ストレスがたまるどころかむしろ気持ちに余裕も生まれています。
外食は気分転換にもなるし、ご褒美は脳科学的にもメリットがあるとされているため、節約のためにどちらもやめるのではなく、だらだらと流れでお金を使わないことが大事です。
他人にお金を使うと満足度が高い
節約の話なのに、他人にお金を使うのがいいってどういうこと?と思うかもしれませんが、他人にお金を使うと自分にお金を使ったのと同様に、脳の報酬系が活性化されて幸福度が上がります。
しかも、他人にお金を使うと、相手の喜ぶ顔や声からも満足感が得られたり、つながりが深くなるなど、人間関係がよりよくなることで、さらに幸福度が上がるそうです。
これは、実際に経験として「正しい」と感じています。
わが家は今のやり方で節約をするようになってから、実家や義実家に対して贈り物やプレゼントが増えましたが、目的が明確だと日ごろの節約が苦ではありません。
もちろん無理な節約はしていないし、自分たちの生活もままならないのに実家や義実家にお金を使っているわけでもありません。
締めるところは締めて、使うところは使う。
納得したお金の使い方ができると、お金を使っても不思議と幸福度が上がります。





おわりに
AIによると、一世帯の無駄遣いの金額は一年間で平均104,292円とのこと。
生活に余裕があるわけではないのに、無駄遣いしてしまうと罪悪感が大きいですよね。
お金を使うのが悪いのではなく、必要のない浪費を繰り返してしまうのが貯金ができない原因です。
自分にとって必要のない浪費がわかれば、無駄遣いしなくなくなり、無理のない節約が可能になります。
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