先日、スーパーにあるATMで下ろした60,000円を取らずに置いてきてしまいました。
人生初のミスに気づいたのは、買い物を終えてレジで支払いをしていた30分後。
買い物の精算自体は電子マネーにお金が残っていたので大丈夫でしたが、財布を開いてそこで初めて、さっき下ろしたはずのお金がない!となったのです。
こんなミスするの自分くらいだろうなと思いつつ帰宅後に調べてみたら、割と同じミスをしている人が多かったので、少しでも役に立てばと思い私の経験をシェアします。
- ATMからお金やキャッシュカード、通帳を取り忘れた場合はどうなるのか知りたい
- ATMからお金の取り忘れを防ぐ方法が知りたい
今のATMはすごい!取り忘れたお金は機械に回収されます
人生で初めてのことだったので手は震えるし、防犯カメラに持っていった人が映っていたら、警察を呼んで事情聴取されるのかなとか一瞬で色々考えましたが、結果を先に話すと、取り忘れたお金は口座に戻っていました。
とにかく動揺していた私は、おそらく現実逃避?的な思考で、もしかしたら「下ろしてなかったのかも」と思い始め(利用明細票はしっかりと-60,000になってた)、というか「そうであってほしい」と祈りに似た思いでもう一回下ろしてみようと再度ATMを利用したら、本当に60,000円戻っていたのです。
つまり、冷静に落ち着いて対処したのではなく、単なるラッキーで事なきを得たという感じですね・・。
それでも、焦ってスーパーの店員さんに「銀行に連絡してください!いや警察に!っていうか防犯カメラ見せてください!」と慌てず騒がずに対処できたので、その点ではよかったと思います。
防犯カメラは、プライバシー保護の観点から管理者しか見られません。私のようにスーパーのATMでトラブルが発生した場合は、スーパーの店長になりますね。防犯カメラを確認したいときは警察に連絡して開示請求をしなければなりません。
ネット系銀行は取り忘れたお金は自動で口座に戻る可能性が高い
なお、私がこのとき利用したカードは楽天銀行なのですが、ATM自体はイオン銀行です。
イオン銀行のホームページを見ると、ATMの現金取り忘れは回収されたあと、そのまま口座に戻されると記載されてありました。
インターネットバンキングは、最新の情報をアプリで確認できるため、ATMで取り忘れたお金を口座に自動的に戻すという処理を行っているところが多いです。
私がATMのお金を取り忘れたと知り合いに話したとき、その人も過去にセブン銀行のATMにお金を取り忘れてしまい、私と同じように自動的に口座にお金が戻ってきたといっていました。
私はイオン銀行に口座を持っておらず、セブン銀行を利用した知り合いもセブン銀行のカードではなく提携銀行のカードを利用したといっていました。そのため、イオン銀行やセブン銀行のATMからお金を引き出した場合は、どの銀行であっても同様の処理が行われると考えられます。
ただし、これはイオン銀行やセブン銀行の処理であり、ほかの銀行も必ず同様の処理を行うとは限りません。
ネット系以外の銀行は口座に自動的に戻らないケースがある
通常の銀行の場合は、ATMが回収したお金は機械に残留しており、自動的に口座には戻らない可能性があります。
その場合は、銀行に確認する必要があります。
ATMのお金を取り忘れたときの対処法
銀行のホームページを色々検索してみましたが、よくある質問などにATMのお金を取り忘れたときの対処法を記載しているところはあまりありませんでした。
そのため、「忘れた!」と気づいて慌ててスマホやパソコンで該当する銀行のホームページを調べても、思うような答えがすぐに見つからないかもしれません。
それでは、ATMのお金の取り忘れたときは、どうするのがよいのでしょうか。
1.まずは口座の残高を確認する
私の例でお伝えしたように自動的に戻っている可能性もあるので、最初に口座の残高を確認してみましょう。
引き出すまえの金額になっていれば、自動的にお金が戻ったとわかります。
お金を下ろしたATMから離れている場合でも、残高照会はコンビニATMなどで確認できますし、ネットバンキングならスマホのアプリで確認ができます。
私の場合は「出金取り消し」と記載されていましたが、銀行によっては「ATM取り忘れ」などと記載されています。
2.残高が減っていたら銀行に問い合わせ
取り忘れたお金が自動的に口座に戻っていない場合は、お金が機械に残留している可能性があります。
銀行に問い合わせをするとATMを管轄している支店を案内されるので、そちらに直接電話をしてください。
窓口がある銀行のATMに取り忘れたのであれば、最初からその支店に電話すると話が早いです。
取り忘れたATM付近にいるのであれば、備え付けられているインターホンを利用してもよいでしょう。
また、取り忘れから時間が経過していると、本人が気づいていなくても銀行側が取り忘れを認識し、口座情報に登録してある電話番号へ連絡がくることもあります。
最初に登録した電話番号と現在の電話番号が変更されているなどの場合は、銀行からの連絡がつかず、対処が遅くなってしまいます。登録情報に変更があれば、手続きをしておきましょう。
銀行と連絡がとれると、取り忘れた金額やATMの場所など状況が尋ねられ、利用明細票とATMに残留しているお金の金額が一致すれば口座へと戻されます。
3.届出されていそうなところに確認
機械にお金が残留していない場合は、銀行から口座へ戻す作業は行えません。
このケースでは、次に利用しようとした人などがお金を然るべき場所に預けてくれている可能性があります。
- スーパーやショッピングモールならサービスカウンター
- 市役所などの公共施設なら受付
- コンビニならレジ
- 銀行なら窓口
- 駅の構内や近くなら改札
届け出されているお金が自分のものだと証明するには、ATMの利用明細票や本人確認できる書類が必要です。
4.警察に行く
警察にお金が届けられている可能性も0でありませんが、なければ盗られてしまったと考えるしかないでしょう。
被害届を提出することになります。
ATMからキャッシュカードや通帳を取り忘れた場合はどうなるの?
取り忘れたキャッシュカードや通帳は、お金と同様にATMの中に取り込まれ、後日、カード・通帳の名義人に連絡がきて、本人確認ができると返却される仕組みになっています。
先出のセブン銀行では、ATMに備え付けのインターホンで連絡をして本人確認ができれば、その場ですぐにキャッシュカードが返却(ATMから排出される)されます。
ATMにキャッシュカードや通帳の取り忘れを見つけた場合はどうすればいい?
基本的には、備え付けのインターホンに連絡をして指示を仰ぐのがよいでしょう。
「連絡箱」と呼ばれるポストのような箱に、拾ったキャッシュカードや通帳を投函(一度投函すると外からは取り出せない仕組み)するように指示されるのが一般的ですが、キャッシュカードの場合はATMの機能を一時停止させたあと、ATMに回収させる方法をとることもあります。
また、銀行にあるATMなら営業時間内であれば窓口に、スーパーやショッピングモール、コンビニならサービスカウンターやレジへ届け出るようにいわれることもあります。
特に指示されなくても(インターホンを使用せず)、施設を管理している管轄や責任者に届けるという人は多いですよね。
私も過去にショッピングモールで財布を拾ったときは、サービスカウンターに持っていきました。
これらの届け出先がすべてNG(営業時間外など)の場合は、最寄りの警察に届け出ることになります。
ATMによっては、キャッシュカード取り出し口から一度キャッシュカードを抜いてしまうと、取引が正常に終了したと判断され、その後にキャッシュカードの取り込みができないケースもあります。取り出し口に差し込まれたままの状態で見つけたら、キャッシュカードが自動で取り込まれるまで待ってみるのがよいでしょう。
ATMからお金の取り忘れを防ぐ方法
お金を引き出しに行っているのに、ATMからお金を取り忘れるなんて、そんな人いないでしょ?と思うかもしれません。
しかし、いつもとは違うATMを使って操作がよくわかっていなかったり、考えごとをしていたり、急いでいたり、子どもが急にグズりだしたり、偶然学生時代の同級生に再会して盛り上がったりしてしまったら、うっかりお金を取り忘れてしまうことがあるかもしれません。
私はいつも行くスーパーのATMで、特に考えごとをしていたわけでも、急いでいたわけでも、同級生に再会したわけでもないのにATMからお金を取り忘れてしまいましたが・・。
ATMのお金の取り忘れを防ぐには、次の3つの対策を講じてみましょう。
イヤホンは外す
取り忘れのお金やキャッシュカードは、機械に取り込まれるまえに警告音が鳴ったり、音声による注意のアナウンスが流れますが、イヤホンをしていると警告音が聞こえず、取り忘れが起こりやすくなります。
私はイヤホンをしてATMを操作することはないのですが、取り忘れたときはイヤホンをしていないにも関わらず、警告音の存在をまったく意識していませんでした。
後日、ATMを使用したときに財布にカードやら明細票を戻すのに時間がかかってしまい、警告音が鳴ったのですが、めちゃめちゃ大きかったです。
この音を聞き逃すなんてと、取り忘れた当日よりも、あとからじわじわと自分の不甲斐なさにショックを受けました。
イヤホンをしていなくてもこうなのですから、イヤホンをしていたら余計に警告音は聞こえません。
なるべく銀行にあるATMを利用する
銀行内のATMは、たとえ本人が警告音に気づかなくても、窓口などにいる行員が気づいて対処してもらえます。
銀行によっては警備員を配置しているところもありますよね。
キャッシュカードと現金が時間差で出てくるATMを利用する
イオン銀行のATMは、取引が終わると最初にキャッシュカードと利用明細票が出てきて、キャッシュカードを取ると次に現金の取り口が開きます。
私はこの時間差があってもお金を取り忘れてしまったのですが、キャッシュカードとお金が同時に出てくるATMよりは取り忘れが防げるのではないでしょうか。
まとめ
- ATMに取り込まれ、自動的に口座に戻される可能性がある(キャッシュカードや通帳も同様)
- まずは残高照会をしてお金が戻っていないか確認し、戻っていなければ連絡をして指示を仰ぐ
- 防止策としてできるだけ銀行にあるATMを選び、イヤホンを外して利用する
取り忘れが発生したときに、私は謎の思考で「下ろしていないかも→口座確認」という流れが偶発的に起こり、ネット銀行だったので自動的に口座に戻される仕組みによって結果として早期に安堵できました。
しかし、この流れはかなりラッキーといえ、ATMのお金の取り忘れて眠れぬ一夜を過ごしたり、警察に被害届を提出してもお金が戻ってこなかったりと、大変な思いをしている人もいます。
ATMのお金の取り忘れは、いつ、誰が起こしてしまうかもしれないミスです。
本記事を反面教師に、ATMの操作時はくれぐれも気を付けてください。
そして、万が一のときに本記事が役に立てば幸いです。
お金が無事に戻ってきたのは、日ごろから財布を大事に扱っていたからかもしれないな、なんてちょっとだけ思っています。
スピリチュアルや占いなどに興味がない私ですが、縁起を担いで財布を選んだら金運がよくなりました。
詳しい内容については、こちらの記事をぜひお読みください。
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