ビール券をもらっても、「ビールは飲まないのに」と困ってしまうことはありませんか。
実はビール券はビール以外の商品も購入することができます。
「ビール以外にも使えるといってもお酒でしょ?うちはお酒全般飲まないのよね」という場合もご安心。
家に眠ったままのビール券を発掘して、家計の足しにしましょう。
ビール券をビール以外に使えるかどうかはお店によって異なる
ビール券(※正式名称は「ビール共通券」ですが、本記事では一般的に呼ばれているビール券とします)は、基本的にはビールを購入できる金券ですが、ビール(券に表記されているメーカーが対象)にしか使えないお店ばかりではなく、独自の裁量で使える範囲を広げているところもあります。
ビール券をビール以外に使える場合は、次のような使い方ができます。
- 発泡酒・第三のビール・ノンアルコールビールに使える
- アルコール類全般に使える
- ビールが含まれていれば他の商品と併せて使える
- アルコール類が含まれていれば他の商品と併せて使える
- アルコール類が含まれていなくても他の商品に使える
以下は、私が実際に問い合わせをしたり、来店時に聞いてみた範囲での、ビール券の取り扱いとなります。
あくまでも私が調べた結果になるので、参考程度にご覧ください。
イオンのビール券の取り扱い
最近立ち寄ったイオン3店舗すべてがビール、発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールにしか使えませんでした。
ウイスキーや酎ハイなどもNGとのことです。
道内の複数のイオンでも尋ねてみましたが同じ答えだったので、イオンはビール以外は使えないと思ったほうがいいかもしれません。
なお、イオン系列のスーパー「マックスバリュー」では、ビールを1本でも購入すれば他の商品が併せて購入できる店舗がありました。
このときは知人宅へのお土産として、ビール(6本セット)とビールに合うおつまみ2種を買っていますが、食品や日用品を一緒に購入しても問題ないことを確認しています。
マックスバリューはビール券を使うとお釣りが出ない(※)ので、使える金額よりも多めに買い、差額をWAONなどで支払うのがお得です。
差額はWAON以外にも通常の買い物と同様に、現金やクレジットカード、電子マネーなどが使えますよ。
(※)ビールしか購入できない代わりに、お釣りが出る店舗もあるようです。
セイコーマートのビール券の取り扱い
セイコーマートでは、ビール券を使って店内の商品の購入ができます。
その際、ビールやアルコール類を含める必要はなく、ビール券を商品券のように使え、ビール券を使ってもお釣りが出ます。
セイコーマートは道内にかなりの店舗がありますが、今のところ「ビール券はビール以外には使えません」といわれたことも、ビール券を使って「お釣りは出ません」といわれたこともないので、同様に対応している店舗が多いようです。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどほとんどのコンビニではビール券は使えることになっていますが、コンビニでビール券を使う人が少ないからか、レジ操作がわからない店員さんが少なくないようです。私も某コンビニでは「うちでは使えません」といわれたり、操作に時間がかかって申し訳なく思い、使用を断念したことがあります。コンビニでビール券を使うときは、事前にビール券を使いたい旨を伝え、対応可能か確認しておくのがよいでしょう。
セイコーマートなら、100円台で買えるコスパ最強パスタもビール券で買えてしまいます!
ドン・キホーテのビール券の取り扱い
ドン・キホーテは、セイコーマートと同様にアルコール類を含まなくても、ビール券で店内のすべての商品が購入でき、お釣りも出ました。
こうした使い方ができることが、ドン・キホーテの公式サイトにも記載されています。
ただし、そもそもビール券が使えない店舗もあるので注意してください。
ツルハドラッグのビール券の取り扱い
ツルハドラッグでは、ビール券を商品券と同様に使えます(アルコール類を含まず、ビール以外の購入が可能)がお釣りは出ません。
私も実際に使ってみたことがありますが、やはりお釣りが出ないといわれたので、額面よりも多く買い物をし、差額を電子マネーで支払いました。
ツルハドラッグの公式サイトに記載されているので、詳しくはご確認ください。
トライアルのビール券の取り扱い
トライアルは、ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール、ノンアルコール)を1点以上購入すれば、他の商品を併せて支払いができます。
トライアルの公式サイトに明記されています。
ビール券を使うとお釣りは出ず、ポイント加算されない(差額分として現金で支払った分はポイントがつきます)ので注意しましょう。
ビール券の意外な使い方3選
ビール券を使えなくて困っているときは、次の3つの方法を試してみてください。
料理酒やみりんに使えないか確認する
料理酒やみりんは酒税法上のアルコール類に分類されていないのですが、お店によっては料理酒やみりんをアルコールとみなし、ビール券の使用可としているところもあります。
アルコール類を1点でも含めれば、他の商品と併せてビール券が使える場合なら、ほぼ商品券のような使い方ができますよね。
厳密に「ビールのみ」としているお店は難しいですが、アルコール類全般はOKとしているところは尋ねてみるのがよいでしょう。
金券ショップで換金する
どこにも使い道がないからと、そのままタンスの肥やしにしてしまうのはもったいないですよね。
そのようなときは、金券ショップでの換金がおすすめ。
換金率はショップによって異なるものの、85~95%と高めになっています。
近くの金券ショップや質屋に直接持ち込んでもよいですが、少しでも高く買い取ってほしいのが本音ではないでしょうか。
全国対応!最大20社の買取価格の比較なら【おいくら】なら、全国のリサイクルショップや質屋が提携しているので、一度で複数の業者から見積りがとれます。
ビール券が余っている場合は、一括査定でどのくらいになるのか確認してみましょう。
宿泊料金に使う
2023年3月まで、東横インは宿泊料金の支払いにビール券が使えたようです。
2024年9月現在、ビール券を宿泊料金として使用できるホテルは2軒ありました。
※ビール券を使用した支払い条件は各ホテルによって違うので、必ず確認してください。
そもそもビール券とは
ビール券は全国酒販協同組合連合会が発行している金券です。
買い物をしたいお店でビール券が使えるかどうかは、全国酒販協同組合連合会に加入しているかで決まります。
お店の入口や店内に「全酒販」と書かれた青いステッカーが貼ってあれば、ビール券の使用が可能です。
とはいえ、店内を探すのは大変なので、わからないときは店員さんに直接聞くのが手っ取り早いでしょう。
一般的には、ビールを販売しているスーパーやコンビニ、ドラッグストア、酒屋、デパート(百貨店)などで使えます。
ビール券で使える金額は?
ビール券には現在、「瓶ビール633ml 2本」と「缶ビール350ml 2缶」の2種類があります。
そのままビールを購入するのであればわかりやすいですが、ビール以外に使う場合は金額の目安がわかりにくいと感じますよね。
実は、ビール券は表面に金額が表示されています。
画像の赤い丸で囲んだ部分で、この券は1枚で820円分の支払いができることになります。
使うのはとても簡単
ギフト券などと同じように、レジで支払いの前に「ビール券を使いたい」と申し出てください。
後は店員さんの指示通りに支払えばOKです。
お店によってはセルフレジでもビール券の操作が可能なところがありますが、基本的には有人レジでの対応となります。
まとめ
- ビール(発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールを含む)を購入する
- ビール以外のアルコール類を購入する
- ビールを1点以上含めて他の商品を購入する
- アルコール類を1点以上含めて他の商品を購入する
- アルコール類を含めず食料品や日用品などを購入する
- 金券ショップで換金する
- 宿泊料金として支払う
お酒を飲む人以外、使い道がないと思われがちなビール券ですが、お店の裁量によって購入できる商品の幅はグッと広がります。
特にセイコーマートやドン・キホーテは、アルコール類を含まなくても店内の商品をビール券で購入できる上、お釣りまで出るので使い勝手がいいです。
ビール券の有効期限は思っている以上に長いので、「だいぶ前にもらったのがあるけど、もう使えないでしょう」と諦めず、まずは有効期限を確認してみてくださいね。
使い道がない場合は、一括査定で買い取り見積りを依頼してみましょう。
コメント