約束したときは本当に楽しみでしかなかったのに・・
いざ、その日が近づいてくると「行きたくない」と思ってしまう。
相手からキャンセルの連絡が来て、思わずホッとしたことも。
こんな経験を子どものときからしていましたが、どうやら内向型あるあるなのだそう。
長年、予定が近づくと憂鬱になるのを繰り返してきた私は、おのずと「どうしたら予定が近づいても憂鬱にならないようにできるか」を考えるようになりました。
今回はその方法をシェアします。
なぜ?予定が近くなると憂鬱になるの?

私の場合は、「当日、体調を崩さないようにしないと」というプレッシャーが憂鬱を引き起こす一番の原因です。
特にイベントやコンサート、旅行などに一対一で行く場合は、私が体調を崩すと相手は一人行動になってしまうので、「ドタキャンすることになったら本当に申し訳ない」と思いすぎてしまい、そのプレッシャーからドタキャンしたくなるという本末転倒な状態に・・。
家族でディズニーリゾートに行く予定を立てたときは、「もう二度と行くことがないかもしれないから」と、3泊すべてオフィシャルホテルに宿泊するという大盤振る舞いで、予約をしたときはテンションがかなり高かったのですが・・
やっぱり予定日が近づくにつれて、自分の体調不良で家族をガッカリさせたくなくて、「いっそのこと悪天候で飛行機が欠航にならないかな」と思ってしまいました。
これまで、かろうじてドタキャンは一度もしたことはないものの、約束の日までが遠ければ遠いほど、悶々とした時間を長く過ごすことになり、しんどさが積み重なっていきます。(もちろん、相手が嫌だとか苦手だから行きたくないということではありません)
思い起こせば、小学生のときは学芸会や運動会、修学旅行などのイベントは、近づくにつれて夜眠れなかったり、食欲が落ちたりしていました。
しまいには当日は知恵熱が出たり・・。
ステージの上でうつろな目で必死に踊る我が娘を見て、母は心底心配していたそうですが、終わるとケロッとして「お腹空いた!」とそれはびっくりするほどご飯を食べていたそうです。
万事がこんな感じだったので、「楽しみ~」といいながら相手も本心では面倒だと思ってるんだろうなと思っていたら、当日まで幸せのドキドキワクワクの中過ごしている人もいると後から知って驚きました。
修学旅行当日、同級生が「昨日ぜんぜん眠れなかったー」と言っていたのは、楽しみすぎでだったのか。
「私もー」と私も答えたけれど、眠れない理由は同じではなかったのね。
とにかく、先々に予定があると心身共にかなりの疲労となるので、「もう二度と安易に誰かと約束しない」と心に決めるのですが、相手から誘われると断り切れずにOKしてしまうのも内向型あるあるなのかもしれません。
予定が近づいても憂鬱にならないための対処法

当日に「今から遊ばない?」と誘われると、意外にもフットワーク軽く「OK」するのも内向型あるあるなのだとか。
私自身、この誘われ方はプレッシャーを感じることがなくてとても気が楽ですし、反対に実家に行くときや友人に会うときに、私から前日や当日に「行っても大丈夫?」と連絡することもあります。
自分に体調不安がない状態であれば、予定を立てたりこなすのにそこまで気負いはありません。
ただし・・
私の気質や性格をわかっている家族や同じ内向型の友人であるからこそ、当日誘いに問題がないわけであって、基本的に急に誘うのは、相手の都合を考えていないように受け取られるので、かなり限定的な間柄でしか使えません。
それに、大人数で集まる場合は数週間前から予定を合わせる必要もあり、当日誘いはあまり現実的な方法とはいえませんよね。
それでは、予定が近づくと憂鬱になりやすい内向型の人は、どのように人と約束するのがよいのでしょうか。
対処法①すぐに返事をしない
みんなが盛り上がっているその場の雰囲気を壊したくないし、実際自分も行きたい気持ちもあるので、誘われるとノリや勢いでつい約束してしまいがちですが・・
グッと堪えて、「予定を確認してから改めて返事するね」など一旦保留にします。
結論を出すまでの時間があれば、自分の体調や他の予定との兼ね合い(詰まっていると体調を崩しやすい)を見極めたり、何より本心から行きたいと思っているのか、しっかりと向き合うことができます。
熟考した結果、断りたい場合でも、LINEなど自分が伝えやすい方法で伝えることができます。
誘いを断るなんて・・と思うかもしれませんが、いつもドタキャンするよりは誠実なのではないかなと思います。
対処法②キャンセルする可能性があることを伝えておく
イベントやコンサートに2人で行くときは、誘われた段階で「当日、体調が悪くなって急に行けなくなる可能性があるから、もし不安なら私以外を誘っていいよ」と伝えると、必要以上にプレッシャーに感じることがなくなります。
こう伝えると「それなら・・」と別の人を誘う人もいれば、「友達が同じコンサートに行くから、万が一来れなくても他に一緒にいる人がいるから平気だよ。コンサートが始まっちゃえば一人でも気にならないし」というケースもありました。
私も「それなら一安心」と思えて、当日まであまりプレッシャーを感じずに過ごすことができ、結果的に無事に一緒に参戦することができました。
予定が近づくとドタキャンしたくなるのは、「絶対に私が行かなければならない」というストレスなので、このストレスを少なくするだけでも気の持ちようはかなり変わります。
50代の現在は、イベントやコンサートに行くこと自体なくなりましたが・・
たとえば、実家や義実家への帰省時に同様に伝えておくことで、私よりも孫に会えるのを楽しみにしている母たちからの見えないプレッシャーから多少は解放されます。
更年期で不安定というと女性同士理解してくれますし、「それなら自分たちから会いに行くね」と代替案を出してもらえることも増えました。
対処法③予定を入れて実行するトレーニングを積む
当日誘いのみに対応していると、子どもの学校の行事とか、親戚の結婚式とか集まりなど、出席が確実な予定へのハードルが高くなってしまいます。
そこで、先の予定をこなすトレーニングを行ってみるのがおすすめです。
このトレーニングは、最悪、ドタキャンしても誰にも迷惑をかけない予定を自ら入れ、当日にドタキャンせずに実行するものです。
小さな成功体験を積み重ねることができ、予定がない空白の期間を作らないことができます。
「いつもより遠くの図書館で本を借りてくる」「〇〇のお店の△△を買ってくる」など決めた予定をこなしていくことで、少しずつ自分に自信が持てますよ。
私の場合は習慣にしているウォーキングも、予定をこなすためのトレーニングの一環になっています。
メンタルを含めた体調管理に役立っています。


憂鬱になるのはしかたないと受け入れるのも大事
トレーニングといわれると、弱い自分から強い自分に変わらなければいけないような気持ちになるかもしれません。
しかし、予定の大小に関わらず「ああ面倒だな・・」とか「行きたくない」と憂鬱になるのは、トレーニングをしようとしまいと、自分が内向型である限り永遠に続くと思っています。

それならトレーニングをしても意味がないのでは?と思うかもしれません。
ハードルの低い予定であっても、内向型の私はその予定をこなせるように事前に準備をしたり体調を整えたりなど、できる限りのことをします。
そして、ここまで念入りに準備してもやっぱり自分は憂鬱になるのだな、という現実と向き合うこともしばしば。
予定に対して憂鬱になるのがデフォルト、それが自分なんだと気づきます。
一見ネガティブに聞こえますが・・
肩の力が抜けて、自分に大きな期待をしなくなり、勝手に背負っていた荷物が軽くなります。
対処法④日記やメモなどで客観視してみる
「行きたくない」とギリギリまで迷っていても、実際に行ってみたら楽しかったというのはよくあることではないでしょうか。
私自身、子どものときからこれを繰り返していますが、ありのままの感情を日記やメモなどに残しておくとそれが顕著にわかります。
たとえば・・
当日までは不安やモヤモヤを日記に綴っていたのに、当日や翌日には「ひさしぶりに〇〇ちゃんと会えて色々話せて楽しかった」とか「食事が思っていた以上においしくて、旅行に行けてよかった」とか書いてあるのは、本当によくあります。
行きたくないと思っていても、行けばそれなりに楽しいことが文字から伝わるので、当日まで「あ”あ”、いぎだぐないぃぃー」と思ってても結局楽しめるから大丈夫と思えるようになりました。
まとめ
- 返事を一旦保留にする
- 約束するときはキャンセルする可能性を伝える
- 小さい予定を入れてこなしてみる
- 憂鬱になる自分を受け入れる
- 日記やメモに残して「行ってみたら楽しかった」を客観視してみる
40代半ばをすぎたあたりから、内向型に限らず、外向型の人であっても更年期症状で「明日の体調すらわからない」状態になる人が多くなります。
予定が近づくと憂鬱になる自分に悩んでいる方が、この記事で「自分だけではないんだ」と思えたり、対処法で楽な気持ちになれれば幸いです。
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