函館方面から札幌方面に向かって走る国道37号線。
伊達市内に入ってまもなく、一風変わった建物が見えてきたらそれが牧歌です。
全国的には「白いプリン」が有名ですが、伊達産の新鮮な牛乳や野菜を使ったパスタやピザがおいしいお店で、地元の人にはもちろん、遠方からも足しげく通うファンがいるイタリアンレストラン。
牧歌に行ったら絶対に食べてほしい2品をご紹介します。
洋麺茶屋「牧歌(Bocca)」とは
石垣が立派な「だて歴史の杜カルチャーセンター」の敷地内にある、蔵のような建物が牧歌です。
農家の母屋をイメージして作られており、見た目のインパクトはなかなかです。
北海道道央地方、胆振支庁のなかでは西に位置する人口3万人ほどの市。仙台藩主伊達氏の分家である亘理伊達氏が入植してできた市のため、町の中心部には城や石垣を模した建物が多くあります。
洋麺茶屋牧歌(以下、牧歌)は、北海道伊達市にある株式会社牧歌が経営する直営のレストラン。
株式会社牧歌は同市内に牧場(牧家ミルキングパーラー)と工場を持っており、牧歌に乳製品を提供しています。
ちなみに洋麺とはパスタのことです。
牧歌は伊達市の道の駅「だて歴史の杜」内にあり、同一建物内にはびっくりドンキーがありますが、株式会社牧歌はびっくりドンキーとのフランチャイズ契約により、牧歌と同じ乳製品をこちらにも提供しています。
日本ではここだけしか飼育されていないアングラー種
牧家ミルキングパーラーでは2種類の牛が飼育されており、1種類は日本でも馴染みの深い白黒模様が特徴のホルスタイン種。
そしてもう1種類はドイツ原産で茶色一色のアングラー種。
牧歌ミルキングパーラーで飼育されている牛の7割がアングラー種です。
以前までは牧場見学をしていて私も参加したことがありますが、今は中止されているので中の見学はできません。
再開の予定はホームページで確認してください。
牧歌ミルキングパーラーは小高い丘に立っていて景色が良く、眼下に伊達市を眺められます。
お城のような素敵な建物があるので、近くまで行ってみるだけでもおすすめですよ。
「だて牛乳」を使った極上スイーツが人気
牧歌では、スイーツなどに近郊の酪農家と協力して生産している「だて牛乳」を使用。(自社工場でも生産しています)
伊達市の温暖な気候と、恵まれた自然環境で育った乳牛から生産される「だて牛乳」は、濃厚ながらさっぱりとした味わい。
フランチャイズ契約をしている、びっくりドンキー伊達店、東室蘭店、苫小牧光洋店、苫小牧東店でも牧歌と同じ乳製品が使われています。
牧歌ではそんな「だて牛乳」をふんだんに使ったスイーツが人気で、「マツコの知らない世界」でも紹介された白いプリンを始め、ソフトクリームや杏仁豆腐などにも使われています。
直接お店に行けない人は、インターネット通販でも買えます。
まん丸の形で水風船のようにパンパンに膨らんだ部分に、爪楊枝を刺すと綺麗に剥けます。
もっちりねっとりした食感と、濃厚でチーズのような味わいのプリンはそのまま食べてもおいしいですが、付属の絡めるソースを絡めるとより一層味が引き立ちます。
お店の入口の横には、ソフトクリームなどのスイーツを手軽にテイクアウトできる場所があります
伊達牧歌で食べてほしいおすすめの2品
店内は広く、座席数も多いですが、土日祝日はどの時間に行っても混雑しています。
並ばずに入るならお昼前がよいでしょう。
私は11時の入店で座れましたが、その後すぐに満席になりました。
テーブル席、座敷席、カウンターがあり、赤ちゃん連れの人は座敷席に赤ちゃんを寝かせて食事をしています。
小さな子ども用の椅子が用意されているので、子ども連れで来やすいお店です。
農家の小屋をイメージした店内には、アンティークっぽいテーブルやランプなどがあり、インテリアを見ているだけでも飽きません。(写真を撮りたかったのですが、すでにお客さんがいたので断念しました)
牧歌はパスタとピザが中心のイタリアンレストランなので、メニューにはマルゲリータやトマトとモッツァレラチーズのパスタ、ポロネーゼなどがありますが、私の一押しは次の2つです。
岩のりクリーム洋麺
パスタに岩のり!?しかもクリーム!?と思うかもしれません。
私も最初は思いました。
元々、牧歌は演劇で道内各地を公演で回っていた友人から教えてもらったお店。
その友人に連れてもらって初めて訪れたときに、「絶対に岩のりクリームおすすめだから食べてみて」といわれて食べてからずっとファンです。
テーブルに届いた時点で岩のり特有の磯の匂いが鼻を抜け、一口食べるとトウガラシが入っているのでピリッとした味がアクセントとなり、コクのあるクリームスープとよく合います。
それなりに長く生きていますが、ここのお店以外でなかなか出会わないパスタです。
パスタ自体もつるっとしていて小麦の風味があり、とてもおいしいですよ。
牧歌は基本、パスタは箸で食べますが、数年ぶりに訪れてみると、今はフォークも選べるようになっていました。
私は今回、小鉢2つが選べる牧歌セット(539円)をセット。
サラダと余ったクリームソースをフォカッチャを選んで、余ったソースを食べ切る作戦にしました。
岩のりクリーム洋麺の単品は1,100円なので、合計1,639円のお昼ご飯です。
数年ぶりに来たし、朝ご飯ちょっとした食べなかったから楽勝でしょ!と思いましたが、お腹いっぱいでギリギリでした。
パスタは大盛にできますが、普通でも結構量あります。
イカピザ
さすがにパスタと小鉢でお腹いっぱいになったので、こちらは持ち帰りにしましたが・・。
牧歌で絶対に食べてほしい2品目はイカピザ。
ピザにイカ!?しかもマヨネーズ!?と思うかもしれません。
私も最初は思いました。(デジャブ)
簡単にかみ切れるほどやわらかいイカと、やや塩気の強い生地、そこにマイルドなマヨネーズと酸味がアクセントのトマト、そして意外と合う青のりとすべてがベストマッチの味わいなんです。
牧歌はマルゲリータやねぎとん(伊達市の名物黄金豚とねぎがたっぷりのったピザ)もおいしいのですが、次はいつ来られるかわからなかったので、ここはやっぱりイカピザにしました。
値段は1,452円です。
本記事でご紹介した岩のりクリーン洋麺とイカピザはお持ち帰りできます。岩のりクリーム洋麺の持ち帰りはパスタはつかずソースのみになるので、食べるときはパスタを茹でる必要があるので注意してください。注文はお店のレジでできます。
お土産
牧歌のスイーツは白いプリンが有名ですが、飲むヨーグルトやラッシーもめちゃめちゃおいしいです。
北海道内のスーパーで買えるところもあるのですが、牧歌ではレジの向かいにお土産用で売っているので、買って帰るのもおすすめです。(すぐ近くの道の駅でも買えます)
通販でも買えます。
冬季限定の冬みかんラッシーは、濃厚ながらさっぱりした後味で我が家もスーパーで見かけたときには購入しています。
ちなみに、お土産コーナーの反対側(レジ横)には、雑貨や地元の作家さんのお皿なども販売されています。
牧歌は使っている器もオシャレなのが多く、一点ものなので、見ているだけでも楽しい。
10年以上前に訪れたとき、私もお皿を購入しました。
今も現役で使っています。
まとめ
- 岩のりの磯の香りとマイルドなクリーム、トウガラシのピリッとした味わいが癖になる岩のりクリーム洋麺
- やわらかく噛みやすいイカとマヨネーズが相性抜群!そこにトマトの酸味と青のりの香ばしさがプラスされて一人で一枚ぺろりしたくなるイカピザ
今回は食べませんでしたが、ソフトクリームは本当におすすめです。
店内に入らなくても買えますし、プレーンのソフトクリーム以外に11種類のトッピングができます。
当ブログでは、牧歌以外に伊達市のおいしい回転寿司やパン屋さんの情報も掲載しています。
伊達市での観光やドライブ時にぜひお役に立てください。
コメント