安く買って大きく育てる!南国の観葉植物フィカスウンベラータを極寒地北海道で初心者が育ててみた

観葉植物でいっぱいの室内

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ハートの形の葉っぱがかわいいフィカスウンベラータ。

おしゃれなカフェやショップ、オフィスビルなどでその姿を見かけますが、こういったお店で展示されている大きいサイズを購入しようとすると2~3万円と高価です。

それならば、小さいうちに安く買って、自分の手で大きく育ててみたらどうかな?と観葉植物初心者が無謀にも挑戦してみました。

寒さが厳しい北海道で、すくすくと元気に育った我が家のフィカスウンベラータを紹介します。

本記事はこんな人に読んでほしい
  • 小さいフィカスウンベラータを育てたらどのくらい大きくなるのか知りたい
  • 寒い北海道で南国生まれのフィカスウンベラータが育つのか気になる
もくじ

10年で約4倍に成長

私がフィカスウンベラータを購入したのは10年前の2014年。

当時の北海道のフラワーショップや園芸店では、売られているところを見たことがなかったので、最初からインターネット通販を利用するつもりでした。

色々と探した結果、最終的に購入したのは楽天市場のお店です。


このお店で購入したのは口コミが多く、しかも高評価だったからです。

届いたフィカスウンベラータは、5号鉢で高さは20cm(鉢上から)ほど。

当時の画像を残していないので、あくまでもイメージになりますがこんな感じでした。

フィカスウンベラータのイメージ画像

思っていたよりも小さく、PCデスクの上に置いてもあまり邪魔にならないほどでしたね。

植物は個体差があるため、サイズにバラつきがあるのはしかたありません。

むしろ、届いたときは大きくて喜んだけれど、根がダメになっててすぐに枯れて萎れてしまった、のほうがダメージが大きいので、元気な子であるかが重要だと思います。

私の元にやってきたフィカスウンベラータは、青々とした葉に力強く伸びる幹が愛らしく、何よりお店の方が大事に育てていたのがわかりました。

小さくても大切な命です。

この子を大事に育てよう、そんな決心がますます強くなり、毎日一生懸命お世話を始めました。

現在(2024年)は鉢上80cmになりました

引きで撮影したフィカスウンベラータ

鉢底から測ると110cm、寒さ対策用の架台の高さも含めると135cm。

鉢のサイズは10号(直径30センチ)です。

うっすらと映っている横のテレビよりも高く、横幅も最大で80cmあるのでそれなりに迫力が出てきました。

フィカスウンベラータの新芽

今年は暖かいからか、北海道でも4月に新芽が芽吹き始めました。

フィカスウンベラータの葉っぱ

葉が出始めると、あっという間に大きくなります。

芽吹いてまもない葉っぱは緑が濃く、やわらかいです。

寄りで撮影したフィカスウンベラータ

寒さの厳しい北海道でもフィカスウンベラータは越冬できる

購入した年の冬、我が家のウンベラータは寒くなるにつれ、どんどんと葉が黄色くなり、やがてすべて落葉しました。

幹だけになったウンベラータ・・。

「ああ、やっぱり寒いのがだめだったんだな。北海道では南国育ちのウンベラータは生きていけないんだ」と落胆し、鉢をそのままにして春を待つことにしました。

北海道の厳しい冬が過ぎ去り、ぽかぽか陽気を感じられるようになった春の始まりのある日のこと。

ふと見ると、ウンベラータに新芽が出ているではないですか!

もしかしたらと淡い期待を残し、しばらく待ってみたら、次々と新芽が芽吹き、元よりもさらにたくさんの葉をつけて大きくなったウンベラータになってくれました。

あのときの感動は、ずっと忘れられません。

以後、冬になると葉がなくなってしまいますが、春になれば緑を取り戻して、我が家に癒しを与えてくれる大切な存在に。

北海道でもフィカスウンベラータは、元気に育ってくれます!

フィカスウンベラータとは

熱帯アフリカが原産のクワ科の植物で、ゴムの木(フィカス属)と同じです。

ウンベラータはラテン語のumbella(日傘)が由来となっていて、その名のとおり傘のように開いた葉っぱが特徴。

ハート型の葉っぱがかわいいので、インテリアグリーンとしてとても人気があります。

暑さに強く、寒さに弱い

赤道近くが生まれの植物なので、暑さに耐性はありますが、寒さには弱いです。

生育に適した温度は20~30℃と高く、日光を好むので、本来は冬の寒さが厳しい北海道での生育は不向きな植物といえるでしょう。

室温が5℃を下回ると葉を落とし、根が休眠期に入ります。

我が家は転勤族で、フィカスウンベラータを購入したときに最初に住んでいた地域は、冬はマイナス20℃近くになる極寒の地でした。

そこで、冬季は鉢に鉢カバーをし、床の冷気に当たらないよう架台に置いて育てていました。

さらに日差しが入る日は窓際に移動して葉っぱを日光浴させ、日が落ちる前にストーブの近くに移動させて過ごさせました。

冬は水やりを減らし、葉水を与える

根が休眠期に入る冬期間は、水やりは3週間~1ヵ月に1度の割合にします。

我が家のウンベラータが1年目の冬にダメにならなったのも、枯れたと思って水を与えずにいたのが良かったようです。

また、冬でもマイナスにならない地域、なおかつオール電化の家に引っ越したときは、暖かいからか葉は全滅せずに幹に残っていました。

乾燥がひどかったので、冬でも葉水を与えるようにしていました。

葉水をすると床が濡れるのが気になる人は、ミスト状の霧が出るタイプがおすすめです。



1年で20cmも成長する

フィカスウンベラータはとても成長が早い植物です。

植物の知識に長けた人が育てると、購入時は50cm程度だったのに数年で3mまで成長させたという話もあるようです。

2m以上成長したフィカスウンベラータ(イメージ画像)
2m以上成長したフィカスウンベラータ(イメージ画像)

温かい地域にお住まいなら、お店で見るような2m近いサイズのウンベラータに育てるのは可能です。

我が家のウンベラータはそこまで成長は早くないですが、もうすぐ1mを超えそうなので、これからもじっくりと育てていきたいです。

寿命は15~50年

鉢植えよりも地植えのほうが寿命が長くなり、100年以上自生しているフィカスウンベラータもあるとか。

鉢植えでも10年以上の寿命なので、長く育てたい人にフィカスウンベラータはおすすめです。

まとめ

北海道でもフィカスウンベラータは育てられます
  • 植物の知識に乏しい私でも10年で4倍に成長させられた
  • マイナス20℃の地でも寒さに耐え、春になると新芽が出てくるフィカスウンベラータがかわいい

家にグリーンがあると、目に優しく、心が癒されます。

成長が早いフィカスウンベラータは、朝起きると新芽が出ていたりして、一緒に生きているんだなと実感させてくれます。

賃貸で動物が飼えないという人にもおすすめです。



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