習慣とは、「やる・やらない」の意思に関係なく、体が自然に動いて行動できることです。
歯を磨くのが習慣になっている私は、確かに磨く前に「やる・やらない」を考えたりしません。
一方で、歯を磨かない選択をする人は、面倒な気持ちが先立ち、そもそも歯磨きが習慣化されていないということ。
「やる・やらない」は自由に選択できますが、歯磨きをしないと虫歯になり、やがて歯周病などの原因になりますよね。
歯磨きのように、生活において習慣化できたほうが気分がよくなったり、健康になれそうなことは多くあります。
そこで今回は、私が始めてよかった習慣を紹介します。
おすすめ習慣①朝の小掃除
これまで夕方に行っていた掃除を朝へと変えたのですがこれが大正解!
朝から家が綺麗だと気持ちが上がるし、なにより疲れて動きたくなくなる夕方に「掃除しなきゃ」と思って焦ることがなくなりました。
ちなみに、掃除といっても大がかりなことはしていません。
私が毎朝行っている小掃除ルーティーンは以下のとおりです。
- フローリングワイパーをかけながら各部屋のフローリング部分、階段、キッチン、廊下などを回る
- ハンディワイパーでホコリを払いながらサッとリビングの絨毯の掃除機をかける
- 窓を開ける(換気)
- キッチンと洗面台の床を水拭き
- 洗面台を軽く拭いて終了
床の水拭きと洗面台の拭き掃除は、無印良品のマイクロファイバークロスを使っています。
マイクロファイバークロスは繊維が極細で断面がギザギザしているので、汚れのとれ具合がよく、力を入れてゴシゴシする必要がありません。
また、吸水性も高いのですぐに乾いてくれるのも嬉しいポイント。
100均などにもマイクロファイバークロスは売っているのですが、無印良品のは色がグレーなところが気に入っています。
\市販のフローリングモップにも取付できます/
①~⑤の小掃除ルーティーン以外に、ゴミ出しがある日は玄関の掃き掃除をプラスして、ついでにゴミ出しに行く流れにしています。
玄関の掃き掃除とゴミ出しを含めない朝の小掃除ルーティーンにかかる所要時間は、おおよそ15分くらい。
きっちりとやりこまないので、気力・体力が削がれることがなく楽なのに、掃除の効果は抜群なんです。
床掃除は朝にやるのが一番効率がいい
人が動く日中は空気も動いているので、床に落ちたホコリは空気中に舞い上がっています。
空気中に舞い上がったホコリは8時間ほど浮遊して床に落ちるそうなのですが、人が寝ている夜間は空気が動かないので床にホコリがたまりやすくなります。
そのタイミングでフローリングワイパーをかけると、ホコリがとれやすくなるというわけです。
これは確かにそうだなと思い当たる節があって、夕方に掃除をしていたときよりも朝に掃除をしている今のほうが、ホコリがたくさんとれるようになったからです。
一方で、夕方に掃除していたときは、掃除したのに棚の上とかのホコリが目立つと感じることがあったのですが、朝の掃除にしてからは部屋全体でホコリが目立たなくなりました。
脳・心・体がすっきりする
掃除の動きはどれも単純作業なので、いちいち考えて行動する必要がありません。
心がからっぽの状態でもできるから、「掃除は瞑想代わりになる」という人もいますよね。
しかも同じ動作を繰り返すため、脳内物質のセロトニンの増加を促し、ストレスの軽減につながるとか。
お寺の住職が朝に掃除をするのは修行のひとつといわれていますが、掃除に集中することで無心になったり、心を整える意味合いもあるとのこと。
私も朝掃除を始めてみてその気持ち良さ、心の落ち着きを実感しています。
在宅ワークをしていますが、片付いて空気が澄んだ部屋での作業は、片付いていない部屋よりも格段に捗ります。
もっと早くに気づけばよかったと後悔しているくらい、始めてよかった習慣です。
おすすめ習慣②白湯を飲む
白湯を飲むというと、美容やダイエットなどを目的にモデルやタレントが行っている習慣というイメージがありますが、私が白湯を飲み始めたのはそのような目的ではありません。
単に、これまで無意識に飲んでいた冷たい水や温かいコーヒーが、50代が迫ってきたあたりから「なんか違うな」と思うようになったからです。
特に朝は冷たい水は飲んだときは気分はシャッキリしますが、夏・冬関係なく体が冷えてしまう。
温かいコーヒーもカフェインが体を目覚めさせてくれるけど、飲んだ後は口の中がもったりするというか・・。
とにかくこれじゃない感があったので、色々試してみて白湯に落ち着いたというのが正直なところです。
朝に白湯を飲むと便秘が解消するという話がありますが、私は元々便秘ではないので特に効果は感じていません。
ですが、体が冷えなくなり、飲んだ後に口がさっぱりするので、
カロリー0だし、水を沸かすだけなのでお金もかからないしで、よく考えたらいいことだらけかもと、今は白湯のありがたみを感じています。
ちなみに、私と同じタイミングで旦那も白湯を飲むようになったのですが、血行がよくなったのか頭痛の頻度が下がり、肌の調子がよくなったそう。
おすすめの習慣③テレビはつけっぱなしにしない
朝起きてテレビをつけたら、寝るまでずっとつけっぱなしという人は多いのではないでしょうか。
我が家はテレビをつけるのは朝のみ。
一日のニュースや天気予報などを見るためですが、家族が出勤・通学で家を出たあとは、私ひとりの家では翌日の朝までほとんど見ません。
私がテレビを見なくなった理由は2つあります。
- 一度見始めるとついダラダラと長く見てしまうから
- 過剰な情報や演出に疲れてしまうから
今はスマホでリアルタイムの情報がとれる時代です。
私は在宅ワーク中にスマホのポップアップに気になる見出しが出たら、ネットニュースやテレビのニュースを見るようにしています。
そうした情報の選択をかれこれ10年くらい行っていますが、今のところテレビを見なくなって困ったことはありません。
逆にいえば、それくらいで十分ということですよね。
テレビを見なくなってから、物事を必要以上にネガティブに捉えることがなくなりました。
おすすめの習慣④断捨離
我が家は20年の間に引っ越し6回している転勤族ですが、「いつか使うかもしれないから」と断捨離にはかなり消極的な旦那と、そんな旦那の子どもである娘は、幼いときにもらったマックのおまけのおもちゃをずっと手放せない子に育ち、引っ越しのたびに大量のダンボールが必要になるほど物が多かったです。
特に、人からもらったものや娘が子どものときに使っていたものを捨てることに抵抗があるようで、我が家には今でも娘が赤ちゃんのときに寝ていた布団一式がしまってあります。
私もそれらに愛着がないわけではありませんが、今後気力や体力が落ちた年齢でこれまでと同じような引っ越しをしていては、絶対にしんどいと思っていました。
そこでまずは、2人にとって思い入れがそこまでなさそうなものをダンボールに詰めてクローゼットに隠し、1年後に中を見せ、改めて「まだ取っておく?それとももう捨ててもいい」か聞いてみました。
すると、2人とも存在すら忘れていたようで、意外とすんなり「捨ててもいい」となりました。
そこからは、比較的思い入れがあった20年分の年賀状や、子どもの幼稚園・小学校のときの作品など、とんとん拍子に断捨離が進み、直近の引っ越しは今までと比べ物にならないくらい楽に。
年齢を重ねると物に対する愛着だけではなく、「いる、いらない」の判断もつきにくくなるそう。
50代の今から断捨離の習慣を身に着けておくことは、これからの自分の生活も楽にしてくれると感じています。
おすすめの習慣⑤ウォーキング
ウォーキングは30代から始めており、かれこれ13年続けています。
習慣というよりも趣味なのですが、体調や天気が悪い日を除いて、「歩かないと気持ち悪い」領域に達しているため、もはや習慣化されていると認識しています。
ウォーキングを始めたきっかけは、ストレス解消や更年期症状の改善目的でした。
鬱々とした気持ちや不安を少しでも解消できたらと歩き始めましたが、50代の今、更年期症状は普通にあります。
でも、ウォーキングをしていなかったらもっと状態は悪かったのでは?と思っています。
朝どんよりしていても、ウォーキングをすると気分が晴れるので、私にとってはなくてはならない習慣です。
ウォーキングについては、【更年期におすすめ】ウォーキングは痩せない?散歩との違いやウォーキングの効果を実体験からご紹介しますに詳しく掲載しているので、ぜひ併せてお読みください。
まとめ
- 朝の小掃除
- 白湯を飲む
- テレビはつけっぱなしにしない
- 断捨離をする
- ウォーキング
「習慣ってどれくらい続ければできるようになるの?」と思いますよね。
ロンドン大学の研究によると、簡単な行動ほど習慣化は早く、複雑であれば長くなるとされ平均は66日(※)。
約2ヶ月継続できれば、習慣になる可能性が高くなるというわけです。
(※参考文献)How are habits formed
私が習慣になっている白湯を飲むは、簡単な行動に含まれるので18日程度あれば習慣化できるようです。
まずは始められそうなことからやってみて、10年後の自分を一緒に変えてみませんか?
コメント