苫小牧市拓勇西町に、2015年8月オープンした「ごっつ庵」。
こちらは、そば好きの北海道民にはよく知られている門別の超有名店「いずみ食堂」のお孫さんが、札幌で経営する「手打ちそばさくら」から暖簾分けされたお店。
いずみ食堂のそばが食べたいけれど、行くにはちょっと遠いんだよなって人には、ぜひ一度訪れてみてほしいです。
「ごっつ庵」のおすすめメニューや注文方法をご紹介します。
ごっつ庵は「手打ちそばさくら」の姉妹店
苫小牧の沼ノ端地区にある「明野南通」を札幌方向に進むと、左側に見えてきます。
室蘭方面から来る場合は、国道36号との分岐となるガソリンスタンドを左折せず、直進してください。
「明野南通」は片側2車線の大きな道路で、広い歩道沿いに大きな看板が目立ちやすく、車で走っていてもわかりやすいところにお店があります。
「手打ちそばさくら」とは?
平成17年に札幌清田区に1号店を開店した「手打ちそばさくら」は、現在は本店を平岡に移し、大通店や北7条店など道内店舗のほか、プレナ幕張店(千葉県幕張市)やショップ市川店(千葉県市川市)にも直営店があります。
「手打ちそばさくら」の店主は、北海道のそば好きでは知らない人がいないといわれるほど有名な、日高門別「いずみ食堂」創始者のお孫さん。
小学生のときからそばを打ち始め、中学生にはすでに一人前にそば打ちができたそうです。
「いずみ食堂」は極太で1本ずつ太さや長さが違うふぞろいな縮れそばと、そばの風味を邪魔しない日高昆布と3種類のかつお節をブレンドした優しい出汁が人気のお店。
私も学生時代から「いずみ食堂」には何度か訪れていますが、札幌から約100km、車で2時間かかる距離にあり気軽には行けません。
「手打ちそばさくら」に行けば、「いずみ食堂」の味を継承したそばが食べられるのですが、道内店舗は札幌市内に多いので札幌に行かないと食べられません。
それが、「ごっつ庵」なら札幌に行かずとも食べられます。
ごっつ庵の注文は券売機
「ごっつ庵」は入口から入って正面に券売機があり、その場で食券を店員さんに手渡してから席に着くシステムになっています。
初来店時でなにを注文するか迷っている場合は、ちょっと焦ってしまうかもしれません。
注文は券売機で行いますが、基本的に店員さんが近くについてくれるので迷ったり困ったりすると声をかけて教えてくれますよ。
期間限定など券売機にメニューがない場合は、店員さんに直接注文をします
PayPayとauPayが使えます
PayPayやauPay(QRコード決済)で支払いをする場合は、券売機ではなく、注文は直接店員さんに伝えて、その場で決済を行ってから席に着きます。
※現在は券売機にQRコード決済が付帯しており、注文したい商品を選んだあと、券売機に付いている決済用のボタンから支払いに利用するコードを選び、QRコードを読み取ると自動で支払いが確定します。
ごっつ庵の主なメニュー
席にはメニュー表があります。
追加で注文したい場合は、券売機で再度購入して店員さんに手渡してください。
混雑状況
平日、土日祝ともに食事時は混雑し、場合によっては券売機横の長椅子で席が空くまで待機する必要があります。
私は何度も「ごっつ庵」に行っていますが、食事時は避けるようにしています。
午前なら開店直後の11時、午後なら1時半過ぎ、夕食前の17時、閉店間際の19時半くらいなら、ほとんど並ばずに席に座れています。
とはいえ、混雑がピークの時間でも、20~30分待ちくらいで入れます。本家「いずみ食堂」のようにひっきりなしに行列ができていて、お店に入るまで1時間以上並ぶということはこれまでありません。
- カウンター12席
- 4人掛けテーブル3
- 2人掛けテーブル2
- 座敷(掘りごたつ8席)
ごっつ庵のおすすめは舞茸天ざるまたはごぼう天ざる
この日はセットではなく、そばを半分の量(半そば450円)にして舞茸天ぷら(350円)を追加しました。
「ごっつ庵」のそばはとても食べ応えがあるので、ざるそばやもりそばを1人前で頼むと食べ切れないかも、という人は半そばがおすすめです。
あと、天ぷらがサックサクで本当においしいので、絶対に食べてほしいです。
愛別産の舞茸はプリプリジューシー
「ごっつ庵」は道産食材を多く使っており、舞茸天ぷらに使われている舞茸は、北海道一のきのこの産地として有名な愛別産です。
愛別産の舞茸はとても肉厚で、香りが良く、歯切れが良いことで知られています。
「ごっつ庵」の一番人気はごぼう天ざるなのですが、私はいつも舞茸天を頼んでしまいます。
しっかり食べ応えがありますが、衣が軽いので、胃もたれしません。
ごぼう天もごぼうの良い香りと食感がする絶品ですが、私一人で食べるには量がちょっと多いです。
幻のそば粉「奈川」を使用
「奈川」は日本有数のそば処である長野県の奈川村が在来種で、北海道では黒松内町のみ、長野県でも生産がごくわずかしかされていない貴重なそば粉です。
「奈川」はもちもちとした食感と歯ごたえが特徴。
なお、「ごっつ庵」のそばは、「いずみ食堂」に比べてやや細い上、太さが揃っていて食べやすいです。
「いずみ食堂」のごつごつとした口当たりや歯ごたえが好きな人には物足りなさがあるかもしれませんが、私は「ごっつ庵」のほうがちょうど良くて好きです。
店員さんの接客がいい
いつ行っても、優しく丁寧な接客をしてもらえます。
そば湯は注文の品と一緒にテーブルに運んでくれます。
券売機で食券を買うので帰りは支払いがなく、食べたらそのままお店を出られるのですが、必ず出口付近で「ありがとうございます」といってお見送りされます。
宴会もできる
飲み放題が付いた宴会プラン(3,500円~)があり、北海道滝川産の鴨を使った鴨鍋が食べられます。
宴会は、店舗の横にある別館を貸し切りで使えます。
まとめ
- 日高門別の名店「いずみ食堂」の流れを汲む姉妹店
- 「いずみ食堂」のそばよりもやや食べやすい太めの田舎そばが特徴
「ごっつ庵」は以前は日新町にもありましたが、現在は拓勇西町店のみとなっています。
驚きのそばの太さは「いずみ食堂」の流れを感じますが、そばつゆの味は「ごっつ庵」独自のものです。
「いずみ食堂」や「手打ちそばさくら」に行ったことがあるという人は、ぜひ「ごっつ庵」のそばと食べ比べてみてください。
地図 | |
住所 | 苫小牧市拓勇西町4-1-2 |
電話番号 | 0144-77-6352 |
営業時間 | 11:00~20:00(不定休) |
支払い方法 | 現金(券売機)/クレジットカード/QRコード決済(PayPay、auPay) |
SNS | Instagram/Facebook |
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