地方在住の50代主婦に車は必要?2台から1台のみにして削減した経費を算出してみた

車のワッペンと¥の文字

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物価高なのに収入が増えない今、支出を抑えるために自分の車を手放そうと考えている50代主婦の方は多いのではないでしょうか。

しかし、地方に住んでいると車社会が当たり前で、自由に使える車がないと生活が成り立たないのでは?と不安になりますよね。

そこで今回は、北海道の地方在住で車を持たない生活を20年続けている私の経験談をシェアします。

車を維持し続けるとかかる費用はどのくらいなのか、気になっている方はぜひ参考にしてください。

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もくじ

地方在住で車を持たない暮らしは可能?

踏切を通過する電車


田舎でも公共交通機関があれば50代主婦が車を持たずに生活するのは可能です。

50代主婦の場合、車を使うのは会社やパート先への通勤、食料品や日用品の買い出しの2つが主なのではないでしょうか。

バスや電車で勤め先まで通えるのであれば、車がなくても仕事は続けられます。

買い出しも同様ですが、今は宅配やネットスーパーがあるので、必要なものは自宅まで届けてもらえます。

仕事をしていない専業主婦なら、ほとんどの場合で車がなくても何とかなるかもしれません。

これまで車なし生活で困ったことは?

私は出産・育児とほぼ同時期に自分の車を手放しました。

あれから20年が経ちましたが、振り返ってみて、車がなくて困ったことはほとんどありませんでした。

幼少期の急な発熱や体調不良時、幼稚園の行事の保護者参加、小学校時代の習い事の送迎、中学時代の塾のお迎えのときは車があったら楽かもと思いましたが、「なくて困った」ではなくあくまでも「あれば楽だったな」程度です。

そして、思い出す限り、これ以外に車がなくて困ったことはないです。

つまり、子どもが小さいときは車があるとそれなりに便利なものの、子どもが手を離れると必要性はそこまで高くないともいえます。

ちなみに、子どもの受診にはその都度タクシーを利用していたのですが、自分が運転に集中する必要がなく、ぐったりした子どもの様子を伺いながら病院まで行けたので、私にはかえって安心感がありました。

地方に根強い「車は一人に一台必要」という価値観

公共交通機関が利用できるエリアであれば、子どもの成長に伴って、自分の車を手放すかどうかを検討するタイミングが誰にでも訪れるはずですが、あまり深く考えずに車を所有し続けている主婦は少なくありません。

そして、パートの通勤やスーパーの買い出しに必要としていても、実際には徒歩圏内であることも多いです。

休日の外出は家族の車(旦那が通勤に使っている)で行くというし・・

「それって本当は必要ないのでは?」と思いますが、北海道は札幌都市部を除いて車社会で、札幌市内であっても中心部から離れると自宅の駐車場に2台、3台停まっているのをよく見かけます。

札幌圏外の地方ではさらにその傾向が顕著になり、バスや電車を利用するのは学生や高齢者がほとんど。

そのため、無意識に、自分の車がない人は「免許がなくて乗れない」か「車が高くて買えない」と見なされてしまうところがあります。

こうした価値観で育つと、必要性をあまり感じなくても車を持たない選択をするのは難しいのかもしれません

車にかかる維持費を算出

電卓で計算する人


私が所有していたのは普通乗用ですが、ここでは主婦に多く選ばれている軽自動車にかかる維持費を算出しています。

ガソリン代や走行距離などで費用は前後するので、あくまでも目安として参考にしてください。

なお、条件は以下のとおりです。

  • ガソリン単価140円/ℓ
  • 走行距離(一般道3,000㎞、高速道路120㎞)
  • 任意車両保険代50,000円
  • 自動車税10,800円
  • 車検代(2年に1回)65,010円(車検手数料・重量税・自賠責保険を含む)

項目年間の維持費
駐車場代0円
ガソリン代43,050円
任意車両保険50,000円
自動車税10,800円
車検代32,505円(1年分で計算)
合計136,355円


私は20年間、自分の車を所有していないので、上記を元に計算すると削減できた金額は2,727,100円になりました。

北海道では冬タイヤの購入が必須ですが、今回は考慮していません。

また、北海道は都市部を除いて駐車場代が別途かかるケースは少なく、賃貸アパートでも車1~2台は無料で停められることが多いので今回は0円としました。

このほかに車両購入費が新車なら200万円程度、中古でも50~100万円ほどかかることを考えたら、10年に1回乗り換えたとしても100~400万円ほど別途必要になり、その合計は400~700万円にもなります。

車を手放して必要なときにタクシーを利用したとしても、車を購入して維持するよりはるかに費用の負担がありません。

車を持たない生活のメリットは他にもある

車を持っていたときは目の前のコンビニにも車に乗っていましたが、車を持たない生活を始めてからは、どこかへ行くときはまず「歩いて行けるかどうか」を考えます。

目の前のコンビニはもちろん、片道20分の郵便局や銀行も真夏の時期以外なら歩くのはそれほど大変ではありませんでした。

歩ける範囲が広がれば必然的にできることも増えますし、なにより健康になります。

私は14年前からウォーキングも始めていますが、歩くことにあまり抵抗がなかったのは車がない生活を先に始めていたからかもしれません。

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もうひとつ、私が車を手放してよかったと思うのは、事故の加害者になる可能性がなくなったこともあります。

北海道の冬道は圧雪よりもアイスバーンが怖く、ヒヤッとした経験は一度ではありません。

過去に違反講習に出て事故の凄惨さを感じていたこともあり、加害者にならない人生を選べるのもメリットだと思います。

手放す決断ができないときは1ヵ月使わないで生活してみる

車の維持費がもったいないと思いながらも、車を処分する決断がなかなかできないときは、1ヵ月ほど使わずに生活してみることをおすすめします。

パート先やスーパーなどに公共交通機関を使うと、急な悪天候やダイヤの乱れなどですんなりといかないこともあると思いますが、そんなアクシデントが果たして頻繁に起こるのか、探ってみるのもいいかもしれません。

私は車好きが高じて自動車メーカーの営業をしていた過去があり、車が単なる交通手段ではなく、趣味の延長だったり、自宅とは違うプライベート空間として欠かせないものである感覚がわかります。

そういう場合は車を持っていることが人生を豊かにしているので、無理に処分する必要はないと思います。

まとめ

車に特別な愛着もなく、必要な場面もそれほど多くないのになかなか処分できないのは、地方に漂う「一人一台持ちが当然」という価値観のせいかもしれません。

地方は公共交通機関が貧弱といわれていますが、代わりにコミュニティバスが走っていたりと、都市部にはない交通手段があるところも。

ぜひ一度、自治体のホームページなどを調べてみてください。





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