話を聞いてほしいだけなのに、理路整然と得意顔で結論を突き付けてくるのがムカつく!
わざと傷つけようとしているの!?と疑ってしまいたくなる言い方に辟易したり、冷たい返しに夫婦でいる意味ってある?と感じたり・・。
夫婦の会話にストレスを感じている人は多いですよね。
以前の私もそうでしたが、今はちょっと違います。
同じように悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。
「旦那と話すとイライラする」を解決する方法
現在はそれなりに夫婦の会話はあるし、しかもお互いに話している時間を苦痛とは感じていないと自負していますが、そんな我が家も一時は本当にひどかったです。
話せば百発百中でイライラするので私からは一切話しかけず(私の心情をわかっていなかった旦那は、気にせず話しかけてくるからさらにイライラ)、一日の会話は3分以下とまさに家庭内別居状態でした。
結婚相手に旦那を選んだ人を見る目のない自分を後悔する日々でしたが、同じような悩みを近所のママ友も抱えていて、それなら誰と結婚しても同じだったのかと、諦めの境地に達することで自分を慰めたりもしていました。
でも・・、同じ家で暮らしながら気軽に会話を楽しめないって寂しすぎますよね。
解決の糸口をあれこれと模索する中で辿り着いたのは、次の2つの方法でした。
「聞いてくれるだけでいい」と伝えてみる
「今日こんなことがあってね、どこそこに行ったら、○○が・・」といった話を始めると、旦那は決まって目が線になり、「・・で?結論は?」といきなり話の腰を折ってくるのがしばしばありました。
困りごとを話すと、「それは〇〇すればできるから。はい終わり」とドヤ顔とか、ね。
私としては話を途中で遮られた上、「こんな簡単なこともわからないなんて」とバカにされたような気分になり、ムカついて「もういい!」となるわけです。
そこで、旦那と話をする前に「今から話すことは、ただ聞いてくれるだけでいいんだけど」と前置きをしてみました。
私の話にいつものように横やりが入れられない旦那は、もどかしさがしっかりと顔に出ていましたが、一通り話し終えてすっきりとした表情の私を見て、「話を聞いただけで何も解決していないのに、なぜか機嫌がよくなっている!」と驚いたそう。
旦那からすればこれまでの会話は「すぐに自分が結論を出して解決してあげれば、私も喜んでくれるだろう」と思っていたからこそ。
喜んでもらえると思ってしたのに、私は不貞腐れたり怒っていなくなるのですから、旦那は旦那で「なんだあの態度」と思っていたようです。
今は、聞いてあげるだけで機嫌よくいてくれるなら安上がり、くらいに思っているのかもしれませんね。
こうして少しずつですが、旦那との会話に感じていたストレスが減っていきました。
結論ありきで話すことを意識してみる
私は先日、PCのモニターを床に落として壊してしまいました。
やってしまったことがショックすぎて、帰ったら旦那にいつものように「聞いてくれるだけでいいから」といって話すつもりだったのですが、帰宅した旦那は元気がなく、食事もあまり喉に通らないほど疲弊していました。
さすがの私も、そんな旦那に憂さ晴らしのごとく、好き勝手話せるほど悪魔ではありません。
そこで、これはいい機会かもしれないと、私は旦那に話す前に自分なりにどうするべきか考えてみました。
- PCはWindows10で来年にサポートが切れるため、そもそも買い替えが必要だった
- 購入から5年以上経過している
- デスクトップからノートパソコンに変えたいと思っていた
- とはいえ来年までは使えたのに・・と後悔の気持ちが強い
- Webライターの仕事量が減り、今後も最盛期のように増えることはないのにPCを買い替えるのがもったいない
- 趣味(と実益を一応兼ねようとしている)のブログでの使用頻度が一番高くなりそうだから、趣味のために数十万円出すのはもったいない気がしている
- でも現状はPCがちゃんと使えない状態で、引き受けている仕事もあるのだからやっぱり買うべき
3日間ほど頭の中がぐるぐるとしていましたが、最終的には旦那に「PCを落として壊してしまったんだけど、Win10のサポートが来年で切れるし、今後も仕事や趣味のブログでも使うから買い替えたいんだよね。来週の日曜空いているなら電気店に連れて行ってもらえない?」と尋ねてみました。
旦那は「わかったよ」と快く返事をしてくれ、電気店でも率先と性能などを聞き(ここはザ・理系)、PCを買うことに少しも渋ったり、怒ったりしませんでした。
すんなり話が通ったのは、旦那にとって「どうしてPCが必要なのか根拠が明確で、私の買うという結論に対して特に異論がなかったから」なんだと思います。
私にとっては、こうした事実の認識と感情の整理は少し(いやだいぶ)疲れる作業なのですが、それは「聞くだけでいいから」と前置きされて大した興味も関心もない話をダラダラを聞かされている旦那も同じですよね。
そこはお互い様と割り切って、今後もなんでもかんでも旦那に聞いてもらうのではなく、「結論ありきで話してみる」こともやっていこうと思っています。
私との間で理路整然とした会話が成り立つと感じてからは、旦那からも話しかけられる機会が増えてきました。
夫婦で会話がかみ合わない理由は?
旦那と話していても思ったような反応が得られず、イライラしたときの解決方法を調べてみると、
- 距離を置く
- 相手に期待しない
- リラックスする
- 趣味に没頭する
- 自分の考え方を変える
- 友人などに愚痴を聞いてもらう
などが書かれていますが、
- 距離を置く→狭い家では気配は消せなく結局ムカつくので解決しない
- 相手に期待しない→相手に諦めてこの先生き続けるのはなかなか辛いと思う
- リラックスする→できるか!
- 趣味に没頭する→むしろ旦那が趣味をやり始めて怒りがマックスになるんですけど・・
- 自分の考え方を変える→簡単に変わるなら変えてる
- 友人などに愚痴を聞いてもらう→ぼっち主婦ですけど何か?
と、私にはどれもピンとこない解決方法ばかりでした。
どうしたものかと悩んでいたとき、最初に行き着いたのが男女によって脳の構造に違いがあるという話。
論理的思考の男性の脳と感覚的な女性の脳では、そもそも性差による違いがあるのだから理解し合うのは難しいという内容でした。
そのときは「なるほどな~」と思い、生まれつき男女で脳の構造が違うのだから、会話がかみ合わないのはしかたないんだとよい意味で諦めようと思いましたが、この「男性脳」と「女性脳」はどうやら科学的根拠はないようです。
それよりも、脳は遺伝的な要因にプラスして社会的要因によって左右されるというのが現時点では信憑性があり、たとえばサラリーマンとして会社や組織に長い間属することが多い男性は、物事を端的に報告する機会が日常であるため、論理的な思考を持ちやすいということ。
女性もどんどん社会進出をしている現代は、これまでの男性と同じ社会性を持つようになれば、論理的思考の女性が増える可能性があるということでしょう。
レポートトークとラポートトーク
アメリカの言語学者デポラ・タネンは、著書「You Just Don’t Understand」の中で、男性女性にはそれぞれ、典型的に見られる話し方があるとしています。
具体的には、男性は正確な情報や事実を論理的に話すレポートトークが多いのに対し、女性は感情を共感しあって信頼関係を築くラポートトークが多いといったもの。
これ、ものすごく「わかるー!」と思いませんか?
社会人時代、男性上司に回りくどい説明をすると、「結論を先に言え」と注意を受けた記憶が蘇ってきました。
旦那が特別冷たい人なのではなく、論理的会話を好む男性が多いということ。
また、子どもを叱るときに、旦那は事実と解決方法を淡々と話して終わりという感じですが、私はどうしてママが怒っているのか、その時あなたはどう思ったのかなど感情的な部分をすり合わせようとすることが多かったです。
私も自分が人よりも感情的になりやすいタイプなのではなく、気持ちを見せ合って信頼関係を築きやすいという下地があるのだとわかりました。
男性は闘争(狩猟)型で女性はコミュニケーション型
太古の時代、男性は家族を養うために狩りに出かけ、ときには獲物と「食うか食われるか」の熾烈な争いを繰り広げて、生きていくための食糧を確保していました。
一方の女性は子どもを生み育て、コミュニティーを守ることに命をかけていました。
こうしたDNAは今も私たちに組み込まれていて、男性には「結論を出してすぐに動く(戦う)」本能が備わり、女性は「周りとの関係を円滑にするためにより多くの会話を重ねる」といった違いが生じる可能性はあるわけです。
「どこ行くの?」「何してたの?」は嫌味ではない?
専業主婦時代、帰宅した旦那に「今日は一日何してたの?」と聞かれるのがとても苦痛でした。
育児や家事をしていましたが、なんだか「え?それだけ?」といわれているようで(実際にはいわれていない)肩身が狭い思いをしていたからです。
子どもが小学生くらいのときは、実家に帰省したタイミングで高校時代の友人たちと夜に食事に行く機会が何度がありましたが、「どこ行くの?」「何時に帰ってくるの?」と聞かれてげんなり。
主婦はたまに時間を忘れて遊んだらダメなの?と憤ったものです。
ある日、いてもたってもいられなくなり、「そう聞かれるのと、遊んだらダメといわれているみたいでしんどい」と伝えたらきょとんとしていました。
旦那からすれば単純に「今日は何をしていたのか」「どこに行くのか」「帰宅は何時になるのか」を聞きたかっただけだったようです。
質問に大した意味がないのに私はムスッとして口をきかなくなるのですから、「なんで怒ってるんだ?」と旦那も気分が悪くなり、お互いにいいことがありません。
なにより、相手は嫌味でいったわけではないことに、傷ついたり落ち込んでしまうのはもったいないですよね。
まとめ
旦那と話すとイライラするのを解決する方法は、異なる性で生まれたDNAの仕業、社会的要因などが絡んで形成された意識の違いを理解することです。
きつい言い回しになるのは旦那の性格が悪いわけではなく、「違い」があるからだと理解できれば、結婚相手に旦那を選んだ私は人を見る目がないわけではないと思えます。(旦那も然り)
そして、私が「え?何言ってんの?」と旦那に感じていたように、旦那も私に不満や苛立ちを覚えていたことも痛感した次第です。
もちろん、これですべてが解決するわけではないですが、我が家の場合は一日の会話が3分以下とまさに家庭内別居状態からは抜け出すことができました。
諦めとは違う、理解が生まれたように感じます。
かつての私のように悶々と悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
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