【おすすめ本紹介】内向型は内気で静かな人?ネガティブイメージを払拭する捉え方で人生が変わる!

本棚と灯り

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私は30代後半になってやっと、自分の本来の気質は内向型であると自認できたのですが、そのときからずっと違和感として抱えていたのが内向型のイメージです。

内気、コミュ障、人が嫌い・・など。

MBTIがINFJ-Tな私は、内向型の中でも特に内向型と称されるタイプに属していますが、自分を内気とか静かな人とは思ったことがありません。

そんなとき、井上ゆかりさん著書の世界一やさしい内向型教科書を読み、違和感の正体に気づけました。

私と同じように内向型である自分を認識はしているものの、世間一般的にいわれている内向型のイメージに思い悩んでいる人は、本記事をぜひこのまま読み進めてみてください。


もくじ

内向型とは内気で静かな人のことではない

充電するスマホ

内向型の人の中には内気の人もいますが、内向型の人すべてが内気とは限りません。

そもそも外向型と内向型の違いは大きく分けて次の3点です。


外向型内向型
たくさんの人と関わることでエネルギーを得られる
より多くの刺激を求める
会話がスムーズでリアクションが速い
ひとりで過ごすことでエネルギーを得られる
少しの刺激で満足する
じっくり考えてから話すので会話のテンポが遅くなりがち


内気であることが、外向型か内向型かの振り分けのポイントにはなっていないとわかりますよね。

それではなぜ、内向型は内気で静かな人のイメージを持たれるのでしょうか。

人と接したり刺激を求めることでエネルギーを得る外向型は、必然的に積極性や社交性が身に着きやすく、行動力も高くなります。

一方、ひとりになって刺激を避けることで自分を癒す内向型は、端からは積極性に欠け非社交的、行動力がないと見られることがあり、それが内気やコミュ障といったイメージに結びついているのでしょう。

なお、世界の75%は外向型の人といわれている現状では、外向型が良しとする基準に合わせようと無理をしている内向型の人は多いのではないかと思います。

しかし、気質は自分の意志や努力で変えられないものではなく、元々遺伝子レベルや脳の構造で決まっているという研究結果もあります。

外向型に変わろうとするよりも、内向型の自分を認識し、その特性を活かす方向に舵を切るほうが、自己否定に悩まされることなく自分らしく生きられます。

詳しくは▷内向型から外向型に変えたい人必見!自分らしく生きるために必要なことをお読みください。

内向型の人は「静かな時間を求める人」

井上ゆかりさん著書の世界一やさしい内向型教科書を読んで、私は「まさにこれだ!」と思った言葉と出会いました。

その言葉とは、

内向的な人とは「静かな人」ではなく、「静かな時間を求める人」


です。

静かな人の特徴を調べてみると、口数が少ない、穏やかで感情の起伏がほとんどないなどと出てきますが、私自身はまったくの正反対。

平日の日中は家でひとりきりなので人と話す機会はないものの、実家や義実家へ行けばペラペラと話しますし、ひさしぶりに会う友人とは話が尽きません。

それに、感情の起伏はむしろ大きすぎるため、主人公が亡くなるドラマ、子どもや動物の悲しい事件などは故意に避けてしまうほどなので、そんな自分が静かな人と表現されることにずっと違和感を抱いていました。

そんなとき、井上ゆかりさんのいう「静かな時間を求める人」に出会い、私にはとてもしっくりときたのです。

外向型の人でもときにはひとり静かな時間を過ごしたいと思う日はあると思いますが、人が多い場所(満員電車や休日のショッピングモールなど)や初めて行く場所(旅行や観光地など)、びっしりと埋まった予定など、日常にストレスや刺激になり得る状況がありすぎる内向型の人は、その頻度が外向型の人に比べて格段に多いです。

ひとりの時間が「好き」というよりも、空っぽになったエネルギーの充電には、ひとりで過ごす静かな時間が必要不可欠なのです。


内向型の特徴を強みに変えて活かす方法

PC作業する女性

内向型の人が自分らしく生きるには、自分が内向型だと気づくだけでは足りません。

ここまでお伝えしたとおり、世間一般的に内向型は外向型と比べてネガティブイメージを持つ特徴が多いですが、そのまま鵜呑みにしてしまうと自分自身が言葉に支配されてしまうからです。

井上ゆかりさんの世界一やさしい内向型教科書では、内向型の特徴を弱みに捉えるのではなく、強みに変えて活かすことが大事と書かれています。

たとえば、内気な性格は言い換えれば行動が慎重だったり、他人への配慮が行き届いていたり、リスク管理が高いなどいい面がたくさんあります。

また、特徴をポジティブに捉えることは、ネガティブイメージに支配されて「内気な自分にはできなくてもしかたない」「消極的なのは内向型だからだ」など、内向型であることを言い訳にしたり、先回りで自分を否定することで他人からの助言や指摘から逃げてしまうことを回避できます。

以下は私の経験談としてお伝えするものですが、井上ゆかりさんの世界一やさしい内向型教科書を読んでから、改めて弱みを強みに捉えるという視点を持って考えてみました。

瞬発的に言葉で伝えられない→熟考して文章で伝えられる

インプットからアウトプットまで時間がかかる私は、友人などから相談を受けても、その場で気の利いたことがなかなかいえず聞き役に徹するばかり。

家に帰った後に「もっとこういってあげたらよかった」と悔やむことが多かったのですが、すぐに言葉にできないのなら文章で伝えてみようとメールやLINEを送ったところ、「自分がなにに悩んでいるのか明確になった」「親身になってくれているのが伝わって感動した」など、相手から喜んでもらえることが増えました。

また、私はWebライターの仕事をしていますが、クライアントからの依頼や質問に対して、最初は依頼や質問に対する答えをすぐに返さなければと焦ることが多かったのですが、今は依頼内容に目を通した旨はすぐに伝えるものの、必ず時間をもらってじっくりと考えさせてもらっています。

この方法を行っていて、これまでレスポンスが遅いと怒られたことはなく、反対に「適当に返事をされて、後からやっぱりできませんといわれるより信頼できます」といわれることが多いので、内向型の特徴が仕事に悪く影響してしまうという心配はありません。

会社員として仕事をしていたときに、この考え方に出会えていたら・・と思うことがあるので、現在、外で仕事をしている方はその場ではすぐに返事ができないのであれば、「しっかりと調べた上で、お返事させていただいてよろしいでしょうか」と伝えてみるのがよいでしょう。

人に興味や関心がない→悪口や批判をしない

「人に興味なさそうだよね」と子どものときからよくいわれていたのですが、私自身は興味がないことはなく、むしろよく観察していたほうだと思います。(というか小さいことに気づきやすい)

なので、興味がなさそうといわれるのが不思議だったのですが、振り返ってみるとこれは女子特有の感覚で、「誰かの悪口をいい合ったり、好きな人を教え合うことで絆を深める」みたいなことだったのかなと今は思います。

クラスで嫌われている子のことをじっくりと観察していると、意外と性格のいい部分や、クラスメートにちょっとした意地悪をしてしまう理由なんかが透けて見えてきたりするので、友達同士で集まって悪口や文句をいうのが憚られてしまったり、好きな人を教えると数秒後にはクラス中にバレるのが女子の常では、相手に迷惑がかかると思って一切口を開きませんでした。

そんな私は「いい子ぶっている」と、のけ者にされたこともあります。

人に興味か関心がないといわれるとなんだか心がない人といわれているようで辛く感じたこともありましたが、今は表面的な部分だけを見て判断したり、安易に批判したりしないのは自分の良い部分だと思っています。

大人数の雑談や世間話が苦手→少人数で深い話をするのは得意

とある推し活でコンサート前に集結したファンの方々とランチをともにしたのですが、推しの顔の良さで何時間もめちゃくちゃ盛り上がっている中に私はまったく馴染めませんでした。(※顔推し批判ではありません)

私は推しの生き方や価値観などを掘り下げていくのが好きなので、その場で会話が嚙み合わなかったのはしかたないのですが、そうした私の推し方に「気難しいことばかり考えながら推しててなにが楽しいの?」といわれたときはちょっとショックでしたね。

しかしその後、ブログで自分の思いを綴っていたら共感してくれた人とつながり、今はその人と1対1で(LINEですが)思い描いていた推しの深い話ができています。

「あなたと話していると推しのことがもっと好きになれる」といわれたのが嬉しかったですね。

マルチタスクが不得意なのが弱み→ひとつの作業を丁寧にできるのが強み

マルチタスクとは、たとえば電話を受けながらメールなどの処理をするといった、2つ以上の作業を同時に行うことです。

私は某通信会社で派遣の事務職をしていたことがあるのですが、忙しい時間帯になると、電話応対中に3つもあるモニターから必要な情報を抜き出し、同時に社員の方へ指示を仰がなくてはいけない状況に陥ることがあり、これがとても苦痛でした。

とにかく激務の職場だったので、当時は使えない自分が給料もらうなんて申し訳ないと落ち込みまくり、電話が鳴るのが恐怖に感じたことも・・。

その後、マルチタスクは某大手企業で秘書をしていたという別の派遣の方に振り分けされ、私は営業や受付などに業務を橋渡しするセクションを主に担うことになったのですが、結果的にはこの業務内容が自分にとても合っていました。

落ち着いて繰り返し確認作業ができたり、イレギュラーなことが起こったときは細かくメモをして次に同じことが起こったときに冷静に対処できるなど経験値が積み上がり、相手からも「よくこんなところに気づけたね」とか「助かったよ」という言葉をいただくことが多かったです。

まとめ

内向型の自分をなかなか認められない、内向型の特徴をネガティブに捉えてしまって落ち込んでしまうという人は、ぜひ井上ゆかりさん著書の世界一やさしい内向型教科書を読んでみてください。

自分の本質がわかり、弱みを強みに捉えられるようになると心が軽くなり、生き方が変わるはずです。





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