日々の暮らしで吉日を意識しない人でも、なぜか財布の新調は吉日に合わせてしまう人は意外と多いのではないでしょうか。
一方で、縁起を担いだところで運気が上がるはずはないと思っている人もいるでしょう。
私は財布は「一粒万倍日」に購入しますが、開運の財布を手にしただけではお金持ちになれるとは思っていません。
それならどうして縁起を担ぐのか、気になりますよね。
本記事ではその理由と併せて、2024年の最強開運日をご紹介します。
2024年の最強開運日は4日ある
最強開運日とは「一粒万倍日」と「天赦日」が重なる日のことを言います。
2024年は以下の4日になります。
- 1月1日(月祝)
- 3月15日(金)
- 7月29日(月)
- 12月26日(木)
「一粒万倍日」と「天赦日」が重なる日自体が少ないのに、元日も重なってしまう1月1日は最強中の最強といえるのではないでしょうか。
また、3月15日は「一粒万倍日」と「天赦日」に吉日の「寅の日」が、7月29日は「一粒万倍日」と「天赦日」に「大安」が重なる大開運日。
最高の金運を手に入れたい人は、財布の新調は2024年1月1日、3月15日、7月29日が特におすすめです。
一粒万倍日とは
日本では古くから、暦にその日の吉凶を表す「暦注」が書かれていました。
「暦注」には「六曜」や「干支」「九星」「二十四節気」「暦注下段」「雑節」などがありますが、それらのどのカテゴリーにも属さないものを「選日」といいます。
一粒万倍日はその「選日」に含まれています。
一粒の籾が万倍に実り稲穂になるという意味があり、なにか新しいことを始めるのに良い日とされます。
とくに金運が上がるため、財布の新調や開業・開店などお金に関することが吉です。
よく知られているのは「六曜」です。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つがあり、最も縁起の良い日である「大安」は結婚式や七五三などのお祝い日に選ぶ人が多いですよね。また、「立春」や「夏至」「秋分」「大寒」など季節を表す名称である「二十四節気」も暦注のひとつに数えられます。
最近は見なくなりましたが、日めくりカレンダーの日付の下に書かれているのが暦注です。
実は、一粒万倍日は月に4~6日あるので、逃してしまってもすぐに次がやって来ます。
2024年の一粒万倍日を表にまとめました。
1月 | ・1日(月祝)・13日(土)・16日(火)・25日(木)・28日(日) |
2月 | ・7日(水)・12日(月祝)・19日(月)・24日(土) |
3月 | ・2日(土)・10日(日)・15日(金)・22日(金)・27日(水) |
4月 | ・3日(水)・6日(土)・9日(火)・18日(木)・21日(日)・30日(火) |
5月 | ・3日(金祝)・15日(水)・16日(木)・27日(月)・28日(火) |
6月 | ・10日(月)・11日(火)・22日(土)・23日(日) |
7月 | ・4日(木)・5日(金)・8日(月)・17日(水)・20(土)・29日(月) |
8月 | ・1日(木)・11日(日祝)・16日(金)・23日(金)・28日(水) |
9月 | ・4日(水)・12日(木)・17日(火)・24日(火)・29日(日) |
10月 | ・6日(日)・9日(水)・12日(土)・21日(月)・24日(木) |
11月 | ・2日(土)・5日(火)・17日(日)・18日(月)・29日(金)・30日(土) |
12月 | ・13日(金)・14日(土)・25日(水)・26日(木) |
ただし、ああああは一粒万倍日と同じ選日のひとつである「不成就日」と重なっています。
「不成就日」はなにをしても上手くいかない、成就しない日。
一粒万倍日と重なると、よりマイナスの力が働きやすいといわれているので、縁起を担ぐなら避けたほうがよいでしょう。
天赦日とは
天が万物の罪を赦す日とされ、これまで上手く始められなかったことでもスムーズに始められる日です。
暦の上で最上吉日となります。
天赦日は暦注の「暦注下段」に属し、七箇の善日(天赦日、神吉日、大明日、鬼宿日、天恩日、母倉日、月徳日)のひとつでもあります。
天赦日は年に5~6日しかないので、それ自体が貴重な日のため、天赦日に予定を合わせるのはなかなか至難の業。
しかし、2024年は例年よりも1日多く7日あります。
- 1月1日(月祝)
- 3月15日(金)
- 5月30日(木)
- 7月29日(月)
- 8月12日(月)
- 10月11日(金)
- 12月26日(木)
一粒万倍日、天赦日以外の吉日はある?
吉日はほかにもありますが、財布の新調に向いているのは寅の日です。
寅(虎)は「千里往(い)って千里還(かえ)る」とのことわざから、出て行ってもすぐに戻ってくるため、お金を使ってもすぐに入るという意味があります。
また、虎の模様が金色(黄色)であることや、七福神の一神である毘沙門天(金運・開運の神)の遣いであったことなどからも、金運アップは寅の日がおすすめといわれています。
ただし、寅の日はその意味合いから結婚には向きません。
入籍や結婚式は寅の日は避けたほうがよいでしょう。
2024年の寅の日は次のとおりです。
1月 | ・3日(水)・15日(月)・27日(土) |
2月 | ・8日(木)・20日(火) |
3月 | ・3日(日)・15日(金)・27日(水) |
4月 | ・8日(月)・20日(土) |
5月 | ・2日(木)・14日(火)・26日(日) |
6月 | ・7日(金)・19日(水) |
7月 | ・1日(月)・13日(土)・25日(木) |
8月 | ・6日(火)・18日(日)・30日(金) |
9月 | ・11日(水)・23日(月祝) |
10月 | ・5日(土)・17日(木)・29日(火) |
11月 | ・10日(日)・22日(金) |
12月 | ・4日(水)・16日(月)・28日(土) |
もうひとつ、金運がよい日が「巳の日」です。
巳は蛇のことで、蛇は財運の神様の遣いとされるため、金運アップに良い日になります。
なお、「巳の日」のなかでも60日に1度しか巡ってこない「己巳の日」が特におすすめ。
2024年の「巳の日」「己巳の日」は次のとおりです。
1月 | ・6日(土)己巳の日・18日(木)・30日(火) |
2月 | ・11日(日)・23日(金祝) |
3月 | ・6日(水)己巳の日・18日(月)・30日(土) |
4月 | ・11日(木)・23日(火) |
5月 | ・5日(日祝)己巳の日・17日(金)・29日(水) |
6月 | ・10日(月)・22日(土) |
7月 | ・4日(木)己巳の日・16日(火)・28日(日) |
8月 | ・9日(金)・21日(水) |
9月 | ・2日(月)己巳の日・14日(土)・26日(木) |
10月 | ・8日(火)・20日(日) |
11月 | ・1日(金)己巳の日・13日(水)・25日(月) |
12月 | ・7日(土)・19日(木)・31日(火)己巳の日 |
寅の日や巳の日は干支のため、12日に1度巡ってきます。そのため、月に2~3日が該当します。
縁起を担いで金運は上がる?実体験をご紹介します
財布を新調するとき、吉日以外にこんな話を聞いたことはないでしょうか。
「金色や黄色はお金を引き寄せる力がある」とか、「折りたたみよりも長財布のほうが居心地がいいから、お札が減りにくくなる」とか。
これって本当なの?って思いますよね。
そもそも、「一粒万倍日」とか「天赦日」だって意味がよくわからないものだったりします。
私自身は正直なところをいうと、持っているだけで金運がアップするような財布はないと思っています。
あれば世の中の全員がお金持ちになっているはずです。
だからといって、財布は適当でいいとも思いませんし、むしろこだわるべきだと思っています。
それってなんか矛盾してない?って思いますよね。
ここからは、どうして私が縁起を担いで財布を購入するのか、その理由をお話します。
浪費家の自分を変えたいと思ったのがきっかけ
財布がただの財布でしかなかったときは、どこでも持ち運んで置いていたので外側は汚していましたし、いつもレシートがたくさん入っていてパンパンで、大切には使っていませんでした。
それまで、財布へのこだわりといえば表面的なものにすぎなく、とりあえずブランド物を持っていたらかっこいいという認識しかありませんでした。
内側が金運アップに良いゴールドの仕様となっていた財布を使っていたこともありますが、なにも意識していなかったので扱いは安いナイロン製とさして変わりません。
安い財布は合皮やナイロンで作られています。
それ自体が悪いわけではなく、破れや汚れを気にせずに使いやすいメリットもあるでしょう。
ですが、「どうせすぐ壊れるし」と思って大事に使う人は少ないはずです。
当時の私はかなりの浪費家で、営業職をしていたこともあり給料は一般的な女性と比べて多くもらっていました。
ところが、あればあるだけ使ってしまうので、いつも財布には数千円しか入っていません。
何万円もするブランドの財布を使っているのに、使えるお金はほんの少し。
これっておかしいよなと思ったのが、財布をちゃんと選ぼうと思った最初のきっかけでした。
財布の扱いが変わるとお金の扱いも変わった
ゲン担ぎは、それだけをしていても金運を上げるのは難しいと思います。
私はもともと、占いや風水の類はあまり信じるほうではないので、「神様の力が働いて・・」のような気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
でも、「浪費癖をなくしたい」といった願いを込めてゲン担ぎをした財布を購入すると、以降の行動も「浪費癖をなくすために何をすべきか」といった意識が根付いていきました。
そして、その日から、財布はただの財布じゃなくなった気がします。
ゲン担ぎで財布を購入する一番の効果は、この意識の改革ではないかと思います。
レシートを捨てるとき、これまではまとめてポイだったのが、何となく買ったものを確認しながら捨てるようになりました。
なかには「これ必要なかったかな」と思うようなものもあります。
無駄遣いを自覚していませんでしたが、自覚するようになると衝動的な買い物が減りました。
また、お札の向きを揃えるようにすると、減ったお金がどのくらいかすぐに分かります。
そうしているうちにだんだんと、お金を大切に使うようになりました。
お金の流れが把握できる
財布を大切に扱うようになったら、いちいち確認しなくても、今、財布にどのくらい入っているのか分かるようになりました。
子どもの学校への支払いや旦那の飲み会などで入用になったとき、前なら財布を開けたらほとんどお金が入っておらず、「下ろしてこなきゃ」となり、スーパーのATMに行くついでに余計なものを買ってしまっていました。
しかし今は、そもそも財布を開けて「え、足りない!?」と焦ることが減りました。
不思議ですよね。
世帯収入は財布を購入する前と変わっていないのに、お金の出入りをしっかりと把握できるようになっただけで、自然とお金が貯まるようになるのですから。
積み立てNISAを始めた
緑色には堅実や着実という意味があり、財布の色に選ぶといきなり大金を手にすることはないものの、日々の安定した積み重ねて財を築けるといわれています。
そんな緑の意味合いにひっぱられて、財布を買ったタイミングで積み立てNISAを開始しました。
所謂、引き寄せですね。
もうすぐ3年になりますが、NISAは確実に育っています。
あのとき始めておいて良かったと思っています。
まとめ
- 一粒万倍日×天赦日の最強開運日は4日間
- その他の幸運日に新調するのもおすすめ
- 買ったら勝手に運気が上がる財布はないけれど、意識の改革の始まりの日がやってくる
一粒万倍日にしても、金運を上げる色や素材にしても、真偽のほどは定かではありません。
でも、「どうせそんなの信じたって意味がない」と否定的に考えるよりも、「良いことがあればいいな」と思いながら財布を大切に扱って過ごすほうが前向きですよね。
というか、物を大切に扱うという基本的なことが、私はずっとできていなかったのだなと思わされました。
一粒万倍日に新調した緑色の財布は、ブランド財布を使っていたときよりもずっと私に良い金運を運んでくれている気がします。
本記事を読んでくださった方も、財布屋で最強開運日に素材や色などを選んだ財布を新調して、お金を大切にする習慣を始めてみませんか?
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