転勤族の我が家がいつかこの地を離れる前に、一度は行ってみたいと思っていた場所があります。
伊達市にある北舟岡駅です。
以前から撮り鉄の聖地として有名なところのようですが、撮り鉄でも乗り鉄でもない私でも、行けば感動の素晴らしい駅でした。
北海道旅行の予定がある方や、道民だけど行ったことがないという人に本当におすすめしたいです。
詳しい情報をシェアします。
北舟岡駅は本当に北海道で一番海に近い駅だった
北舟岡駅は駅舎とホームが離れており、ホームへは階段を使います。
この日は曇り空の合間に晴れ間という微妙な天気でしたが、階段を上がった瞬間に思わず声が出てしまいました。
2番線ホームからの眺め
本当に海が目の前。
階段を上がってすぐにある2番線ホームからでも十分に近く感じますが、跨線橋を渡ると看板の立っている1番線ホームに行けるので真下が海になるようです。
2番線ホームでも、端まで行くと海が目の前に見えました。
跨線橋を渡って、1番線ホームにも行ってみました。
跨線橋からの眺め
階段を登り切ってすぐの札幌・室蘭方面です。
線路は海岸線のすぐ近くを走っているのがわかります。
1番線ホームに降りる階段の手前まで行くと、落ちたら海に真っ逆さまに感じ、怖くなるくらいです。
函館方面を見ると、内浦湾(噴火湾)の形状がはっきりとわかる見事な景色です。
天気がいいと正面に昭和新山や有珠山がはっきりと見えるそうですが、私が行った日はぼんやりとしか映りませんでした。
1番線ホームからの眺め
青い鉄柵に赤い踏み台のコントラストが綺麗な階段を下りて、いよいよ1番線ホームに向かいます。
ホームから本当に海が間近です。
道民ですが、北海道で一番海に近い駅はずっと網走の北浜駅だと思っていました。
北浜駅は海まで20m、北舟岡駅は干潮時の画像を見てみると10mくらいでしょうか。
満潮時は5~6mくらいしか距離がないのでは、という波の迫り具合です。
左にうっすらと見える塔みたいなのは、おそらく火力発電所だと思われます。
電車を撮ってみた
長万部行きの普通列車が入ってきたので、思わず撮ってみました。
1両ですが、立っている人がたくさんいて混雑していました。
地元の方が乗っているのかと思ったら、ゾロゾロとカメラを片手に撮り鉄と思われる人が7~8人降りてきてびっくり。
私がホーム内で撮影中も、常に2~3人が入れ替わり立ち替わりに来て写真を撮っていたのですが、まさか電車に乗って来る人がいるとは思いませんでした。(乗り鉄&撮り鉄?)
ちなみに、この列車は臨時の特急列車の追い越しのため、北舟岡駅に10分くらい待機していました。
撮り鉄の方々はその情報を踏まえた上で、電車に乗っているのでしょうね。
札幌行きの特急北斗が、北舟岡駅を通過しました。
北舟岡駅はホームがやや狭いので、端に寄っても特急が通るとスピードを感じてかなり怖かったです。
普通列車を見送って、私も帰路へと着きました。
北舟岡駅の撮影のおすすめのタイミングは?
私が北舟岡駅に向かったのは8月某日。
撮影した日の午後2時前後は、快晴というほど晴れていたわけではないので、夏らしい天気だったらもっと空と海が綺麗だっただろうなと思います。
とにかくホームから海までが近いので、青い海とホームを撮りたい人なら日中がおすすめですが、日が暮れてからの北舟岡駅の景色も格別だとか。
どんな感じなのか、気になりますよね。
私は都合がつかずこの日は帰ってしまったので撮影できませんでしたが、無料画像サイトに北舟岡駅の写真があったのでご紹介します。
夕暮れの北舟岡駅
夜の北舟岡駅
撮影された方の腕の良さもあると思いますが、ホームの向こうに広がる大海原がまるでキャンバスのように、オレンジや漆黒を描き、コントラストが素晴らしいです。
私も再び訪れて、今度は自分で撮影してみたいと思いました。
北舟岡駅の場所やアクセスなど
北舟岡駅周辺は住宅街になっており、近くにコンビニやスーパーはありません。
歩いて行ける距離に日帰りの銭湯はありました。
北舟岡駅への行き方
北舟岡駅へ車で行く場合、室蘭方面からは国道37号線を伊達市街地に向かって進み、左手にレストランこだまが見えたら、その先のシンワ自動車を左折します。
あとは道なりに進み、信号機のある交差点を直進したら北舟岡駅が見えてきます。
函館方面からは、国道37号線を伊達市街地から室蘭方向へ向かって進み、右手に北海道クボタ、オーラエレガンテ(レストラン)が見えたらシンワ自動車の前を右折してください。(あとは道なりに進みます)
無料の駐車場とトイレ、待合室があります
自転車置き場の前がロータリーになっており、車が5台ほど駐車できます。
見づらいですが、写真中央にあるコンテナっぽい建物が、駅舎(待合室)とトイレ(別)になっています。
(人がいたので撮影は避けました)
駅舎の左側にも道路があり、こちらはホームのすぐそばまで車で行けるようになっていますが、車を停める場所はありません。
近くにビニールハウスがいくつか並んでいる場所は私有地と思われるので、入らないように注意してください。
駅舎(待合室)からホームに降りられます
青いコンテナが待合室になっていて、ここから近くの階段を降りるとホームの前に着きます。
なお、待合室には券売機はありません。
無人駅のホーム立ち入りや撮影について
今回、北舟岡駅の撮影にあたり、事前にJR北海道に問い合わせてみました。
JR北海道の場合は、北舟岡駅に限らず、無人駅でなおかつ券売機がないところでは、入場券を購入せずにホームへの立ち入りは可能との返答をいただきました。
また、撮影についても「行って問題ありません」とのことでした。
とはいえ、利用している方の迷惑になったり、電車の走行を妨げるような行為は絶対にNGです。
私がホームで撮影していたとき、地元の方に声をかけていただいたのですが、以前は線路に下りたり私有地に入って撮影をする人が後を絶たず、問題になっていたようです。
私が行った日はそのような人はいませんでしたが、また問題になれば、JR北海道から無人駅の立ち入りや撮影の許可が下りなくなる可能性もあります。
あくまでも、ご厚意で撮らせてもらっていることを忘れないようにしたいですよね。
まとめ
- 1番線ホームから海までの距離が本当に近くて驚く
- 内浦湾沿いを線路が走っているのでカーブを描いて通り過ぎていく電車が美しい
- 天気がよければ昭和新山や有珠山が見られる
- 跨線橋からの景色は絶対に見たほうがいい
- 昼だけではなく、夕方も夜も撮影におすすめ
北海道内をレンタカーで回る観光客の方は、伊達市を通るときにぜひ、北舟岡駅に立ち寄ってみてください。
また、道民には伊達市で観光するイメージがない人が多いと思いますが、北海道・北東北縄文世界文化遺産の北黄金貝塚や道内最古のお寺である善光寺など、歴史的な見どころがあります。
当ブログでは、伊達市のおいしいお店もご紹介しているので、併せてぜひ訪れてみてください。
コメント