ニトリのNクールの購入を悩んでいる方は、実際の使用感が気になっているのではないでしょうか。
そこで、使用して3年目を迎える私が率直なレビューを公開します。
ニトリのNクールの正しい使用方法も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- ニトリのNクールの寿命は?
- ニトリのNクールは洗濯できる?
- ニトリのNクールが冷たくないときの対処法はある?
- ニトリのNクールのおすすめポイントは?
ニトリのNクールの寿命は2~3年
ニトリの公式サイトでは、Nクールの寿命について具体的な年数は明記されていません。
また、そもそもの寿命の定義においても、個人によって捉え方に差がありますが、TwitterやSNSなどでは「冷たさを感じなくなったから買い替えた」という口コミが多く、タイミングは購入から2~3年が多いです。
基本的には冷たさが変わることはない
使用から1年で冷たくなくなったとの口コミもありますが、ニトリの公式サイトでは次のように回答しています。
素材で冷たさを実現しているため基本的に冷たさが変わることはありません。ただし、何年も利用して生地(糸)が摩耗し、薄くなることで冷たさが落ちることは考えられますが、相当の年数を使用しないと生地(糸)が薄くなることはありません。
https://www.nitori-net.jp/ec/feature/ncoolbedding-explanation/
ニトリのNクールを初めて使うとき、今まで触れたことのない素材のため、「冷たい」と感じる度合いが強いですよね。
しかし、使い続けていくとその冷たさに慣れてしまうので、前よりも冷たいと感じなくなるのではないでしょうか。
我が家の場合、ニトリのNクール3年目の夏を迎え、やっぱり最初のときの「うわっ、冷たい!」というリアクションは起こりませんが、まったく冷たくないから使い物にならないという感じでもないです。
やっぱり、冷感ではない敷パットと比べたら、ひんやりする感覚はしっかりとありますよ。
毛玉は接触冷感機能を下げる
ニトリのNクールの冷感が下がったと感じる理由には、摩擦による毛玉の可能性があります。
毛玉ができると肌触りが悪くなりますし、ニトリの公式サイトにも熱伝導の妨げによって冷たさを感じにくくなると書いてありました。
毛玉などは熱伝導を妨げるので、昨年使用していたものを出す場合は、使用前に毛玉取りなどでメンテナンスすることをおすすめしています。
https://www.nitori-net.jp/ec/feature/ncoolbedding-explanation/
毛玉が目立つ場合は、毛玉を処理してみることをおすすめします。
3年目の我が家のNクールは買い替えを検討中
我が家では娘と旦那がそれぞれニトリのNクールを使っています。
さすがに3年目ともなると、布の擦れや毛玉が目立ってきました。
毛玉を処理すれば使えるとのことですが、新しいNクールも気になります。
今は色や柄が豊富なので、使う人に合わせて選ぶのも楽しそうですよね。
ニトリのNクールは洗濯できる!
ニトリのNクールは洗濯しても、冷感機能が落ちることはありません。
我が家のNクールも何度も洗濯していますが、これまで問題なく使えています。
ただし、毛玉ができるのを防ぐため、正しい方法で洗濯を行う必要があります。
洗濯ネットを使用する
ニトリのNクールを洗濯するときは、洗濯ネットに入れましょう。
敷パットや布団など大物を洗濯機で洗うときは、大物用の洗濯ネットがおすすめです。
他の洗濯物とは分けて洗う
ニトリのNクールと他の洗濯物が擦れ合ってしまうと毛玉ができる原因になるので、ニトリのNクールを洗うときは単体で洗濯機に入れて洗ってください。
ペラペラのシーツと違って生地に厚みがありますが、使用頻度の高い夏なら3~4時間で乾きます。3年使っていて朝洗って干して、夕方まで乾いていなかったということはありませんでした。(天候や気温などによっても左右されるので、参考程度にお読みください)
洗濯表記について
我が家はNクールSPを使っていますが、他のシリーズも基本的には同じ仕様だと思います。
それぞれの表記の意味については、AQUAの公式サイトがわかりやすいのでおすすめです。
サイトと照らし合わせてみると、ニトリのNクールSPを洗濯機で洗う場合は、液温が30℃以下で弱い処理であれば洗濯機の使用はOKということになります。(一番左の「30」の数字が入っているマーク)
具体的にはデリケートコースやソフトコース、手洗いコース(メーカーや機種によって名称は違います)など、とにかく優しく洗うコースを選ぶ必要があります。
私は下線一本と勘違いしてしまい、しばらく標準コースで洗ってしまいました。(洗濯機のマークの下の線が一本なら標準コースで洗えます)
我が家のNクールに毛玉がたくさんできた原因は、おそらくここだと思います・・。
みなさんは注意してくださいね!
その他のマークの意味は次のとおりになります。
- 三角に×印は、塩素系および酸素系漂白剤の使用禁止
- 四角の中に丸があって×印は、乾燥機の使用禁止
- 四角の左上にななめ線、真ん中に一本線は、日陰のつり干しがよい
- アイロンに×印は、アイロン禁止
柔軟剤は使用しても問題ありません
ニトリの公式サイトには、柔軟剤を使用すると冷感機能に影響があるとは書いてありませんでした。
なので、いい香りに包まれて眠りたい人は柔軟剤を使っても大丈夫でしょう。
ただし、柔軟剤は生地の吸水性を下げてしまうので、使い過ぎには注意してください。
ちなみに我が家はもう1年以上、柔軟剤を使わないで洗濯をしています。
ニトリのNクールも最初は柔軟剤を使っていましたが、今は使っていません。
柔軟剤を使わないメリットについては、こちらの記事をお読みください。
ニトリのNクールが冷たくないときの対処方法
前提として、ニトリのNクールは布団やマットレスに敷くだけで、体がひんやり冷えてエアコンや扇風機いらず!という商品ではありません。
一般的な敷パットと比べて、上半身の表面温度0.4℃低くなる程度なので注意してください。(※Nクールの場合)
でも、暑い夏にはその0.4℃下がるのはありがたいですし、何より接触冷感なのでひやっとする感覚があるだけでも心地よく感じますよ。
特に入眠時は暑苦しいと寝付けないので、ひんやり感があるのはとても重要ですよね。
ニトリのNクールの冷感機能を高めるには、次の4つの方法があるのでぜひ試してみてください。
転がってみる
ニトリのNクールは、熱伝導率の高い素材を使うことで、肌の表面の熱が生地へと移りやすくなり、冷たさを感じる仕組みです。
そのため、横になったまま動かないでいると、ずっと肌に触れている部分は温かくなってしまいます。
寝返りなどで、肌が触れる部分を変えてみましょう。
ひやっとした感覚が蘇ります。
エアコンや扇風機を使う
エアコンや扇風機を使うと、ニトリのNクールの冷感機能が持続しやすくなります。
ちなみに、本州に比べて平均気温の低い北海道では、室温が低い状態でニトリのNクールを使うと体が冷えすぎてしまうことがあります。
こうした経験からも、室温とNクールには絶対的に相関効果があると思われるので、暑い夏はエアコンなどで適度に室温を下げた状態で、Nクールを併用することをおすすめします。
Nクールダブルスーパーを選ぶ
ニトリのNクールはシリーズ化しており、タイプ別に3種類あります。
Nクールのタイプ | 冷たさ | 一般的な敷パットと比較した表面温度の平均値 |
Nクール | 定番の冷たさ | 0.4℃低い |
Nクールスーパー | 定番よりもっと冷たい | 0.7℃低い |
Nクールダブルスーパー | Nクールシリーズで一番冷たい | 1.3℃低い |
抗菌・防臭・消臭機能、部屋干し臭抑制機能、吸放湿わた使用(布団内の湿気を吸湿・放散する働き)はどのタイプも共通してあるので、より冷たい肌さわりを好むのであればNクールダブルスーパーを選ぶのがよいでしょう。
ピローパットを併用する
ニトリのNクールは、敷パットだけではなくピローパット(枕カバー)やかけ布団カバー、ボックスシーツ、ルームウェアなどがあります。
暑がりの旦那はこちらのピローパットも併用しており、以前よりも暑苦しさに目が覚めることがなくなったようです。
ニトリのNクールのおすすめポイント
一般的な敷パットやシーツのみと比べて、ひやっとする感覚が暑い夏に心地よいニトリのNクール。
3年使ってみて、さらなるおすすめポイントがあったのでご紹介します。
取り替えが楽
汗をかきやすい夏場は、ベッドや布団のシーツの取り替え&洗濯の回数が増えますよね。
その時にいちいちジッパーを下げてシーツを敷布団から剥がしたり、新しいシーツを取り付けるという流れが面倒に感じたことはないでしょうか?
ニトリのNクールには、マットレスや布団に敷くだけのタイプや、四隅にゴムを引っかけるタイプがあり、着脱がとても簡単です。
我が家もゴムタイプを使っていますが、週に一度の洗濯時、外すのも付けるのも本当に手間がないので助かっています。
春や秋にも使える
ニトリのNクールはリバーシブルになっていて、夏の暑いときはひんやり触感の面(つるつる)を使い、春や秋はふんわり触感(タオル地?パイル地?)と、実は長いシーズンに渡っての使用が可能です。
まとめ
- 実際に利用した人の多くは寿命を2~3年と考えている
- 洗濯方法を間違えると毛玉ができやすい
- エアコンや扇風機を併用する
- リバーシブルなので春や秋にも使える
ニトリのNクールを使う前までは、娘は寝ていて暑くなると布団から落ちて冷たい床に寝ていたそうです。
ニトリのNクールを使うようになってからは、肌に触れていない部分が冷たいので、布団の上をコロコロするだけで良くなったといっていました。
北海道はエアコンがない家も多く、扇風機だけでしのげる暑さというのも、Nクールを快適に使える理由なのかもしれませんね。
とはいえ、ここ数年は35℃の猛暑日や30℃の真夏日を超える日も珍しくなくなってきました。
Nクールとの併用でエアコンの設定温度や扇風機の風量を抑えられるので、上手く組み合わせて今年の夏も乗り切りたいと思います。
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