おにぎり専門店がブームになっていますが、道央圏の白老町にもオープンしていました。
行く前は「変わった味のおにぎりや映えおにぎりがあるのかな」とワクワクする感じでしたが、帰ってきた今は食に関する意識が少し変わるきっかけになったと感じています。
丁寧に食べる、そんなことを改めて考えさせてくれたおにぎり白樺堂を紹介します。
食べる前も食べた後も幸せな気持ちになれる!おにぎり白樺堂とは

2024年5月にオープンしたおにぎり屋さんです。
国道36号線を走っていると、店の横に「おにぎり」と書いたのぼりが立っています。

室蘭方面・苫小牧方面のどちらから行くときも、国道沿いのはしもと珈琲館を目指すとわかりやすいです。
大のごはん党の私は、札幌以外で極上のおにぎりが食べられるなんて!と、それはもう楽しみで楽しみでしかたなかったのですが・・
お店についてみると、その外観があまりにも素敵で足を止めてしばし眺めてしまいました。
(※外観撮り忘れにつき、グーグルマップの画像です。店舗改装前の状態なので現在の外観とは異なります)
サイロみたいな変わった形がかわいい。
駐車場の目印は特にないのですが、お店横の空きスペース(4台分くらい)に停めてよいそうです

食事はイートインとテイクアウトが選べます。
この日は他に行きたい場所があったので、当初はテイクアウトの予定でした。
羽釜炊きのお米とこわだり抜いた素材のみを使用

羽釜は熱伝導率が良く、短時間でお米の中心部に均等に熱が入るため、お米がふっくらと炊き上がり、香りを損ねずにおいしく仕上がります。
炊飯器よりも鍋で炊いたほうがお米がおいしいのは昭和世代なら実証済ですよね。
羽釜ならなおのことおいしいに決まってます。
加えて、白樺堂が使用しているお米は富良野の大石農園の減農薬米で、ゆめぴりかとゆめさやかのブレンド。
ゆめぴりかは道内のスーパーでも見かける定番の人気銘柄ですが、ゆきさやかは流通量が少なく、一般ではなかなか手に入らない希少銘柄とあって、その味をお店で食べられるのは嬉しいです。
お米以外にも、海苔は三河湾で獲れた酸処理していないオーガニック品だったり、塩は平釜製法で作られている沖縄の海水100%を使った海塩、たらこは地元の虎杖浜で獲れるものを使っているそうです。
すぐ近くのかんばら水産のたらこを使っているとのことで、帰りに寄ってみました。

たらこはちょっと高かったのでやめにして・・
代わりに買ったアジフライがめちゃめちゃおいしかった!

サクサクの食感でアジ独特の匂いはほとんどなく、ジュワーと脂がしみ出してきて身がふっくらとしていて本当においしいです。
近くを通ったらぜひ買ってみてほしいです。
おすすめです!(話が逸れました・・)
待ち時間から幸せが始まる空間

店内はテーブル4人席が2つとカウンター席(4席)のみ。
来訪した時間がちょうどお昼だったこともあり、店内は満員でした。
テイクアウトを選んでしばらく待っていたら、4人席に座っていたお客さんが帰られたので・・
イートインに変更してもらうことに。
というのも、





外観からの期待を裏切ることない、素敵すぎる内装をじっくり見ていたくて。
「私ひとりで作っているので、お待たせしてしまいますが大丈夫でしょうか?」と確認してくださった店主さんに「ぜんぜん大丈夫です!」と張り切って答えたあと、ゆっくりと待ちながら他のお客さんの映らない範囲で写真を撮らせてもらいました。

この日は天気が良く、窓の向こうの景色がまるで一枚の絵みたいでした。
昭和レトロなカウンターの椅子。

テーブル席の椅子もベルベッド調でノスタルジックな雰囲気なのですが・・
その理由が、以前ここはスナックだったと聞いて納得しました。
レモネードを注文してしばし待つ時間がしあわせすぎる。

砂糖を使わず、レモンとはちみつのみ。
これがおいしかった~。
この日の同行者の旦那は食後にコーヒーを頼んだのですが、丁寧にハンドドリップされたコーヒーが絶品だったといっていました。
カウンターそばに置いてある冷蔵庫には、レトロなイラストが描かれたサイダー瓶(友桝飲料が作っている「スワンサイダー」だそうです)があったりして、本当に見ているだけでも飽きません。
食事だけではなく、近くにあったらレモネードやコーヒーを飲みに足しげく通いたいお店です。
白樺堂で提供されているコーヒーは、伊達市大滝区三階滝にある自家焙煎オーガニック珈琲のお店「橘コーヒー店」のものだそうです。三階滝という観光名所にあるロッジ風の建物で、コーヒー以外にもスコーンやクッキーなどもおいしいとのこと。また行ってみたい場所ができました!
おにぎり応援団
おにぎり白樺堂では、おにぎり応援団として1口2,000円のスタンプカードを購入すると、高校生以下の子どもには300円以下のおにぎりが提供される支援サービスを行っています。
子どもの孤食や子育て中の家庭を支援する目的で行っているもので、顔が見えない誰かが自分を支えてくれているという気持ちをおにぎりを通じて伝えたいという店主さんの思いがあります。
応援団にはドリンク無料券の他、応援団を通じておにぎりの提供を受けた子どもから手紙が届くシステムなのだそう。
お店で直接スタンプカードを購入する以外に、Baseのサイトからもスタンプカードの購入が行えるようです。
おにぎり白樺堂の基本情報
住所 | 白老町竹浦111-108 |
地図 | |
電話番号 | 0144-84-5431 |
営業時間 | 10:30〜14:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 日曜・月曜・木曜 |
SNS | インスタグラム |
支払い方法 | 電子マネー、QRコード決済、クレジットカード、現金 |
駐車場 | あり |

おにぎり白樺堂のおにぎりレビュー

私はすじこのおにぎりに味噌汁セットを付けました。
小鉢にはわかめと切干大根のポン酢和えがたっぷりで、味噌汁は麦味噌や利尻昆布、ニラ、しめじ、地元の豆腐屋さんの豆腐が入っていました。
おにぎりはふわっと握ってあり、手で持ったままにしていると崩れてきそう。
口に入れるとホロッとお米がほどけていき、ほのかな甘い香りに海苔の香ばしさ、すじこの塩っけが絶妙に合います。
なんていうか・・
化学調味料やインスタントを積極的に摂取しているわけではないですが、それでも日々、簡単手軽に食事を作ったり食べたりするには頼らざるを得ない面もあって。
そんなことを50年近く続けているわけですから、私の口は素材本来の旨味や感動を感じ取れなくなっているのでは・・とちょっとだけ思っていたりしていました。
でも、白樺堂のおにぎりを食べて「薄味」と感じず、ちゃんと味がして、しかもおいしいと思えたのが嬉しかったです。
健康にいい食事をするのはなんとなく難しく感じていましたが、白樺堂のおにぎりを食べながら、少しずつでも私なりに何か始めてみようと思いました。

旦那はたらこおにぎりと塩おにぎりに、まんぷくセットをオーダー。
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日ごろは98%小麦粉派の旦那。
一生お米食べずにパンやパスタ、ラーメン、うどんで生活できると豪語していましたが、塩おにぎりを食べてあまりのいしさに固まっていました。


小鉢の長いもキムチや、豆腐のせいろ蒸し(行者にんにくとしょうゆタレ)もいい箸休めになったようです。
注文方法
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おにぎりのみの注文のほか、小鉢やお味噌汁を単品でつけたり、汁物セット(味噌汁とミニ小鉢×1、お漬物付き)やまんぷくセット(味噌汁とミニ小鉢×3、お漬物付き)をつけたりできます。
定食(ご飯はお茶碗で提供)や手巻きもあります。
注文は紙に書いて渡すシステムです。
限定品「ウニ丼」
店主さんはウニが名産の礼文島出身。
一般には出回らない、独自のルートで仕入れた厳選ウニのみを使用したスペシャルなウニ丼が、期間限定で食べられるそうです。
ウニ好きの方は必見です!
まとめ
私たちが訪れた後も、ひっきりなしにお店にやってくるお客さんが絶えず、そのたびに店主さんが明るく応対していました。
おにぎりのおいしさ、居心地の良いインテリアだけではなく、店主さんの笑顔も「またこのお店に来たい」と思わせてくれる味なのだと思います。
その場に居合わせたお客さんも、みんな素敵な人ばかりでした。
(セルフサービスのお水を汲んで渡したり、席を譲ったりを自主的にしていました)
私もまた絶対行きたいと思います。
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