50代で友達がいないのは恥ずかしい?内向型主婦が友達作りより大事なこととは?

温かい紅茶の入ったカップを持っている手

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友達がいない自分は孤独で虚しい、そんな50代主婦の呟きがネット上に溢れていますが、友達がいれば必ず孤独感や虚しさが解消されるとはかぎりません。

週に1回ランチをする友達の話す内容が誰かの悪口ばかりでは、一緒にいても気が滅入るだけですし、グループ旅行の様子をSNSにアップしても、本当は気を遣ってばかりでなにひとつ楽しめなかったとしたら、ただ疲れるためにお金を払っただけになりますよね。

友達がいる安心感と引き換えのランチ代や旅行代、もっと自分を楽しませることに使ったほうが幸せだと思いませんか。

そもそも、50代主婦に本当に友達が必要なのでしょうか。

もくじ

50代主婦に友達がいなくても恥ずかしくない

傘を持って佇んでいる女性

友達がいないと恥ずかしいと思うのは、友達が多い人ほど協調性や社交性のある人気者という思い込みがあるからではないでしょうか。

反対に、一人ぼっちの人は、周囲に合わせられない自己中心的な人というイメージがあるかもしれません。

でも、はたしてこれは真実でしょうか。

よく思い出してみてください。

小学校や中学校のとき、女子グループの多くは内輪揉めや仲間外れでトラブルになっていませんでしたか。

グループ内の力関係は均等ではなく、自分が主導権を握らないと気が済まない性格の子がいたりしませんでしたか。

取り巻きは自分の意見をはっきりといえない子ばかりで、その子のいいなりだったりしませんでしたか。

一方で、いつも一人で静かに本を読んでいるような子が、他人を思いやれる優しい心を持ち、適度な距離感を保てる居心地のよい存在だったりしませんでしたか。

友達の多さがその人の人間性を計る術にはならないということを、実は私たちは経験で学んでいます。

友達がいないからといって人格を否定されたような気持ちになることも、恥ずかしいと思う必要もありません。

友達の数でマウントをとる人の心理

本当の意味で、たくさんの友達に囲まれて幸せを感じている人は、友達がいない人に数でマウントをとったりしません。

「あなた友達いないの?人生つまらなくない?」と見下すようにいってくる人は、友達の数やSNSのフォロワーの数が自分の評価になっているので、その数を減らさないために心の中はいつも不安や焦燥感でいっぱいです。

友達がいない人や少ない人を「かわいそう」と思うことで、自分が抱える悩みや本心から目を逸らそうとしているだけ。

これってなんだか、小中学校のときの女子グループの取り巻きに似ていませんか?

友達がいないと思われたくないから、本当は気が合うとも話していて楽しいとも思っていないけれど、一緒にいるしかないのです。

でももう50代です。

友達の数マウントを未だにしてくる人がいたとしても、真に受けて落ち込む必要などありません。

必要な友達の数は気質によって違う

人は外向型と内向型の2つのタイプに分けられます。

外向型の人の特徴社交的で楽観的。自分の意見をはっきりと述べることができて行動力も伴う。
内向型の人の特徴自分の内面や感情を重視し、外部への関心が薄い。人見知りしやすく、行動は慎重。

両者は単に異なる特徴を表したものなのですが、外向型の人は優れていて、内向型は劣っているように感じてしまう人は少なくないでしょう。

それは、小さいときからの教育が影響しています。

私たちアラフィフ世代は、「友達をたくさん作り、自分の意見を述べ、目標や夢に向かって進むための見える行動ができる人」が素晴らしい人だと教えられてきました。

これって要は、誰もが外向型の人になれってことですよね。

でも、自己主張をしっかりとする人が多いイメージのあるアメリカでも、外向型と内向型の割合は3:1と、内向型が極端に少ないわけではありません。

日本なら内向型の比率はもっと高くなるでしょう。

「本当は一人でいるのが好き」と思っていても、そういってしまえば、世の中が思う正しく生きることに努力をしていないように思われるのではないかと悩んでいる人は多いのです。

だからこそ、友達がいない自分を恥ずかしいと思ったり、責めてしまうのではないでしょうか。

でも、自分と向き合って一人で過ごす時間を持つことでエネルギーが得られるタイプの内向型の人に、友達は必ずしも重要ではないと思います。

少なくとも、他者との関わりによってエネルギーが得られる外向型のように、友達がたくさんいる必要はありませんよね。

ちなみに、内向型の人が外向型の人のように振る舞うと、一時的には外向型の人と同様の幸福感が得られるそうです。

しかし、一時的な幸福感以上に精神的な負担が大きく、しかも長期的に影響するそうですよ。

実は、私はずっと自分が外向型だと思って生きてきましたが、本当は内向型であったと気づきました。

外向型と自覚していた10代~30代は、人と関わることや積極的に行動するのが人生を豊かに生きることだと思っていました。

ところが出産後に体調が不安定になり、意欲が沸かなくなった自分を随分と責めてしまったんです。

40代半ばを過ぎたあたりからは、自分の本来の気質に気づき、色々と無理をしてきたツケが回ってきたからこその体調不良だったとわかりました。

今は、無理をする必要がないと自分を許せるようになり、断然に生きやすくなっています。

詳しい内容は、50代になって生きやすくなった!メリット7選内向型から外向型に変えたい人必見!内向型の人が自分らしく生きるために必要なことを併せて読んでみてください。

友達との関係が変わるのは当たり前のこと

学生時代の友達とは、社会人になったら疎遠になってしまった。

子どもが生まれて、社会人の友達とは時間が合わなくなった。

そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

50代は健康問題や親の介護、子育ての卒業のタイミング、経済事情などが人それぞれに異なり、同時に人生経験が増え、以前とは違う価値観や物の見方をするようにもなります。

長年の友達であっても考え方についていけないと感じたり、一緒にいても居心地がよくないと思う日がきても何も不思議ではありません。

本音を話せる友達は本当に必要?

私には友達が2人います。

友達がいないというテーマの記事なのに「なんだよ、友達いるじゃん」と思われたと思いますが、1人は引っ越し前に知り合ったママ友で、今は距離が遠く会うのは年に1回ほど。

そしてもう1人は推し活で出会った人で、LINEのやり取りはありますが、飛行機の距離なのでこれまで1回も会ったことがありません。

つまりどちらとも、頻繁に会うことはない付き合い方をしています。

2人には素直な気持ちで接したり、自分のちょっとだらしがない部分を見せても、それを寛容してもらっているという自負はあります。

話していると居心地がいいと感じますが、だからといってなんでも本音で話してはいません。

2人から私に本音をぶつけてくることもありません。

「なんだよ、そんなの友達じゃないじゃん」と思われたでしょうか。

でも、本音でなんでも話せるのが友達って本当でしょうか。

家庭環境や価値観、経済状況、体調などが違うのに、相手の事情を鑑みず、本音で話し合おうよなんて私には思えません。

人にはそれぞれ、たとえどんなに正論であったり、自分のためを思ってくれていることであっても、他人から指摘されたり踏み込まれたくない領域がありますよね。

本音をいい合える関係って言い換えると、「友達なら私の本音をあなたも受け止めてね」と強要していることもあるのではと思います。(すべてがそうとはいいません)

私は若いときから、本音は友達はおろか親にもいえないタイプです。

本音を誰にもいえない自分は、他人を信用できない(受け止めてもらえると思えない)捻くれた性格なのではないかと考え込んだこともありますが、今は「大切に思っているからこそ、一定の距離を保つ」自分の付き合い方が自分らしいと思っています。

自分の一番の理解者は自分

友達が少ないながらもいる人と、1人もいない人では孤独や虚しさを感じる度合いが違うと思うかもしれません。

もちろん、肩肘を張らずに、お互いの事情などを思いやりながら、楽しい時間を過ごせるような良好な関係を築ける友達がいればそれに越したことはありませんよね。

でも、友達がいなくても、自分の悩みや葛藤を聞いてくれる相手は存在します。

それは、自分自身です。

10代~20代のときなら自分が自分をよくわかっていないため、考えてもただ悶々としてしまい、誰かに助けを求めたくなったり、第三者視点が知りたいと思うこともあったでしょう。

しかし、50才になれば自分との付き合いも50年です。

誰よりも自分のことを一番よく知っているのは、他ならない自分ですよね。

私も、自分がどういう性格や思考の持ち主なのかがわかるようになったら、大抵のことは自分だけで解決できるようになりました。

50代内向型主婦は友達作りより自分のために時間を使うのが大事

片足を上げてピースしている女性

50代主婦が抱えやすい孤独感や虚しさは、自己肯定感の低さや、「空の巣症候群」と呼ばれる誰にも必要とされていない寂しさが原因とされています。

こうした背景から生まれる孤独感を解消するには、自分を大切にするマインドに持っていく必要があるのですが、自分をなかなか認められなかったり、他人に必要とされることに目を向けがちの状態では、思うようには進まないかもしれません。

私は、働いていた20代や子育て中心の30~40代と比べて、50代以降は圧倒的に時間が余っていることも、つい考え事をしてしまい孤独を感じやすい要因のひとつだと思っています。

そこで、心理的に切り替えるのではなく、物理的に切り替えるために時間を使うことを提案します。

とにかく「やること」を見つけて考える隙を自分に与えければ、孤独を感じる暇もなくなるのではと思います。

趣味を持つ

趣味に費やす時間ができると、その分孤独を感じる時間が減ります。

趣味を通じて新しい人と出会い、友達とまで親しくはならなくても、他愛のない会話ができる相手ができればラッキーですよね。

でも、50代から趣味を見つけるって、どうするべきかわからない人は多いでしょう。

趣味を見つけるには、「趣味を見つけなきゃ!」と意気込む必要もないですし、そもそも趣味がない自分はダメなんだと落ち込む必要もありません。

それはただ、趣味にしたいほど没頭できるものに出会っていないだけだからです。

趣味を見つけるには、色々やってみること。

たったこれだけです。

詳しい内容は、50代からの趣味の見つけ方に詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ブログを始めてみる

50代主婦におすすめな時間の使い方がブログです。

私自身15年以上に渡って無料ブログを運営しており、現在はワードプレス(当ブログ)の運営も行っています。

ブログのメリットはたくさんあるのですが、50代になって一番感じているのは、インプットした情報をアウトプットできる場があるということ。

誰かに聞いてほしい!を発信できるのがブログの強みです。

それに、「どうやったら伝わりやすいかな」と考えながら執筆するので、時間はあっという間に流れていきます。

ちなみに、この記事を書くのに3日かかりました。(かかりすぎ)

「もうお昼」「そろそろ夜ご飯の支度しなきゃ」と思いながらも、ブログに割く時間が確保できるのが50代主婦ならではのメリットでもあります。

趣味に無料ブログがおすすめの理由も、併せて読んでみてください。

運動をする

これまでやったことのないスポーツにチャレンジしたり、ジムに通うなどは内向型の人にはハードルが高く感じるかもしれません。

私がおすすめなのはウォーキングです。

運動神経の有無にかかわらず誰でもできますし、しかも始めるのにお金もかかりません。

毎日同じ時間にウォーキングをしていると、いつもすれ違う人とお互いに軽く挨拶をしたりします。

すずめが水たまりで水浴びしていたり、木々が風に揺れ心地の良い音がしたり。

内向型で家にいるのが苦にならないタイプですが、ウォーキング中はほどよい刺激や発見が充実した時間を過ごしていると感じさせてくれます。

更年期におすすめのウォーキングの効果も、併せて読んでみてください。

家族との関係を見直してみる

話し相手が家族のみの状況に危機を感じている人がいますが、旦那さんや子どもとさまざまな話ができているのではあれば、それは家族という関係性だけではなく、友達としての側面を果たしているといえるのではないでしょうか。

お店でおいしいご飯を食べたり、おしゃべりしたり、悩みを相談したり。

これって友達と同じですよね。

私の場合、特に子どもが大学生になったこともあり、大人として対等な意見をいい合えるのがとても嬉しく思っています。

家族と親しい関係が築けていないからこそ、悩みを打ち明けたりする存在として友達がほしいと思う場合もあるかもしれませんが、人生を考えると圧倒的に長く一緒にいるのは家族です。

それなら、友達作りよりも先にまず、家族との関係を見つめ直してみるのが先決ではないのかなと思います。

まとめ

50代で友達がいなくても恥ずかしくない理由と友達作りより大事なこととは?
  • 友達の多さがその人の人間性を計る術にはならないから
  • 内向型の人はそもそも他人との付き合いよりも自分と向き合うほうが合っているから
  • 自分の一番の理解者は友達ではなく自分
  • 50代主婦は自分のために時間を使って物理的に孤独感を解消する

人生100年時代の今、50代は道半ばに差しかかったあたり。

だからこそ、あきらめるのはまだ早いとか、もうひと花咲かせられるなんて言葉に押されて、友達を作って他人と交遊できない自分は朽ち果てているのではないかと悩むのではないかと思います。

でも、冷静に考えてみてください。

「友達がほしい!(必死)」の人より、「自分で自分の機嫌とってます。毎日楽しいです(余裕)」の人のほうが、相手から「友達になりたい」と思ってもらえる確率は上がるのではないでしょうか。

まずは自分を知り、自分を癒すことから始め、友達がいない今は、24時間自分のために時間が使えるチャンスタイムなんだ。

そんなふうに思ってみませんか?





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