【現在9種類食べ比べ】ポテトサラダに合うじゃがいもの種類は男爵?レッドムーン?調理は電子レンジでOK

ポテトサラダとじゃがいも

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甘みのあるしっとりタイプのポテトサラダが好きなのですが、自分で作るといつもなんだか食感も悪いし、味も薄い。

なので、私はずっと、ポテトサラダを作るのが下手なんだと思っていました。

そんなある日、男爵以外のじゃがいもで作ってみたらどうなのかな?と思い試してみたところ、じゃがいもの種類が違うだけでこんなに味や食感が変わるのかと驚く結果に。

以後、ポテトサラダに合うじゃがいもを探す日々が始まりました。

これまで試したじゃがいもの品種と味の感想をご紹介します。

本記事はこんな人におすすめ
  • 男爵を使ったポテトサラダでは味や食感がもの足りないと感じている
  • しっとり甘いポテトサラダになるじゃがいもを知りたい
  • じゃがいもの種類が変わるとポテトサラダの味や食感がどう変わるのか気になる
もくじ

じゃがいもの種類によって味や食感は変わる

じゃがいもの種類は現在、世界で2,000~4,000あるといわれています。

さすがに全部を食べてみるのは難しいと思いましたが、そのうちの20品種ほどが日本で流通しているとのこと。

それなら、時間をかけて探せば、半分の10種類くらいは味比べができそうな気がしています。

まずは、スーパーなどでで購入できた9品種の味や食感をご紹介します。

男爵とメークイン

今はスーパーに行くとじゃがいもの種類がたくさんありますが、むかしはじゃがいもといえば男爵かメークインでした。

男爵とメークインは現在も日本の2大品種として知られており、それぞれに異なった特徴を持っています。

男爵とメークインの違い(表)

メークインより煮崩れしやすい男爵はポテトサラダに適しているといわれています。

男爵はあっさりとした味わいとほくほくとした食感で、コンビニなどのポテトサラダにもよく使われていますよね。

自宅で食べる場合でも、ポテトサラダは男爵でしか作ったことがないという人も多いでしょう。

私の個人的な感想は、男爵でポテトサラダを作るとじゃがいもの風味はしっかりするのですが、コクがやや足りなく、食感もちょっとざらざらで好みではありません。

続いて試したのは、男爵と双璧をなす日本じゃがいも界の女王メークイン。

メークインは男爵と比べて甘みを感じやすく、ポテトサラダがしっとりと仕上がりますが、私としてはもうちょっと甘みがほしいところでした。

なお、グルメ雑誌のdancyuが世界一と称した「青山ぼこい」のポテサラは、メークインで作られています。

※男爵・メークインのポテトサラダは、食べたことがある人がほとんどだと思いますので、本記事では説明や画像の掲載は省略しています

きたあかり

キタアカリ(袋入り)

男爵の改良品種で、表面がゴツゴツとしていてやや扁平な形状としています。

食感も男爵同様にほくほくとしていて、ポテトサラダに適しているといわれています。

北海道では流通量も多く、どこのスーパーに行っても必ず見かけるメジャーな品種です。

皮を剥いたキタアカリ

皮を剥くと、実は男爵よりも黄色いので、きたあかりは別名「黄金男爵」とも呼ばれます。

キタアカリのポテトサラダ

ポテトサラダにしてみると、食感はねっとりとまでいかない絶妙なしっとり加減。

甘みが強く、私は男爵よりも断然好みでした。

ポテトサラダに合うじゃがいも探しのきっかけとなったのが、実はこのきたあかりでした。

北海道に住んでいながら、じゃがいもの味をちゃんと食べ比べてみたことがなかったなんて、もったいないことをしていたなと思います。

きたかむい

きたかむい(袋)

近年、北海道で人気の品種「とうや」が親品種で、男爵に似た見た目ですが、男爵よりもゴツゴツ感がなく丸みを帯びた形をしています。

袋に「ポテトサラダに適している」と書いていますね。

皮を剥いたきたかむい

皮を剥くと実がかなり白いのがわかります。

きたかむいのポテトサラダ

甘みはありますが、後口はあっさりとしています。

きたかむいは収穫後に長期貯蔵をすると甘みがかなり強くなるといわれており、2月くらいに食べるのが最適だそうです。

私が購入したのは11月なので、もう少し後ならもっと甘みが強いのかもしれません。

ねっとり感は強いわけではありませんが、ほどよくあります。

とうや

とうや(じゃがいも)

その名のとおり、北海道洞爺湖町にルーツがある品種で、漢字表記は「黄爵(とうや)」になります。

全国的にはまだ知名度が低いですが、じゃがいも王国北海道ではメジャーになりつつある品種で、ほくほく感が控えめでほどよいしっとり感があります。

皮を剥いたとうや(じゃがいも)

実は黄色く、黄爵(とうや)と名付けられた由来になっています。

形は小さめの丸型で、芽が浅いので処理しやすく、煮崩れしにくいのが特徴です。

とうやのポテトサラダ

ポテトサラダにすると白っぽくなります。

舌触りはねっとり滑らかですが、メークイン系と比べると甘みやうま味はややあっさりですね。

癖がないので、コロッケの具にしたりサンドイッチに挟むなどしても相性が良く、オールラウンダーに活躍します。

余ったとうやを味噌汁の具にしたのですが、ホロホロの食感といい意味でじゃがいもの味が強すぎないので、わかめや油揚げの風味を損なわずおいしかったです。

インカのめざめ

インカのめざめ(袋)

アンデス原産のじゃがいもを品種改良し、北海道で栽培しているじゃがいもです。

生産農家が少ないため、北海道内でもあまり出回らない希少価値の高いじゃがいもになります。

皮を剥いたインカのめざめ

皮を剥くと実は鮮やかな黄色をしていて、栗に似た濃厚な甘みがあります。

その口当たりから、欧米では「バターポテト」とも呼ばれています。

インカのめざめのポテトサラダ

ポテトサラダにしても色は失われないので、食卓を華やかにしてくれますね。

食感はかなりねっとりとしていて、砂糖を入れたみたいに甘いです。

一般的なじゃがいもの糖度が4~5度なのに対し、インカのめざめの糖度は6~8度にもなるそうです。

ブラックペッパーを振って、ピリッとした辛味をプラスして食べてもおいしいと思いました。

レッドムーン

さつまいもみたいな見た目のレッドムーン(じゃがいも)

株式会社サカタのタネが開発した品種で、メークインに似た楕円形の形をしており、さつまいもみたいな紫色の皮が大きな特徴。

大量生産に不向きの品種で、北海道が一大産地ですが、私はスーパーで一度くらいしか見かけたことがありません。

市場にあまり出回らないので、農家から直接または通販サイトからの購入が一般的になります。

今回は実家に帰省したときに、北海道の主な産地のひとつであるニセコの道の駅で箱買いした母からおすそわけしてもらいました。

レッドムーンの中身

実はやや黄色みが強く、水分量が多くて触るとしっとりしています。

レッドムーンのポテトサラダ

ポテトサラダにすると、黄色みはやや薄れ白っぽく仕上がりました。

甘みが強い品種とのことでしたが、思ったほど甘くはなく、後味は意外とあっさりでした。

また、レッドムーンは男爵系なので、しっとり感はありつつもねっとりというほどではありません。

個人的には、レッドムーンはポテトサラダよりも、じゃがバターやめんたいチーズ焼きにしたときのほうが本来の甘さをダイレクトに感じました。

さつ姫

さつ姫(袋)

十勝池田町で生産されているじゃがいもで、スーパーで初めて見た品種です。

生産者限定とあり、かなり貴重な品種です。

皮を剥いたさつ姫

皮を剥くとつるっとしていて、黄色みはありますがやや薄いように思えます。

さつ姫のポテトサラダ

メークイン種なのでポテトサラダにするとしっとりとして、私好みの仕上がりです。

味はきたあかりよりもあっさりとしていて、くせがなく食べやすいです。

マチルダ

マチルダ(じゃがいも)

楕円形の形をしており、生産者が少ないため収穫量が少なく、幻のじゃがいもとも呼ばれています。

私もスーパーで時々見かける程度で、常時陳列棚に並んでいる品種ではありません。

マチルダ(貴婦人や豊作という意味)という女性の名前にちなんで名づけられたとされ、スウェーデンのsvalo社が開発した品種です。

日本では北海道のめむろ町のみが産地となっています。

皮を剥いたマチルダ

実はやや黄色く、芽の窪みが浅いので皮が剥きやすいです。

マチルダのポテトサラダ

でんぷん質が多く男爵のようなほくほく感がありながらも、メークインのしっとりとした食感があるいいとこ取りの味わいです。

じゃがいもの風味をしっかりと感じたい人も、滑らかな食感と舌に乗る十分な甘みがほしい人も、満足するポテトサラダだと思います。

個人的には、かなりおいしいと思いました。

9種類食べた時点の№1は?

私が一番おいしいと思ったのは、きたあかりで作ったポテトサラダでした。

男爵の改良品種ながら、食感も甘みも好みで食べ飽きしない味です。

時点はマチルダです。

どちらも男爵系のじゃがいもの風味を残しながら、食感がしっとりしているという点で共通しています。

食べたときのインパクトや感動は、圧倒的にインカのめざめのポテトサラダに軍配が上がりました。

めちゃめちゃおいしかったのですが、味がかなりはっきりしているので、毎日食べるとなるとちょっと飽きてしまうかなと思いました。

たまのとっておきのご飯の付け合わせにしたいです。

ポテトサラダの電子レンジ簡単調理法

ポテトサラダは作るのが面倒な料理のひとつですが、電子レンジを使うと簡単に作れます。

私がいつも行っている方法をご紹介します。

STEP
じゃがいもの皮を剥いてスライスし、水に10分くらいさらしておく
スライスしたじゃがいも

さらしたあとは水を捨て、耐熱ボウルや容器に入れて蓋(ふんわりラップでも可)をして、電子レンジ600Wで6~8分加熱します。

じゃがいもの厚さなどによっては、加熱時間を調整してしっかりと火を入れてください。

STEP
加熱したらじゃがいもを潰す
潰したじゃがいも

ヘラやスプーンなどでじゃがいもを潰します。

じゃがいもの食感を残したいなら粗目に、滑らかな食感が好みならしっかりと潰しましょう。

STEP
具材を投入
きゅうりなどの具材を入れて混ぜる前のポテトサラダ

きゅうり、にんじん、ハム、塩こしょう、酢、コンソメ、マヨネーズを入れます。

私は面倒くさがりなので、きゅうりとにんじんはスライサーで直接ボウルにシャシャシャっと入れています。

ちなみにきゅうりは塩もみもしていません。

STEP
よく混ぜて完成
完成したポテトサラダ

具材にたまねぎやゆで卵、マスタードなどを入れてもおいしいです。

今回の検証ではじゃがいもの味を知りたかったので、すべて同じ具材・分量で作って検証しています。

また、じゃがいも独自の甘みを味わうため砂糖も入れていませんが、普段作るときは少量入れています。

まとめ

ポテトサラダに合うじゃがいもの種類は?
  • 9種類試した時点では食感と味が一番好みなのは「きたあかり」、時点は「マチルダ」
  • ポテトサラダは電子レンジで楽々調理がおすすめ

ポテトサラダを食べ比べてみるまで、スーパーで手軽にさまざまな種類のじゃがいもが買えることにあまり気づいていませんでした。

改めて、北海道は食に関してとても恵まれた土地だと感じました。

時期によって店頭に並んでいるじゃがいもが変わるので、今後も新しい種類を見つけたらポテトサラダを作って食べ比べを継続していきたいと思います。

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