生き方に迷う50代主婦におすすめなのは読書

夕暮れの部屋で本を読んでいる女性

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40代になってから本を読むようになりました。

長い間、読書とは無縁の生活を送ってきたと思っていた私ですが、悩みや問題にぶつかって立ち止まった時、助けを求めるように手にしたのは本だったことに気づきました。

肩の力を抜いてこれからを生きていくために、本がおすすめの理由を紹介します。




\読書を習慣化するコツについてはこちらから/

もくじ

生き方に迷う50代主婦に読書をおすすめする理由

夕日を眺める女性の後ろ姿

後半戦の人生を賢く生きるには、他人の知恵を借りることがポイントです。

インターネットや友人から得る知恵だけではなく、本の著者の知恵を借りられればより視野が広くなり、自分に合う方法が見つけやすくなります。

私は自身の経験から、本を読むという行動によって自己理解や他者理解が進み、生きやすくなったと感じるようになりました。

読書は自分と向き合う作業

インターネットで手軽に情報が入る今の時代に、それでも読書をおすすめするのは、読書によって自分と向き合う時間が持てるからです。

そもそも読書の習慣がなかった私が本を読むようになったのは、持っていた数少ない本を断捨離の一環で捨てようとしたとき、「どうせ捨てるなら」と空き時間を利用して20~30年ぶりに読み返したのがきっかけでした。

  • 群ようこの「無印OL物語」
  • 銀色夏生の「微笑みながら消えていく」「これもすべて同じ一日」「こんなに長い幸福の不在」「あの空は夏の中」「君のそばで会おう」「わかりやすい恋」
  • 沢木耕太郎の「深夜特急」
  • 双葉文庫の「海の向こうで暮らしてみれば」



本を選んだ当時は「何気なく」手に取ったつもりでしたが、時を経て感じたのは自分が知りたかったことが本やタイトルに込められていたということ。

たとえば、「かもめ食堂」で有名な群ようこの「無印OL物語」。

結婚したら寿退社、お茶汲みは女性の仕事が当たり前という価値観だった時代に、そんな生き方や人間関係に悩んでいた自分を思い出しました。



沢木耕太郎の「深夜特急」は順調だった仕事を投げ出して海外を放浪する紀行小説、テレビ番組が書籍化された「海の向こうで暮らしてみれば」は外国で働く女性がテーマ。

自分の居場所を求めて海外へ行きたいと思っていた時期に選んで読んでいた本たちです。



銀色夏生は高校生のときにハマった本。

人生で一番恋愛に悩んでいた時期で、大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」という曲の歌詞に感銘を受け、その作詞を銀色夏生が手掛けていたことを知り、詩集を買うようになりました。

彼女の紡ぐ言葉は、モノクロに色褪せた景色の中にシャボン玉の虹色の眩しさが一瞬、キラリと光るような感覚がありました。

当時の女子高生のバイブル的な存在でしたよね。





本には女性がバリキャリで生きる方法も、失恋から早く立ち直る方法も書いていませんでしたが、それでも私は文字を追いながらクスッと笑ったり、胸の奥をぎゅっと絞られたような疼きに涙しながら、新しい価値観に触れることで自分が何に悩んでいるのか、どうしたいのかを少しずつ理解していった気がします。


すべて読み返した後、私はこれらの本を処分しました。

最初に読んだときから20~30年の月日が流れ、経験が積み重なって価値観が変わり、今の私が知りたいこととは違うと感じたからです。

今の私は何を求めているのか、何を知りたいと思っているのか。

そのヒントを見つけるのが必ず本である必要はないですが・・

身近にあり、しかも安価に手に入る本を利用しない手はないのでは?と思います。


処分後、オーディブルで「深夜特急」を見つけてたまに聞いています。

俳優の斎藤工さんの優しい声のナレーションが、寝入りに心地よいです。

語彙力が高まると起こること

本を読むと、知らなかった言葉やその意味に触れるため語彙が増えます。

語彙力は一般的に、コミュニケーション能力の向上に直結して考えられやすいですが、私にはそれよりも嬉しい効果がありました。

自分の中に言葉が増えると、自分の思考や思いを言語化しやすくなります。

上手く言葉に言い表せない感情にちゃんと名前がつく感覚は、「私がずっとモヤモヤしていたのはこれだったのだ!」と気分がすっきり。

そうなんです、語彙が増えるとストレスが減るんです。

明治の文豪・幸田露伴は、「わかる」とは水に氷が張るときに一点から少しずつ手が伸びて直線になり、それが輪になって内側に薄氷がいきわたることだといいました。

本を読む習慣ができると、まさにそんな経験をするときがあります。

私は難しい言葉や理解が曖昧な言葉が本に出てくると、すぐに辞書を引いたりインターネットで調べます。

自分の中にたくさん言葉を持てると、作家が本に込めた複雑な概念を理解できるようになるからです。

英会話がまったくできなくても、出てくる単語がちらほらわかると、相手が何を言っているのを掴みやすかったりしますよね。

人は、自分が持つ語彙の範疇でしか物事を考えられません。

本を読んで言葉を知ることは、自分を知ること、他人を知ること、または自分の人生を知ること、他人の人生を知ることに繋がります。

生き方に迷う50代主婦におすすめの本

本を選ぶ女性の手

「本を読まないとこれからの人生、豊かに幸せに生きられない」わけではありません。

でも、大きく何かを変えたいのではないけれど、毎日の生活を少し違ったものにしたいなら、胸を張って読書をしてみてください!といえます。

ここでは私が読んでよかった本を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

「Midnight Library」マッド・ヘイグ/著

表紙に惹かれて読みました。

読み終えて、選ばなかった別の人生ではなく、自分が今、歩いている道でできることを楽しんでいこうと思えました。

自分には別の人生があったのでは?と悩んでいる人は、ぜひ手にとってみてほしい一冊です。



\「あの時違う選択をしていたら」から抜け出した経験談はこちらから/

「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健/著

世界で1,350万部発行されている、大ベストセラーの日本発の自己啓発本です。

夫婦関係に悩んでいた数年前、何度も繰り返し読みました。

本に書かれている課題の分離の咀嚼に時間がかかりましたが、少しずつ実践してみると嘘みたいに円滑になりました。





\課題の分離でどん底の夫婦関係から脱した経験談はこちらから/

「あやうく一生懸命生きるところだった」ハ・ワン/著

日本以上に学歴社会の韓国に生きる著者が、40歳で自分の生き方を見つめ直すために仕事を辞め、人生を緩く生きるを実践している内容です。

軽いタッチのエッセイでユーモアがあり、サクッと読めます。




続編はさらに脱力系です。

「最高の体調」鈴木祐/著

心身の健康のために、何をしたらいいかわからないときに読みました。

具体的に食べるとよいもの、やるとよいことが書かれており、読む前から無意識に実践していたこともありました。

健康=体のイメージがありますが、体以上にメンタルにフォーカスした内容で興味深かったです。



「世界一やさしい内向型の教科書」井上ゆかり/著

内向型は静かな時間を求める人という著者の言葉を読んだ瞬間、私という人間が気持ちよく形容されたような清々しい気持ちになりました。

直すべき短所ではなく、自分らしく生きるための強みとして活かす視点が持てるようになり、「自分はこれでいいんだ」と思えるようになったきっかけの本です。




\内向型の自分を認めて本質を強みに変えたい人はこちら/

まとめ

これからどう生きようか、今までの私の人生はなんだったのか。

そんな悩みを解消するために、インターネットで答えを探したり、友人に尋ねたりしてみても、「これ」というものに出会えないのだとしたら、読書が光が差す方向へ導いてくれるかもしれません。




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