道民のセコマに対する信頼度や愛着度は、他社大手と比べて圧倒的に大きく、それは家計を預かる主婦にとっても同じ。
コンビニにはあまり行かない私も、比較的利用頻度が高いのがセコマです。
今回はそんなセコマの商品の中でも、優秀すぎてみんなにもっと知ってもらいたい100円パスタシリーズについて取り上げてみました。
ただ安いだけではない、100円パスタシリーズのこだわりをご紹介します。
セコマの100円パスタのラインナップ
セコマの100円パスタシリーズは、全店舗にすべて同じ商品が納入されているわけではなく、お店ごとにラインナップが違います。
そのため、私も食べたことがない種類もあり、すべてをご紹介はできないのですが、本記事ではこれまで実際に食べたものを掲載しています。(新しい商品を見つけたら随時更新していきます)
セコマの100円パスタシリーズは、元々は本当に100円で販売していましたが、現在は材料高騰などの理由で値上がりしています。(とはいえ、100円台で買えるものがほとんどです)
ここではそのまま100円パスタとしてご紹介するので、その点はご注意ください。
チキンたっぷりペペロンチーノ
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 449㎉ |
チキンたっぷりペペロンチーノは、セコマ100円パスタシリーズの一番人気といっても過言ではありません。
道民の私でも、セコマに行くタイミングによっては買えないことがあります。
いつも昼時に行ってもないので、この日はちょっと早めの午前10時過ぎに行きましたがラスト1個でした。
人気の理由は、商品名に偽りなしのたっぷりと入ったチキンにあります。
ゴロゴロとかなり量が入っているので、ほかの100円パスタシリーズに比べて圧倒的に満足感があります。
2つ買っても300円未満なので、一度に2つ買ってこれ1つでお昼を済ませてしまう人もいるみたいです。
具は、にんにくの風味がしっかりと聞いた鶏肉と、大きく切られたキャベツ。
鶏肉はおそらくむね肉ですが、あまりパサつかずに食べられます。
かなり油分があるので、パスタに絡んで旨みが強いです。
- にんにくがガツンと効いたパスタが好みの人
- ガッツリ食べたい人
ガーリックが効いたトマトのソース
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 316㎉ |
トマトケチャップとは違う、生のトマトの爽やかを感じるソースがたっぷりのっています。
ソースをしっかりパスタに絡めてからいただきましょう。
出来合いのパスタはボソボソしていたり、反対にブヨブヨしていたりとして食感がおいしくないと思うことがありますが、セコマのパスタについてはその点はクリアしていると感じました。
麺はちゃんともちもちしているので、食感で味気無さを感じることはありません。
味はすっきりとしたトマトの酸味があるソースに、ピリッとにんにくが効いています。
とはいえ、ガーリックやトマトの味はガツンと濃いわけではないですね。
ビジュアル的にミートソースやナポリタンを彷彿とさせますが、トマトのほどよい酸味と香りが引き立っているのであっさりと食べられます。
- トマトの酸味が好きで甘すぎないパスタが食べたい人
- スープと合わせて軽めの食事をしたい人
ナポリタンスパゲッティ
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 397㎉ |
ナポリタンの醍醐味は、ケチャップをしっかりと炒めて出たコクと油分。
市販のナポリタンはケチャップの量が少ないのか、炒めが甘いのか、コクは少ないし、パサパサしているイメージがありますがセコマはどうでしょうか。
具はシンプルに玉ねぎだけ。
ナポリタンに入っている玉ねぎっておいしいですよね。
ちなみに、麺にこだわりがあり、セコマの100円パスタシリーズはトルコ産のスパゲッティを使っていますが、ナポリタンのみイタリア産のスパゲッティとなっています。
スパゲッティがパサつかず、油分にくるまれてしっとりとしています。
肝心の味もケチャップのコクがちゃんと出ていておいしいです。
昔ながらのナポリタンを再現した味とのことですが、老舗の喫茶店なんかで出てくるあのナポリタンの味に近いと思います。
これはまた買っちゃうと思います。
- ケチャップのコクや旨みが好きな人
- パサつかない油分のあるパスタが好きな人
クリーミーカルボナーラ
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 356㎉ |
こちらもパスタの上のソースを、全体にまんべんなく混ぜる作業が必要です。
それにしても、100円(台)とは思えないほど、パスタはしっかりと入っているので、小食の人ならこれ1個でそこそこお腹が満たされるかも。(私は2個必要ですが)
具材に細かく切ったベーコン、それにパセリとブラックペッパーが見えますね。
クリームソースは、クリーム感はしっかりとありながらも味は意外とあっさりめ。
ブラックペッパーが結構入っているので、ピリッとしたアクセントになり、最後まで食べ飽きしません。
私はクリームパスタを好んで食べるほうではないので、こちらのパスタは思ったよりも食べやすいと感じましたが、こってりしたカルボナーラが好きな人にはやや物足りない味かもしれません。
- クリーム系パスタが好きな人
- あっさりしたカルボナーラが食べたい人
和風豚焼きうどん
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 360㎉ |
100円パスタシリーズにはパスタ以外の麺類もあります。
とくに和風豚焼きうどんは初期からずっと売られていて、100円パスタシリーズはこれしか食べないというファンがいるほど人気。
具材は豚肉と紅しょうが、それによく見ると玉ねぎとかつおぶしが入っています。
味付けはソースよりも醤油が強く、まさに和風の焼きうどんといった感じです。
甘めの味付けで老若男女問わずに、好きな人が多いと味だと思います。
麺はもちもちとしていて、1本ずつにしっかりと味が染み込んでいるので食べ応えあり。
食べ終わると唇がテカテカするくらい油を感じるので、太麺ながらつるつるとのど越しが良いです。
- パスタよりもうどんが好きな人
- こっくりとした醤油味やコクがあるうどんが好きな人
和風たらこパスタ
価格(税込) | 138.24円 |
カロリー | 319㎉ |
塩味のあるたらこソースと刻みのりが入っていて、あっさりと食べられる味わいです。
目視でたらこが入っているのはわかりますが、食べるとそこまでたらこの味はしませんでした。
私はたらこ感がしっかりとあるたらこパスタが好きなので、次もこれを選ぶかといわれたら正直微妙ですね。
後述していますが、たらこの味を強くしたい人は、セコマには100円惣菜にたらこがあるので、たらこを足して食べてみるのも良さそうです。
パッケージの規定通りにレンジで温めるとたらこが白くポソポソとなるので、生の粒感を大事にしたいなら少し早めに切り上げるのがよいでしょう。
- 全体的にあっさりとした味わいが好きな人
ピリ辛ザンギ焼きそば
価格(税込) | 170.64円 |
カロリー | 355㎉ |
焼きそばに小さいザンギ(味付けされた鶏のから揚げ)が2個ついているからか、ほかのシリーズに比べて40円ほど高くなっています。
ザンギは鶏むね肉使用で、もも肉のようなジューシーさはありませんが、焼きそばにしっかり油を感じるので、あっさりしている味付けや食感がちょうどいいバランスです。
実は、セコマの焼きそばは販売当初は麺がボソボソ、ソースも薄味で、正直あまりおいしいとは思えなかったんです。
今回、味の検証をするにあたってかなりひさしぶりに食べたのですが、ボソボソ感や薄味は解消され、ピリ辛のソースがちゃんと絡んだおいしい焼きそばになっていました。
企業努力に感服です。
- パスタよりも焼きそばが好きな人
- 焼きそばの具は豚肉にこだわらない人
セコマの100円パスタシリーズのこだわり
セコマの100円パスタシリーズはとにかくコスパが良く、150~200円くらいの価格帯で販売されています。
2つ買っても300~400円と他社のパスタの1つ分の値段で、しかも同じ値段で2種類の味が楽しめてしまいます。
量はそこまで多くはないので、女性でも2つくらいは1度に食べ比べができてしまいますよ。
でも、どうしてここまで値段を安く抑えられるのでしょうか。
セコマの100円パスタシリーズに使われている容器は自社で開発されたもので、グループ会社である北燦食品が製造しています。
外注せずにグループ会社が製造することで、容器にかかるコストを抑えているのです。
また、100円パスタシリーズの人気商品であるチキンたっぷりペペロンチーノに使われている鶏肉は、セコマで販売されている焼き鳥に使った端材を使用しています。
こうした徹底したコストの削減により、安い値段で十分な量のパスタやうどん、焼きそばなどの販売を可能にしています。
100円パスタシリーズはセコマ以外でも買える?
セコマは現在、北海道内のほかに茨城県と埼玉県にもお店があります。
また、ウエルシア、まいばすけっと、ベルク、ライフ、万代でもセコマ商品の取扱いがあり、100円パスタを置いているお店があります。
近くにセコマがない地域でも、上記のお店がある場合は、100円パスタシリーズがないか確認してみましょう。
他にもあるセコマのおすすめ100円惣菜
とにかく安いセコマの100円パスタシリーズはその安さゆえ、パスタを2種類とか、うどんと焼きそばの2つを選んでしまうという買い方が可能なのですが、私がおすすめなのは100円パスタシリーズに100円惣菜をプラスする食べ方です。
スモークサーモンとチーズポテト
価格(税込) | 194.40円 |
カロリー | 201㎉ |
スモークサーモン2~3枚と、チーズが入ったポテトサラダのおしゃれな惣菜です。
スモークサーモンは肉厚でしっかりとした味わいと食べ応えがあり、チーズの風味が香るポテトサラダとよく合います。
ガーリックの効いたトマトパスタと併せると、割とおしゃれなイタリアンランチが332円で楽しめてしまいます。
セロリしそ風味漬け
価格(税込) | 149.04円 |
カロリー | 45㎉ |
あると必ず買ってしまう、私が愛してやまないセコマ100円惣菜です。
セロリの風味とさっぱりとしたしその味が、パスタにもうどんにも焼きそばにも合います。
メインが濃い目の味では欠かせない名脇役です。
たらこ
価格 | 160.92円 |
カロリー | 56㎉ |
セコマではたらこも気軽に買える惣菜です。
和風たらこパスタにたっぷり加えて贅沢に食べるもよし、クリーム系のパスタと合わせてたらこパスタにするもよし。
そのままご飯のお供にしても最高です。
セコマとは
北海道で誕生したセコマは、1971年に札幌市北区にて1号店がオープンした日本で最初のコンビニ。
1974年にオープンしたセブンイレブンよりも、3年も早くコンビニの事業を開始していた老舗の企業です。
オープン当初から今も「セイコーマート」という名前で慣れ親しまれていますが、「セイコーマート」を運営する会社は2016年に「セコマ」へと社名を変更しています。
その理由は、道民はセイコーマートを略してセコマと呼ぶことが多いから。
愛称として定着している「セコマ」を企業名にしたのは、創業者や現在の社長が北海道ファーストを貫いている企業姿勢の現れでもあります。
顧客満足度8年連続№1
セコマは公益財団法人日本生産性本部(JCCI)の調査で、顧客満足度1位を獲得しています。
それも2016年から8年連続です。
しかも、2015年に一度セブンイレブンに1位を譲ったものの、2011年~2014年も顧客満足度は1位でした。
セコマがユーザーに支持されているのは、コスパが良く独自性のある(セコマでしか買えない)商品のラインナップだけではなく、接客の良さも評価となっていると思います。
先日もセコマに行ったら、高齢の方が食品や日用品を大量に購入していたのですが、店員さんがレジから出て袋詰めを手伝い、荷物を運ぶ台車に載せていました。
コンビニなのですが、地元密着のスーパーのような商店のような在り方をしているのがセコマの特徴です。
セコマの出店数
2023年12月時点で、セコマは全道に1091店舗、茨城県と埼玉県のお店を含めると1,187店舗になります。
特筆すべきは、北海道の全域をほぼ網羅していること。
北海道でセコマがないのは、179市町村のうち以下の4市町村のみです。
- 浦臼町
- 神恵内村
- 月形村
- 幌加内町
北海道には5つの離島(奥尻島・利尻島・礼文島・焼尻島・天売島)がありますが、そのうち奥尻島・利尻島・礼文島にもセコマがあります。
人が集まる都市部に限らず、北海道内どこにでもセコマがあります。
店内調理が人気
セコマの名を一躍全国に広めたものに、店内調理「ホットシェフ」があります。
専用の調理場では材料の仕込みから調理、品出しまで専用のスタッフがすべて店内で行っているため、出来たてのお弁当や焼きたてのパンが食べられます。
北海道土産も充実
セコマオリジナルの北海道限定商品が多数あるので、定番のお土産やいつも同じお土産を買うのに飽きた場合は、セコマで北海道土産を選んでみることをおすすめします。
まとめ
ホットシェフの甘めのタレとたまごの風味が相性抜群のカツ丼を始め、秘伝のスパイスとジューシーな味わいが癖になるフライドチキン、北海道産のほくほくしたじゃがいもがたっぷり入ったフライドポテトなどの大人気メニューが、今や代名詞となっています。
確かに、ボリューム満点の出来たてカツ丼がワンコインで食べられるのも、おいしいじゃがいもに食べ慣れている道民でさえも毎回「おいしい!」と声に出してしまうフライドポテトも魅力的なのですが、ホットシェフから少し離れた惣菜コーナーにある100円パスタにもぜひ注目してもらいたいです。
パスタが100円台で食べられる、だけではないんです。
100円パスタシリーズや100円惣菜は味、量、そして真心が詰まった、セコマらしい商品になっています。
北海道旅行の楽しみは、観光地や豪華な食事だけではありません。
セコマで100円パスタや惣菜を味わいに、ぜひ北海道にお越しください。
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