【経験談】歯医者が苦手な50代主婦が親知らず抜歯!不安を克服できた理由と歯医者選びのコツ

歯科治療中の女性

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食いしばりが原因で下の親知らずが欠け(割れ)てしまったものの、子どものときから歯医者が苦手で重たい腰が上がらず、しばらく放置していたら虫歯になってしまいました。

そんな私が意を決して歯医者を予約、虫歯が進行していた親知らずを抜歯しました。

抜歯後も他の歯の治療を続け、今は3ヵ月ごとに検診にも通っています。

歯医者嫌いの私が、歯科治療の中でも一番怖い親知らずの抜歯を決心できた理由や、歯医者が苦手な人が歯医者を選ぶときのポイントを経験談からお伝えします。

もくじ

苦手意識や不安が強い人の歯医者選びは「信頼感」が大事

握手する手

日本にはコンビニの数よりも歯科医院が多く存在しますが、歯医者さんの中には歯医者に強い恐怖心を抱いている患者がいることを認知していて、できるだけ寄り添った対応をしようと心がけてくれるところがあります。

歯医者に対する苦手意識や不安が大きい人は、できればそんな歯医者さんを見つけ出したいですよね。

私は50代にしてやっと安心して通える歯医者さんに出会うことができ、これまで「歯医者は虫歯になって痛くてどうしようもなくなったら我慢して通っていた」のが、「虫歯予防のために3ヵ月おきに検診に行く」に変わりました。

それでは、「信頼感」を抱ける歯医者さんはどうやって見極めるとよいのでしょうか。

以下は自分に合う歯医者を見つけるために、私が実際に行った歯医者選びのポイントを紹介しています。

自分にとっての良い歯医者の基準は人それぞれ違いますが、歯医者への苦手意識が強かったり治療に対する不安がある人は参考にしてみてください。

ポイント①電話応対が丁寧

今は初診からネット予約できる歯医者さんもありますが、私は可能であれば電話予約することをおすすめします。

予約の電話をすると受付の方や歯科衛生士さんが対応してくれるので、その歯医者さんの雰囲気がなんとなくわかるからです。

丁寧とはいえない対応だったり、歯の状態などをあまり詳しく聞かずに予約の日時だけ決めようとしたりする場合は、行くまでに不安が大きくなるので避けたほうがいいです。

私が今通っている歯医者さんは、歯の状態だけではなく、「ほかに何か困りごとはありますか?」と聞いてくれたので、歯医者に対する不安や苦手意識があると伝えやすく、「同じような悩みを抱えている人が通院しているので大丈夫です。安心して来てくださいね」と言われて不安な気持ちが少し軽減しました。

歯医者に行くまでに高い高い壁がある場合、こういった一言があるだけでとても救われますよね。

あくまでも私の経験上ですが、受付の電話対応が粗雑でも、先生や歯科衛生士さんの対応は優しくて丁寧だった、というところはありませんでした。


歯科恐怖症の人の割合

歯医者に対して強い不安や恐怖心を感じる歯科恐怖症の人は20人に1人の割合でいるといわれています。1歯科医院の1日の平均患者数は20~25人といわれるので、毎日必ず1人はいる計算になります。私は今の歯医者に行くまで「自分みたいな患者がいったら迷惑ではないか」と思いすぎてしまっていたことも、歯医者が苦手な理由のひとつだったので、意外と多い人数に「私だけじゃないんだ」と思えて気が楽になりました。

ポイント②担当が決まっている

私が通っている歯医者さんは先生は1人ですが、歯科衛生士さんは複数在籍しています。

これまで通った歯医者では先生が複数いれば毎回担当が変わり、歯科衛生士さんは当然のように毎回違ったのですが、今は必ず同じ歯科衛生士さんが私を担当してくれています。

いつも同じ人だと私のことをよく理解してくれているという安心感につながり、治療前の恐怖心がかなりやわらぎます。

ポイント③スタッフの連携がよい

初診で来院したときは、電話以上にその歯医者さんの雰囲気がわかります。

受付の人と歯科衛生士さんの意思疎通がうまくいっていなかったり、先生が偉そうでスタッフが縮こまっているようなところは治療中も殺伐としていて、患者側も気持ちが伝えにくいです。

先生の人柄が良い歯医者さんは、受付や歯科衛生士さんが穏やかで余裕があり、対応が丁寧で温かみがあります。

また、担当者が休日などで不在のときは別の歯科衛生士さんが私に着いてくれますが、情報共有がしっかりとされているので担当者と同じように対応してもらえます。

ポイント④完全予約制で待ち時間がない

人気の歯医者さんは予約時間が決まっていても、いざ来院すると前の患者さんの治療が長引いているとかで30分、1時間押して治療が始まるのがもはや当たり前になっていたりします。

私も「人気なのだから待ち時間が長いのはしかたない」と思う一方で、待っている時間が長いほど逃げ出したい気持ちになり、いざ自分の治療時間になったら今度はあっという間に終わってしまって、何も質問できないまま帰宅することになるなど、次に行くための気力がどんどんと削がれる状態になっていました。

今通っている歯医者さんは初診来院時に待合室に人がほとんどいなくて最初はとても心配でしたが、その理由は1日で診る患者数を制限して1人の治療にかける時間をしっかりと取っていたからでした。

私が初めて行ったときも15時の予約ぴったりに診察室に呼ばれ、歯の状態や今後の治療方針などをきちんと説明してもらえ、さらに不安に思っていることがないか尋ねてもらえました。

先生が私を治療しながら、隣の患者さんやそのまた隣の患者さんの治療を掛け持ちすることもないので、治療の前後にゆっくりと話しができます。

ポイント⑤初診でいきなり治療をしない

初診の来院時、できればそのまま治療をしてほしいと思っていましたが親知らずの抜歯は次回になりました。

先生がいうには、痛みが強いなどで応急処理が必要な場合を除き、初診は歯の状態をしっかりと診ることが大事なので、いきなり治療はしないとのことです。

最初は「次の抜歯までまた悶々とした気持ちで過ごさなくていけないのか」とガッカリしたのですが、歯医者さんが苦手な理由には初診でよくわからないまま歯を削られたり抜歯されたらどうしようといった不安もありますよね。

信頼関係が築けていない中で怖い治療を任せるのは、かなり勇気が必要です。

こうした理由から、患者の気持ちに寄り添ってくれる歯科医院では、初診は問診と検査のみというところが少なくないようです。

ポイント⑥治療に選択肢があり自分が決定権を持てる

私が通っている歯医者さんでは、毎回必ず今後の治療について複数提示してくれます。

そして、複数ある選択肢の中から何を選ぶかは私が決めていいのです。

「次回は抜歯でいいですか?もしまだ気持ちが決まらないのであれば、先に他の歯の治療をすることもできますよ」と提案されたとき、これまでの歯医者では「次はこれをします」と決まった治療しか伝えられなかったり、ひどいときは何をするのかも教えてもらえない状態で診察台に乗ったりしたこともあったので驚きました。

もちろん、今の先生も提案やアドバイスをしてくれますが、それを選ばなかったとしても怒ったり不機嫌になることはありません。

私はどちらにしてもいずれしなければならない治療なら、と、基本的には先生の提案に乗っかっているのですが、不信に思ったり納得ができなければ治療を受けなくていいし、自分の歯の治療方針を自分も参加してちゃんと決めているのだからこそ頑張って通おうという気持ちにもなれています

ポイント⑦無痛治療を行っている

私自身は、実は歯医者での治療の痛み自体にそこまで恐怖心がない(どちらかというと歯科医院や歯医者そのもの対する不信や不安)ので、麻酔注射のチクチクは問題ありません。

しかし、痛みが苦手な人は治療中に痛みが少ないほうが安心できますよね。

無痛治療には麻酔注射の痛みを軽減する表面麻酔(浸潤麻酔)や笑気麻酔、痛みを感じにくい極細の注射針の使用、麻酔科医による静脈内麻酔法などさまざまな方法があるので、痛みを極力なくして治療を受けたい場合は相談してみるのがよいでしょう。

もちろんそのときに、「大人なんだから歯の治療の痛みくらい我慢しなきゃ」などと取り合ってくれない歯医者であれば、継続して通うのは難しいと判断できます。

反対に、ホームページで無痛治療を掲載していたり、自院でできる無痛治療を詳しく説明してくれたり、恐怖心を理解しようと努めてくれるところであれば不安が軽減します。

50代主婦の親知らず抜歯体験記

歯が痛む女性

ある日、強い痛みと共に親知らずの前側に亀裂が入り、数日で欠けて細長い穴(空洞)が見えるようになりました。

この時点ですぐに歯医者に行けばよかったのですが、痛みが引いたのを言い訳に長く放置。

少しずつ穴が広がるにつれ歯の尖った部分に舌に当たるのが気になるようになり、歯医者へ行くことを決意しました。

空いた穴の中では虫歯が広がっていた

行くまでは、穴の部分を削って詰め物をして終わり!だったらいいなと、僅かな期待があったものの、レントゲンに映った私の親知らずは中ですでに虫歯が進んでいました。

先生からは削って詰めて治すこともできるけれど、親知らずは歯ブラシが届きにくい場所にあるため、数年後にまた虫歯になる可能性が高く、抜歯が最善の治療といわれました。

歯医者に行きたくないがゆえ、歯磨きはしっかりしていた私。

このときの検診でも穴の空いた親知らず以外に虫歯がなかったことから、先生の言葉に納得できました。

こうして、8年ぶりくらいの歯医者で親知らずの抜歯を行うことになったのです。


歯ぎしりや食いしばりで歯が欠ける?

歯ぎしりや食いしばりは寝ているときに無意識に行っていることが多く、歯に体重の2~3倍の力がかかるといわれています。私は仕事中などにもグーッと奥歯を噛んでいることが多く、時々歯の周りに痛みがありました。見た目は虫歯も何もないので大したことがないと思っていましたが、ある日突然強い痛みを感じ、鏡を見たら下の親知らずに縦に亀裂が入っていて、その後空洞みたいになりました。

親知らずの抜歯自体は痛くない

親知らずは他の歯と比べて大きく、根も深いので、抜歯は痛いのではないかと思ってしまいますよね。

結論からいうと、麻酔が効いているため抜歯自体に痛みはありません。

今回の抜歯も麻酔が効いているのを確認された後、歯を左右に押す感覚があるくらいで痛みは一切なかったです。

しかも、ものの1分くらいであっけなく抜けました。

あくまでも結果論ですが、「こんなに簡単に抜けるならもっと早くに来ればよかった」と心の底から思いました。

私は15年くらい前に上の親知らずを抜歯しているのですが、そのときは抜くのに40分かかりました。

親知らずは下より上のほうが抜きやすいといわれていますが、人によって違うというわけですね。

抜くのに時間が長くかかっても麻酔が効いているので、痛みはありません。

親知らずの抜歯にかかる時間は生え方による

  • まっすぐ生えている親知らずの抜歯は5~30分
  • 歯茎に埋もれているものの半分ほど顔を出している、または斜めや横に生えている親知らずの抜歯は15~60分
  • 歯茎に完全に埋もれている親知らずの抜歯は30~90分


およその目安はこんな感じのようです。

初診時にレントゲンを撮ると親知らずがどのように生えているかわかるので、抜歯にかかる時間も計算できます。

もちろん、必ず目安通りになるわけではなく、私も先生からは特に「5分以内で抜けるよ」とはいわれませんでした。

抜歯後は抗生物質を服用

親知らずの抜歯で必ず抗生物質が処方されるわけではないようですが、虫歯や歯周病が親知らずの抜歯の原因の場合は、細菌感染リスクを下げるために処方されるケースが多いそうです。

私も虫歯が原因だったので処方されました。

抗生物質は調剤薬局での受け取りとなるので、親知らずの抜歯で歯医者さんを探すときは併せて近くに調剤薬局があるか確認しておくとよいでしょう。


お薬手帳アプリの処方箋送信機能を使えば待ち時間がなくて便利です。

詳しくはこちらをお読みください。

▷お薬手帳アプリが便利すぎた!50代主婦でも使い方は簡単?メリット・デメリットはないの?

継続して歯の治療や定期検診を行う

親知らずの抜歯で通院を開始しましたが、検診で再メンテナンスをしたほうがよい治療済の歯が3本あり、抜歯後に治療を行いました。

虫歯の治療ではないので軽微で麻酔の必要もなく、ストレスはほとんどありませんでした。

治療後は3ヵ月に1回の定期検診を行っており、歯を健康な状態に保つのと併せて、通いを継続することで歯医者への不安を解消しています。

また、歯科衛生士さんから歯磨きの指導を受け、歯ブラシの他にデンタルフロスの併用を勧められたので実践しています。

歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは60%ほどしか落とせませんが、デンタルフロスを使うと80%まで上げられるそうです。

虫歯になって治療が憂鬱にならないよう、しっかりと歯の健康を守っていくことが大切です。



まとめ

これまでは虫歯がひどく痛むようになってからやっと歯医者に行っていたので、とにかくすぐに診てもらえるところしか選びようがなく、不安や恐怖心に向き合ってもらえずにさらにトラウマになるという負のループに陥っていました。

今回は親知らずが虫歯だったものの、痛みがない段階で歯医者に行く決意ができたのが良かったです。

歯医者が苦手という方は虫歯がない今のうちに、自分に合う歯医者をじっくりと探して、まずは定期検診から一歩を踏み出してみるのがよいでしょう。

私も歯医者嫌いを克服すべく、この先も定期的に通ってコミュニケーションをとっていこうと思っています。





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