家でひとりで過ごす時間は居心地が良いけれど、子どもの手が離れつつある今、そしてこれからを見据えて「誰かのために役に立ちたい」と思う専業主婦の方は少なくありません。
私自身、ライフワークだったWebライターの仕事量が減り、持て余す時間ができたことで社会参加について真剣に考えるようになりました。
今回は、私が実際にやっていること、この先やってみたいことを合わせて、50代の専業主婦ができる社会参加の方法について紹介します。
50代専業主婦でもできる!社会参加する方法

長く専業主婦として、家庭中心の世界にいた自分が今さら社会貢献がしたいと思っても、足手まといになるのでは?と考えてしまいます。
そもそも、社会に参加するって何をすればいいのか、わからない人も多いですよね。
私もそう思っていましたが、専業主婦の社会貢献は想像していたようなハードルが高いものではありませんでした。
ボランティア
日本では長らく、ボランティアはいわゆる「意識が高い人」が行っているというイメージがありました。
災害救助や被災者支援の現場が多く報道され、人助けを使命感を持って全うする人の様子は、自分にはできないと感じる人は少なくなかったでしょう。
しかし、現在は若者を中心に「自分の得意を生かしたい」「自己成長を促すきっかけにしたい」などを理由にボランティアに参加する人が増えているそうです。
ボランティアは、必ずしも「人のため」がきっかけで始めるものではなくなりつつあるということです。
ボランティアに参加している人は幸福度が高いといわれていますが、それは「誰かの役に立つ」経験だけではなく、「自分のためになる」ことも大きく関係しています。
そもそもボランティアはラテン語の「ボランタス(voluntas)」が語源で、意味は自由意志。
主体性を持って自分がやりたいことを、やれるタイミングでやるのがボランティア。
そう聞くとなんだか少しだけハードルが下がる気がしますよね。
ボランティアの活動内容
- 自然や環境(海や森、川など自然の清掃活動、リサイクル、動物保護など)
- 福祉や子育て(点訳や手話などによる高齢者や障碍者の社会参加支援、レクリエーションや電話相談などによる子どもや青少年を対象にした活動)
- 国際交流
- 災害支援
など
ボランティアは自主的・自発的に社会の困りごとに無償(無給)で支援を行うというのが基本的な定義であり、この枠内であればあらゆることがボランティアになるそうです。
また、ボランティアはどこかの団体に所属して行うだけではなく、個人が活動したり、新たな団体を自身で立ち上げることもできます。
献血もボランティア
自主的に血液を提供する献血は、意外と知られていない身近なボランティアのひとつ。
スーパーや公共施設の入口に献血カーが止まっているのを見かけたとき、体調などに不安がなければ参加してみるのも社会貢献になります。
地域の活動
広義的には地域の活動もボランティアの一環といえますが、「ボランティアをやってみよう」よりも「地域で何か役に立つことをやってみよう」のほうが、始めるにあたって心理的なハードルが低いのではないでしょうか。
私が初めて参加したのは、市の広報に掲載されていたゴミ拾いです。
個人で自宅周辺のゴミ拾いを行っていたのですが、使用するゴミ袋や拾ったゴミの処理方法について市に問い合わせたときに「春に大規模な一斉ゴミ拾い活動がある」と教えてもらい、広報に掲載された告知を見て参加しました。
また、夏には町内会の草刈りにも参加しました。
草を生えっぱなしにしていると虫が発生しやすく、人目を避けるため犯罪の温床になることもあり、町内会としては持続したい活動である一方、高齢者にはきつい作業になり、年々参加者は減っているそうです。
参加者が少なくなると外部にお金を払って委託しなければならないといった事情も知ることができ、ここに住んでいる間はできる限り参加しようと思っています。
そこで顔見知りになったご夫婦が、自主的にゴミ捨て場周辺の草刈りをしているので、タイミングが合ったときはお手伝いをするようになったある日、「あなたが引っ越してきてくれてよかったよ」「ずっとここに住んでいてね~」といわれて思わず泣きそうになりました。
ボランティアと同様、地域活動への参加も自身の幸福度を高めることができます。
\幸福感を得る方法は他にも!詳しくはこちらから/

\ありがとうのパワーについてはこちらから/

地域活動の探し方は?
お住まいの自治体のホームページや広報に地域活動の予定が掲載されるので、まずはそこをチェックしてみるとよいでしょう。
今できることを見つけるなら、自治体の社会協議福祉会やボランティアセンターに問い合わせるか、直接訪れてみてもいいかもしれません。
以下は一例ですが、ゴミ拾いや草刈りの他にもさまざまな活動があります。
- 高齢者の話し相手
- 高齢者の自宅の見回り
- 読み聞かせ
- 地域交流イベントの準備や運営
- 子ども食堂の準備や運営
- 花壇の管理
- 通学時の見守り(安全指導)
- 広報誌の編集
- 図書整理
私は20代のときに地域情報誌の取材ライターをしていた経験があるので、広報誌の編集はやってみたい地域活動のひとつですね。
寄付
お金持ちが寄付をするのは、節税や周囲に好印象を与えるためなどの理由の他に、人のためにお金を使うことで自分が幸せになると知っているからといわれています。
ある研究では、同じ額のお金を「自分のために使いなさい」と渡されたAグループと、「他人のために使いなさい」と渡されたBグループでは、Bグループのほうが幸福度が高かったことがわかっています。
災害の支援金、NGOやNPOへの支援など、お金持ちが多額の寄付をしたことがニュースになって驚くときがありますが、今なお「売名行為」と捉える人がいる一方で、クラウドファンディングが一般的になりつつある現在は、利他的に行動することで自らが幸せになれると知っている人が増え、以前よりも否定的に見る人は少なくなっています。
すぐにできる寄付①ふるさと納税
自治体の中には、寄付金の使い道を寄付した側が選択できるところがあります。
災害の被災地へのふるさと納税を行い、使い道に復興支援を選択すれば、自分のお金を確実に被災者支援に使うことができます。
\我が家もふるさと納税やっています!/



すぐできる寄付②フードドライブ
家庭で余っている食品を、福祉団体や施設に寄付することができます。
最近はスーパーやコンビニ、郵便局、自治体が指定するNPOなどでも受け取りが可能です。
すぐできる寄付③イオンの幸せの黄色レシート
毎月11日のイオンデーは、レシートが黄色にプリントされています。
そのレシートを専用の投函ボックスに入れると、レシートの合計金額の1%が投函先に寄付されます。
投函ボックスにはボランティア団体を始め、地元のスポーツ少年団、障碍者施設、緑化活動団体などさまざまあり、共感できる団体への寄付が可能です。
こんなことも社会貢献
地域の清掃活動に参加できなくても、家で出るゴミを減らすだけでも環境保全、自然保護の観点から社会に貢献しています。
一方で、消費活動も経済を回すという意味では社会貢献になります。
そもそもの話として、毎日の食材や日用品を購入している専業主婦が、何ひとつ社会に参加していないということではないのです。
消費活動にさらにもう一段階、社会貢献度を高めたいなら、フェアトレード商品や売り上げの一部が寄付される商品(寄付付き商品)、環境に配慮された商品を選ぶ方法もあります。
まとめ
専業主婦は外で働いて税金を納めていないから、社会に貢献していない。
そんな辛辣な言葉に、かつての私も心を痛めていました。
仕事を持つことは確かに社会貢献のひとつではあります。
でも、仕事以外でも社会に参加し、自己実現ができる方法はあります。
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