年間400万人を超える観光客が訪れる登別温泉は、日本でも有数の観光地です。
しかし、駅前は寂れた雰囲気が漂い、JRを利用する観光客が立ち寄れる場所があまりありませんでした。
そんな登別駅前に昨年オープンしたのが、登別市観光交流センター「ヌプㇽ」です。
先日、やっと行けるタイミングが来たので行ってみました。
- 登別市観光交流センター「ヌプㇽ」について詳しく知りたい
- 登別市観光交流センター「ヌプㇽ」へのアクセス方法や駐車場は?
登別市観光交流センター「ヌプㇽ」とは?

2023年3月1日にオープンした施設で、登別駅のすぐ横にあり、駅から出てすぐに右手に見える茶色の大きな建物になります。
ヌプㇽの奥には、イーエスコー城(デンマーク)がモデルのニクス城がシンボルとなっている登別マリンパークニクスが見えます。
ヌプㇽから登別マリンパークニクスまでは徒歩4分と近いため、登別温泉に向かう観光客だけではなく、登別マリンパークニクスを訪れた観光客も立ち寄りやすい場所にあります。
ヌプㇽの意味は?
ヌプㇽはアイヌ語で「色の濃い」という意味があります。
ヌプㇽは観光客への案内施設だけではなく、登別市民が集う場所としての役割もあり、利用する両者がそれぞれ濃い時間を過ごしたり、交わりのある時間を作るという意味があるそうです。
ちなみに、登別はアイヌ語のヌプㇽぺッが語源で、色の濃い川、濁った川という意味があります。
登別川の上流のカルルス温泉や、登別温泉を流れる支流のクスリサンベツ川には硫黄成分が多く含まれ、透明ではなく白く濁った川の色をしていることから、この地名がつけられたのでしょう。
北海道にはほかにも「別」がつく地名が多く、そこは川に特徴がある土地だったといえます。
地名 | アイヌ語の意味 |
愛別 | アイペッが語源で、矢のように流れが早い川の意味 |
紋別 | モペッが語源で、静かな川の意味 |
江別 | ユベオツが語源で、チョウザメのいる川の意味など諸説ある |
士別 | シペッが語源で、本当の川の意味 |
アクセス方法
JR利用の場合は登別駅下車後徒歩1分、駅から出るとすぐ右側に見えるのでわかりやすいです。

道央自動車道は登別東ICで下車後、右折して道なりに下る(左折すると登別温泉に向かいます)と登別駅が見えてきます。
国道36号線のすぐ近くにあるため、室蘭方面及び札幌方面から車でのアクセスもしやすいです。
駐車場はある?
ヌプㇽの入口は登別駅側と、そこから裏手になる登別マリンパークニクス側の2ヵ所があります。


登別駅側の駐車場は冬期間は閉鎖されています。
マリンパーク側の駐車場を利用してください。

駐車場はそれぞれの入口前にあり、登別マリンパークニクス側の駐車場は30台収容が可能です。
駅側の駐車場はマリンパークニクス側よりも狭く、20台ほどのスペースとなっており、2つを合わせて50台収容となっています。
私は1月の日曜に行きましたが、駐車場は数台分の空きしかありませんでした。
平日ならもう少し余裕があるのかもしれません。

レンタサイクル貸し出し
登別駅側の入口横には、レンタル用の自転車が並んでいて貸し出しが可能です。
料金は半日(9:00~12:00/13:00~16:00)で500円、1日(9:00~16:00)は1,000円です。
ヌプㇽの施設紹介
ヌプㇽは地上2階建ての施設で、1階は主に飲食や物販スペース、2階には複数の多目的室があります。
なかには観光客の方が多くいたため、一部撮影していないところもありますが、雰囲気をお伝えします。
1階入口付近

登別マリンパークニクス側の入口から入ると、右側にアイヌ模様やヌプㇽのロゴが入ったピアノが置いてあります。
また、建物の右側と右奥は壁が全面ガラス張りになっていて、外の景色が見渡せます。

休憩スペース

窓に面した位置にソファーとテーブル、中央付近は画像のような木製のテーブルと椅子がいくつも並んでいます。
また、柱をテーブルで囲んでハイチェアーが並んでいるところには、柱部分にコンセントがありました。
休憩スペースでは無料Wi-Fiの利用ができ、テーブルやコンセントにパスコードが記載されています。
テナントブースは現在3店舗(2024年8月時点)

1店舗目は、朝から手作りしたジェラートが食べられるお店、なな色のヒカリです。
店名通り7種類のジェラートが食べられますが、手作りのため全部揃うのは昼くらいだそう。


カシスソルベといちごミルクを注文してみました。
どちらもさっぱりとした味で食べやすかったです。
ジェラードを頼むと飴細工などで仕上げてくれます。
胆振(北海道の総合出先機関のひとつで、本州に県に相当する)の食材にこだわり、地元登別産ののぼりべつ牛乳を使った一番人気のヌプㇽミルクを始め、豊浦産のいちご、厚真のハスカップ、白老のきな粉、室蘭のチョコレート、壮瞥のじゃがいもなどのフレーバーがあります。
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜・木曜(祝日の場合は翌平日) |
SNS |
2店舗目は、なな色のヒカリの隣にあるパン屋さん。
特定医療法人社団千寿会三愛病院の就労支援センターピアチェーレのサテライト店舗です。

今までは移動販売でしたが、パン屋が少ない登別駅周辺の地域の住民との交流を目的に、常設店舗として出店したそうです。

メロンパン129円、つぶあんぱん140円、コッペパンサンド280円と、リーズナブルな価格でパンが食べられます。
バラの形を模したアップルパイが人気商品らしいのですが、昼前の時点で売り切れでした。
ご当地のグルメの閻魔やきそばに贅沢なウニを挟んだ登別閻魔やきそばサンドや、登別産の豚肉を使用したカレーパイなどもありました。
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜(祝日の場合は翌平日) |
SNS |
ジェラートとパンの両方を味わいたいなら、火曜・金曜・土曜・日曜に行ってみてください。
3店舗目は、まる丼木村屋さん。

北海道有数の観光地である登別(温泉)にある施設のわりに、値段は良心的。
ヌプルのある登別駅から少し離れた場所にある鮮魚店「まるせん木村屋」が運営しているようで、登別ではとても有名なお店らしいです。
まる丼木村屋の「木村屋丼」と「マグロ丼」を食べました。
詳しいレニューについては、▷登別駅周辺で気軽に食べられるヌプルの海鮮丼にて紹介しているので、併せてお読みください。
ショップ
1階の一番奥(登別駅側からは入ってすぐ)に登別市の公式ショップがあり、登別ブランド推進協議会が認定した推奨品が並んでいます。

北海道固有の熊であるヒグマが、冬眠前後に食べて力を蓄える熊笹を使ったえぞ熊笹茶などが販売されていました。
えぞ熊笹茶はショップ近くのテーブルに試飲があったので、試してみてからの購入ができます。

そのほかには、のぼりべつ牛乳を使ったプリン、温泉地ならではの温泉の素や湯の花を利用した使い捨てパック、鬼のまちのぼりべつの鬼グッズ、北海道PRキャラクターキュンちゃんのグッズなどがありました。

インフォメーション

ショップの横には総合案内所があり、登別市だけではなく近隣エリアの観光地の案内や、各種窓口の受付を行っています。
手荷物預かり・配送サービス | 1個700円で手荷物を預けられます(16:30まで) また、1個1,500円で宿泊先まで手荷物を配送してくれます |
車椅子貸し出し | 無料で車椅子の貸し出しを行っています |
レンタサイクルの受付 | 入口のレンタサイクルの貸し出しをしています |
ストリートピアノの演奏受付 | 入口のピアノは誰でも無料自由に弾けますが、インフォメーションへの問合せが必要です |
図書貸し出し | 土日のみ受付 |
ジオラマ展示


テナントブースとインフォメーションの前には、レゴブロックで作った登別駅・登別温泉周辺のジオラマがありました。
かなり精巧に作られていて、見応えがあります。
アイヌ文様のロゴマーク


中心の手裏剣のような模様は、アイヌ文様の「シク」で目を表すもの。
渦巻きは「モレウ」、トゲは「アイウシ」という文様で、四方に広がる渦巻きやトゲで様々な体験や経験を表現し、その中心に目があることで体験や経験を感じるという意味合いが込められているそうです。


ゴールデンカムイの影響で、近年はアイヌ文様への注目度が高まっていますよね。
本来であれば民俗資料館などに行かないと見られない貴重な品が、ヌプㇽで気軽に見られます。
登別支所

ヌプㇽ内には登別市役所の支所が併設されていて、各種手続きや申請が可能です。
さらに、支所の隣には登別市立図書館の簡易スペースがあり、本の貸し出しや返却ができます。
これは、周辺の住民はとても便利ですよね。
2階は多目的室やオープンスペース
多目的室や調理室があり、どちらも貸館利用ができます。

過去にはアイヌ語講座やゼミ、手作り雑貨のワークショップ、そば打ち教室などが開催されていました。
大きな鏡のある教室もあったので、ダンスなどのレッスンが今後開催されるのかもしれません。
個人的には、階段を上がって左手のオープンスペースがとても良い空間だと思いました。

壁にコンセントがあるので、外を眺めながらパソコンが使えます。
(無料Wi-Fiのパスコードが記載されています)
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目の前が登別駅のホームなので、すぐそこに特急列車が止まっている様子が見られるんです。
運転席の人影がはっきりとわかるくらい近い距離です。
これは電車好きな人には嬉しいのではないでしょうか。
オープンスペースには小さいキッズスペースもあります。

登別駅は休憩スペースがかなり狭いので、電車の発車まで時間に余裕がある場合は、ヌプㇽの施設を利用すると待ち時間も退屈せず過ごせます。
まとめ
- 登別市を訪れる観光客への案内や、地元住民との交流の場として作られた
- 地元食材を使ったジェラートやパンが食べられる
- 登別ブランド推進協議会がおすすめするお土産が購入できる
登別駅前の寂しい雰囲気に、ヌプㇽの誕生によって明るい兆しが見えてきました。
2025年には登別駅がバリアフリー化を目的に新駅舎へと生まれ変わるため、ますます観光客や市民の方が利用しやすい場所になればいいですよね。
現在改修中の登別駅は待合室が狭いので、電車の待ち時間がある場合は、登別市観光交流センター「ヌプㇽ」を利用してみてください。
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