毎日の食事の準備、面倒で投げ出したい主婦は多いですよね。
私もその一人でしたが、食器を変えてみたらモチベーションが変化し、「今日はなに作ろうかな」が少し楽しくなりました。
また、食事の内容はいつも同じようになってしまうのが悩みでしたが、スーパーで食材を見ていても「あのお皿にこんな料理を盛ってみたらおいしそう」の視点が加わりました。
そんな体験談をお届けします。
- 毎日の食事作りが苦痛で楽しくない
- 1,000~4,000円台で購入できるおしゃれな食器が知りたい
そもそもは食器に興味もこだわりもなかった
実家住まいから家を出て暮らすようになっても食器に興味はなく、実家で余っていた食器を分けてもらったり、結婚後はプレゼントや引き出物の食器を使っていました。
どうしても足りないときだけ、ホームセンターで適当に買う程度。
たまに陶器市があると覗いてはみるものの、普段使っているものの数倍以上の値段に、「割れたら使えなくなるのにもったいない」と思っていましたね。
食器を変えようと思ったのはお弁当箱がきっかけ
今から3年前、娘の高校入学を機に、毎日お弁当を作る必要が出ました。
それまで旦那のお弁当は作っていましたが、お弁当箱はホームセンターなどでよく売ってるのを使っており、一段に半分ご飯、半分はおかずを詰めていました。
私は、食べるのは好きだけど料理は面倒なタイプで、盛り付けのセンスもありません。
というか、そもそも早起きが超苦手で、旦那のお弁当をかれこれ20年くらい作り続けている毎日がそれはそれは苦行に感じていました。
そんな私が作る旦那のお弁当、当然ながら見栄えは度外視。
朝早く起きて頑張って作っている労力を考えると、達成感はまるでありませんでした。
でも、娘のお弁当も同じではちょっとかわいそうな気もするし、なによりこのままではずっとお弁当作りが辛いだけです。
ここはまず、作っていて少しでも自分が楽しいお弁当にしようと、彩りよく仕上げて自己満足(娘や旦那の満足ではなくあくまでも自分)すべきだと思った私は、お弁当箱選びからしっかり考えようとあれこれ探し始め、毎朝元気が出るよう(私が)色は黄色を選びました。
お弁当箱を変えたところで、相変わらず私はお弁当作りが苦痛で、見栄えを気にする余裕もなく、機械的な作業として作るかもしれない。
そう思いながらも、娘の入学後から「せっかく選んだお弁当箱に合うような内容にしよう」と意識して、ちょっと頑張ってみました。
これが、思っていた以上にモチベーションが上がる結果となり、お弁当作りが前ほど嫌じゃなくなったのです。
お弁当箱を変えたらお弁当作りが少しだけ楽しくなった私は、毎日使う食器もこだわったら食事の支度も楽しくなるのでは?と思うようになりました。
購入した食器をご紹介
食器にこだわってみようと思ったところで、いきなり、欲しい食器を手当たり次第購入できる度胸もお金も持ち合わせていません。
そこで、マイルールを作りました。
- 食器を買うのは1年に1回
- 予算は5,000円以内
これなら、日ごろ家事・育児を頑張っている自分へのご褒美としてありかなと思えますよね。
3年でちょっとずつ買った食器の一部をご紹介します。
【購入品①】渕錆粉引ディナープレート
1枚868円(価格は当時、楽天スーパーセールにて購入のもの)家族分の3枚を購入しました。
8寸皿なので、大皿としてもワンプレートとしても使えます。
皿に厚みがあり、ふちの模様も独特なので、値段以上に見えるのがお気に入り。
カレーと付け合わせ(ポテトサラダ・サラダ・にんじんラぺ・カーボロネロのガーリック炒め)を盛るだけでも、それなりの料理に見えます。
カーボロネロなどの新種野菜を食べてみた記事を公開しています、併せてお読みください。
ポテトサラダに合うじゃがいもの種類を検証している記事を公開しています、併せてお読みください。
【購入品②】渕茶白唐津手付きパスタ皿
1つ1,100円(価格は当時、楽天スーパーセールにて購入のもの)家族分の3枚を購入しました。
こちらも家族分3つ購入しています。
パスタ皿とありますが、我が家ではうどんを食べるときによく使います。
形のかわいさに一目惚れして購入しましたが、取っ手がついているので、熱い食べ物を運ぶのに便利で重宝しています。
【購入品③】カネコ小兵リンカ
6寸皿1,870円、7寸皿2,420円。
花が咲いたような愛らしい形の器です。
こちらは1枚ずつの購入です。
雑貨店などで似たような形の商品が売っているので迷いましたが、商品が届いて手にとってみると、厚みや掘りの深さ、風合いなどがまったく違っていたので、こちらを購入してよかったと思っています。
和食、中華、洋食となんでも合いますし、小皿のほうはデザートプレートとしても使っています。
シリーズで買い増していこうと思っているくらいお気に入りです。
2023年のご褒美に買ったのは「小鹿田焼」
器に興味を持ち始めたタイミングで、ブラタモリでタモリさんが愛用している食器として紹介していました。
いつか購入したいと夢見ながら3年が過ぎ、このたびついに購入しました。
小鹿田焼の購入レポを掲載しているので、併せてお読みください。
2024年のご褒美はRikizo Blue
食器上級者(基準は不明)が使っているイメージの青い食器に、早くも手を出してしまいました。
初夏に届き、例年以上に暑い北海道で毎日のように使っています。
Rikizo Blueの詳しいレビューは、こちらの記事を参考にしてください。
食器を変えると料理がおいしそうに見える
食器を変えたからといって、今までよりも料理をきちんとやっているわけではありません。
ただ、盛り付けにちょっとだけこだわるようになったら、テーブルに並べたときに家族から「おいしそうだね」という声が多くなりました。
実は、我が家の娘と旦那はこれまで、食事はお腹を満たすためにする感じだったのですが・・。
私が食器を変えて盛り付けを意識するようになったら、食への関心が少しだけ出てきたようです。
仕事帰りにスーパーに寄った旦那が、「見たことない野菜があったよ」など教えてくれるようになりました。
食器洗いがちょっとだけ苦痛じゃなくなる
できればやりたくないのは今も変わりません。
でも、以前までは後片付けが本当に重労働に感じていたのが、今は「おつかれさま」の気持ちを持って、食器を大事に扱えるようになりました。
これだけでも、食器洗いの時間の精神的なストレスが幾分緩和されたと思います。
SNS映えではなく自分や家族のために
私はTwitterやInstagramのアカウントは持っていますが、投稿はしていません。
なので、毎日のお弁当作りや料理の記録は、自分のスマホのみに保存している状態です。
「誰に見せるわけでもないのに、こだわってなにかが変わるの?」
と思うかもしれませんが、誰かに見せることを意識して作っていたら、必要以上に無理をしてしまい、もっと早くに嫌になっていたかもしれないなって思います。
あくまでも自己満足。
自分が心地よい、楽しいと思う範囲でやってみる、のが大事だと感じています。
お弁当の余り物を並べただけの朝ご飯でも、お気に入りのお皿に並べてみたら満ち足りた一食になりました。
買ってきたデザートをのせて、「かわいい」って思うのがしあわせです。
丁寧な暮らしがしたいのでも、映えてるね!と誰かに評価されないわけでもありません。
だからこそ、楽しくできているのかなと思います。
まとめ
- 料理をするのが楽しくなる
- いつもの食事がちょっとだけおいしそうになる
- 食器洗いも苦痛じゃなくなる
選ぶ料理や盛り付けのセンスのなさはさておき、お気に入りの食器を少しずつ買っていくのはとても楽しいです。
これからも、1年に1回5,000円のルールを守りながら、緩く食器を集めていきたいと思っています。
料理を楽しくしたいときは、食器だけではなく、調理道具を変えてみるのもおすすめです。
こちらの記事も併せてお読みください。
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