新千歳空港から車で約1時間、札幌から電車(快速エアポート)で30分とアクセスの良さから、北海道の数ある観光地の中でも人気の小樽ですが、「見どころが少ない」「日帰りで十分」など、道民にとっては寂しくなるような声も聞こえます。
私はこれまで20回は小樽に行っていますが、確かに若いときは主要観光地を見て回ると、時間が余ってしまったことも。
小樽一の観光名所である運河と、北一硝子やルタオ、海鮮などのお店が集まる堺町通りは徒歩5分の距離にあるので、ここら辺を見るだけなら半日もあれば十分だからです。
しかし、50代の今は1日小樽にいても回り切れません。
なぜなら、若いときには気づけなかった小樽の魅力に気づけたからです。
そこで今回は、50代におすすめの小樽観光を3ヵ所と、小樽一の観光スポット運河の歩き方をご紹介します。
じっくりゆっくりと小樽を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
50代におすすめの小樽観光スポット①住吉神社
小樽住吉神社は1881年に創建、1886年に現在の場所に社殿を造営後、平成30年(2018年)に鎮座150年周年を迎えた歴史ある神社です。
航海安全や交通安全、安産、商売繫盛、家内安全、縁結びなど、幅広いご利益があるといわれていますが、有名な風水師曰く、参道が龍の通り道となっていることから良い気が流れる場所とか。
行くだけでご利益がありそうなところなんですが、お参りだけではなく、住吉神社にはたくさんの「推し」ポイントがあります。
思わず息を飲む境内からの景色
住吉神社は最初の鳥居から、奥の社殿までの参道がまっすぐに伸びています。
社殿をお参りをした後に振り返ると・・
参道を下り、鳥居を抜けた先には道路が続き、さらにその先には海が見渡せる絶景が広がります。
私が訪れたのは9月ですが、10月に入ると参道の両脇の木々が色づいて美しい紅葉が、春には桜の名所となり、海と同時に鳥居や桜が見れる唯一無二の場所になります。
季節の花が咲く花手水
花手水を行っている神社は全国に数多くありますが、住吉神社の花手水は手水舎いっぱいに花が敷き詰められており、規模の大きさが特徴です。
私が訪れたときは赤と黄色をメインとした、色とりどりの花がとても綺麗でした。
住吉神社の花手水は一年中行われておらず、年に8~10回ほどの期間限定の開催で、期間によって花が変わります。
- 第1回(4月27日~5月6日)は桜
- 第2回(5月16日~5月26日)はカーネーションやミニバラ、ガーベラなど
- 第3回(6月14日~6月25日)は芍薬
- 第4回(7月1日~7月11日)はひまわり
- 第5回(7月12日~7月22日)は胡蝶蘭
- 第6回(7月23日~8月1日)は紫陽花
- 第7回(8月2日~8月11日)はユリ、ひまわり、バラなど
- 第8回(8月15日~8月25日)はユリ、バラ、アジサイ、トルコキキョウ、ガーベラなど
- 第9回(9月14日~9月28日)はホオヅキ、トルコキキョウ、ナナカマドなど
胡蝶蘭や芍薬の花手水、見てみたいです!
毎年4月~10月に開催しているとのことなので、訪れる場合は事前に期間を確認しておくとよいでしょう。
副参道の赤い鳥居
住吉神社で赤い鳥居が立ち並ぶ光景が見られるのは全国的にも珍しいとのこと。
(千本の赤い鳥居がある京都の伏見神社が有名ですよね)
住吉神社以外でも北海道ではあまり見かけないので、この赤い鳥居を見るだけでも行く価値があります。
赤い鳥居は、平成30年(2018年)の鎮座150周年の記念事業として設置されました。
2024年9月時点では、合計33基建てられています。
木魂神社
社務所の横にある小さい神社は、小樽木材協会が山の神様を祀る目的で造営したものですが、平成元年より住吉神社の境内に遷座されて今に至ります。
すぐ脇に草木に覆われた古びた石段があり、ひっそりとした雰囲気に風情を感じるので、住吉神社にお越しのときはぜひ併せて立ち寄ってみてください。
(ちなみに石段を上ると、小樽市民が行き交う生活道路になっていました)
住吉神社の基本情報
住所 | 小樽市住ノ江2丁目5-1 |
電話番号 | 0134-23-0785(問い合わせは9:00~17:30) |
営業時間 | 24時間 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |
公式サイト | http://www.otarusumiyoshijinja.or.jp/index.html |
50代におすすめの小樽観光スポット②似鳥美術館
旧拓殖銀行小樽支店の建物を、家具のニトリが美術館として活用しています。
同建物は以前、高級ホテルやエコノミーホテル、ペテルブルグ美術館などに再利用されてきたため、これまでは泊まるかロシアの絵画を見るかしか中には入れなかったのですが・・
似鳥美術館は1階がステンドグラスの展示、2階の企画展示、3階は近代・現代の洋画と彫刻、4階は近代・現代の日本画と、美術にあまり明るくない私でもそれなりに楽しめそうなラインナップ。
なにより、観光客でも気軽に立ち寄れるカジュアルさがあるので、あまり身構えずに中に入ることができました。
ティファニーのステンドグラス作品
似鳥美術館の1階は有名ジュエリーブランド、ティファニーの創業者であるルイス・コンフォート・ティファニーのステンドグラスの作品が展示されています。
ルイス・C・ティファニーは宝飾品だけではなく、ステンドグラスやガラス工芸、室内装飾など、多岐に渡ってその才能を発揮した人物だそうです。
正面のステンドグラスは特に圧巻で、入口から入った瞬間に思わず声が出てしまいました。
ルイス・C・ティファニーのステンドグラスはガラスに色をつけるのではなく、色つきのガラスをはめこんでステンドグラスに仕上げていくというもの。
ステンドグラスは、9世紀に字が読めない人のために聖書の内容を伝えるために作られたのが始まりとされます。その後、ガラスの持つ透明感が芸術的な意味合いを高め、ステンドグラスの技法は躍進していきましたが、無色のガラスにエナメルの着色塗料で色付けされるようになると、粗悪品が増えたこともあり、本来のガラスの美しさや魅力を失って衰退の一途を辿るように。ところが19世紀に入ると、宝石商の2代目として生まれながらも家業を継がず、画家や室内装飾家として活動していたルイス・C・ティファニーが、12世紀以前の正統的な作り方を踏襲しつつ、革新的な技法や新しいタイプのガラスを作り、ステンドグラスが本来持つ美しさや素晴らしさを再び世間へと伝えるようになりました。
さらに、ガラス同士をハンダで付けて繋げる技法によって、立体的な造形を可能にしました。
ルイス・C・ティファニーのステンドグラスを用いたランプシェードは「ティファニーランプ」と呼ばれ、その技法は今も多くのランプ作家に受け継がれています。
また、絵画のような細かい描写をステンドグラスで再現できるようになったのも、ルイス・C・ティファニーの功績です。
ここを見るために入館料払ってもいいくらい、圧巻の美しさです。
写真を撮ったり、解説を読んだり、ボーッと眺めたりで20分くらい滞在していました。
10億円の価値がある絵
似鳥美術館には、世界の有名な画家や作家の作品が数多く展示されています。
ルノワール、シャガール、横山大観、平山郁夫、東山魁夷、山下清などの絵画や、「開運なんでも鑑定団」で10億円の価値と評価を受けた藤田嗣治の作品がありました。
また、絵画以外にも薮内佐斗司(せんとくんの生みの親)作の阿吽や、高村光雲と弟子の木彫り作品、北大路魯山人の焼き物、日本刀などの展示もありとても楽しめます。
2階の企画展示では、岡本太郎の作品が並んでいました。
館内が見ていて飽きない
撮影はステンドグラスのみOKとのことだったので、館内を撮ってよいものかわからず撮りませんでしたが、なめた質感のある木の手すりやアールデコ調の天井、かつては金庫に使っていた部分のぶ厚い扉など、北海道の唯一の都市銀行だった拓殖銀行の面影が見れただけでも興味深かったです。
周辺に歴史的建造物
旧拓殖銀行小樽支店を活用している似鳥美術館の周辺は、かつて「北のウォール街」と呼ばれたエリア。
少し歩くと、旧北海道銀行本店の建物を利用した小樽バイン(ワイン&カフェレストラン)や、
旧三井銀行小樽支店があります。
また、街中に突如として線路が現れるのも面白いです。
旧手宮線は、北海道で最初に鉄道が通った場所になります。
線路の脇には「式内駅」がそのまま残されています。
似鳥美術館の基本情報
住所 | 小樽市色内1丁目3-1 |
電話番号 | 0134-31-1033 |
営業時間 | 5月~10月は9:30~17:00 11月~4月は10:00~16:00 |
入館料 | 似鳥美術館のみ一般1,200円 ※ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店・西洋美術館と併せた4館の共通券の場合は一般2,900円 |
支払い方法 | クレジットカード、QRコード決済など |
駐車場 | あり(有料)※4館共通券購入の場合は2時間無料 |
公式サイト | https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/nitori-museum-of-art/ |
SNS | X/Instagram/Facebook |
似鳥美術館は、ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店・西洋美術館と併せて4館共通券を発行しており、すべてを回るのであれば共通券を購入するのがお得。
また、ステンドグラスのみを見たいのであれば、ステンドグラス美術館に行くのがおすすめです。ステンドグラス美術館も撮影が可能です。
50代におすすめの小樽観光スポット③天狗山
天狗山は標高約532m、観光地である運河や堺町通りからも目視できる場所にあります。
冬期間は閉鎖されますが、観光道路が通っていて市街地から車で15分の距離。
また、ロープウェイならおよそ4分で頂上近くまで着きます。
私は今回車で上がりましたが、道路はかなり蛇行しているので、乗り物に酔いやすい人は注意してください。
また、駐車場からロープウェイの山頂駅がある展望台までは少し歩きます。
天狗山は冬期間スキー場としてオープンするため、第一展望台の看板や、撮影スポットのすぐ後ろは急な坂になっています。
高所恐怖症の私は近づけませんでした。
案内表示板を見ると広い場所のように思えますが、ぐるっと見て回るのにそこまで時間はかかりません。
今回、すべては回っていませんが、私が行ったところをご紹介します。
TENGUUテラス
天狗山から小樽市街地が一望できる場所にウッドデッキが設けられていて、椅子に腰かけてゆっくりと景色を楽しめます。
合計6ヵ所ほどありましたが、向かって右側のウッドデッキからの景色が個人的にはおすすめです。
展望台の2階にカフェがあるのですが、そこでテイクアウトしたメニューを飲みながら、景色を楽しむこともできます。
海と山に囲まれた小樽は、商業地域と住宅街が混然一体としていて、街並みがぎゅっとコンパクトなのが特徴なので、天狗山から見る夜景もまた絶景です。
映りゆく空と町の色合いを見ながら、ゆっくりとした時間を過ごすのも、50代ならではの小樽の楽しみ方といえます。
TENGUUテラスから10分ほど山道を歩くと、岩場の上に作られた第3展望台があります。天狗山の展望台の中で一番札幌に近く、眼下には奥沢水源地や北海道新幹線が停車する新小樽駅が見え、他とはまた違った眺望が楽しめます。
屋上展望台
展望台の屋上から眼下の市街を眺められます。
さらに高い場所から見たい人用の階段状の台も用意してありました。
小樽市街だけではなく、視線を左に移すと余市方面の景色も見れます。
展望台2階からの眺め
展望台の2階には、売店やカフェ、天狗山ギャラリー、小樽スキー資料館などがあります。
売店の窓からでも小樽の街並みがしっかりと見えます。
売店の奥のカフェは、窓際にカウンター席が設けられており、コーヒーなどを飲みながら景色を見ることができます。
寒い日や雨などでも、椅子に腰かけて飽きるまで小樽の街並みを楽しめるのは嬉しいですよね。
シマリス公園
ロープウェイ山頂駅近くの金網に囲まれた一角がシマリス公園です。
すばしっこくてその姿をなかなか見つけられないのですが、園内ではひまわりの種が売っていて、手のひらやスプーンにのせて待っていると、どこからともなくやってきてかわいい姿を見せてくれます。
天狗山神社
天狗山という名前のとおり、天狗山には天狗が棲んでいるといわれています。
そして、天狗の由来は日本神話に登場する猿田彦大神です。
こうした縁から、猿田彦神社から分霊された猿田彦大神を祀っているのが天狗山神社になります。
大きなお社ではありませんが、天狗が祀られている神社は全国的に珍しいですよね。
交通安全、商売繁盛、学業成就のご利益があるとのことです。
天狗山の基本情報
住所 | 小樽市最上2-16-15 |
電話番号 | 0134-33-7381 |
営業時間 | ロープウェイは9:00~21:00 |
駐車場 | 150台(無料) |
ロープウェイ料金 | 一般往復1,600円 |
支払い方法 | カフェはクレジットカード、QRコート決済が可 ジップラインやスライダーは現金のみ |
公式サイト | https://tenguyama.ckk.chuo-bus.co.jp/ |
SNS | Instagram/Facebook |
50代におすすめの運河の歩き方
海岸を埋め立てて造られた小樽運河は、緩やかなカーブを描いており、周辺には歴史的建造物を利用したレストランや石造りの倉庫が建ち並ぶ、どこかノスタルジックな風景が見られる人気のスポットです。
それゆえに日中は観光客で溢れ、歩くのもままならないほど混みあうことがあります。
しかし、冒頭で触れたように、小樽は日帰りで十分と考え、数時間滞在した後に泊まらずに帰ってしまう観光客が多いんです。
そのため、ゆっくりと運河を楽しみたい人にとって穴場的な時間帯が存在します。
夜の小樽運河は人がいない
「あれだけ日中に人が多かったのだから、夜もライトアップを見にたくさんの人がいるのだろう」と思ってしまいますが、夜の小樽運河にはびっくりするほど人がいません。
日帰り小樽観光を楽しむ観光客は、夕方になると札幌などの宿泊地に向かってしまうからです。
私も過去に運河沿いのホテルに宿泊したとき、日中の人の多さに辟易して夜の運河観光を諦め、早々と部屋に戻ったのですが、諦めきれずに窓のカーテンを開けて運河を見ると人が全然いないことに驚きました。
慌てて支度をして、無事に運河沿いをゆっくりと散策できたのがよい思い出です。
小樽運河は時間に余裕をもって、ぜひ夜に楽しんでください。
夜景が美しい場所であるにも関わらず、人がいなくて静かに見られますよ。
小樽では毎年2月に「小樽雪あかりの道」というイベントを、運河沿いを始めとした街中で開催します。この期間中は運河はスノーキャンドルや浮き球キャンドルが灯され、いつもに増してより一層幻想的な景色になります。冬限定のイベント、そして灯りが主役ということもあり、期間中は夜につれて人が多くなるのでその点は注意してください。
朝焼けの小樽運河
朝は8時すぎくらいから観光客の姿を見かけるようになりますが、その前は会社に向かう地元の人が通るくらいで、夜と同様に静かな運河沿いを堪能できます。
中でもおすすめなのが早朝の時間帯。
朝日が昇りながら空を染めると、空を鏡のように映す運河の水面も同じようにキラキラと輝きだします。
夕暮れの小樽運河
観光客はまだまだ多いため、運河沿いの道を含めた撮影は難しいですが、空が少しずつ暗くなり始め、倉庫や建物に灯りが灯り始める様子は幻想的で綺麗です。
私が行ったときはお祭り期間中だったようで、道路の上には提灯やイルミネーションが、ほのかに灯っていました。
50代におすすめの小樽で食べたい軽食2選
小樽は坂道が多いので、50代にはこまめな休憩が必要です。
古くから栄えた町のため、至るところに喫茶店やカフェがありますが、私が今回おすすめするのは次の2店舗。
散策に疲れたときはぜひ立ち寄ってみてください。
あまとう本店
1929年創業の老舗の洋菓子店で、小樽駅近くの「都通り商店街」の中にあります。
1階がケーキなどを売っているお店、2階が喫茶室になります。
階段を上ると外観からは想像ができないくらい店内は広いですが、いつ行っても結構な人で埋まっています。
この日は閉店時間までいたので、空いた席をいくつか撮らせてもらいました。
窓の向こうは外ではなくアーケードになっていて、下は人が行きかっています。
あまとうはクリームぜんざいが有名なのですが、この日は気温が20℃を下回って寒かったので、ケーキセットを注文してホットコーヒーといただきました。
\あまとうは小樽銘菓「マロンコロン」も人気/
人と被らない北海道のお土産探しで、マロンコロンについて詳しくご紹介しているので併せて読んでみてくださいね。
住所 | 小樽市稲穂2丁目16番18号小樽都通り商店街内 |
電話番号 | 0134-22-3942 |
営業時間 | 12:00~17:00(喫茶室)毎週水曜・木曜は定休日 |
駐車場 | 6台(無料) |
喫茶室のメニュー | ケーキセット900円、クリームぜんざい(S)560円など |
公式サイト | https://otaru-amato.com/ |
かま栄工場直売店
1905年創業の老舗かまぼこ屋で、私が幼少期から長く愛し続けているお店です。
堺町通り近くに本店があるので、観光の途中にも立ち寄りやすいです。
かま栄のかまぼこについては、新千歳空港で買える定番じゃないおすすめ品でも詳しくご紹介しているので、併せてぜひお読みくださいね。
お店の半分以上はお土産用のかまぼこと北海道銘菓の販売になりますが、テイクアウトをして飲食用の椅子に座って食べることができます。
この日は限定品の和ドックとマヨサンド、かま栄の大人気商品パンロールが販売されていました。
和ドッグは、かまぼことウィンナーを甘いホットケーキの生地が包んでいます。
なお、工場直営店ではかまぼこ工場の見学が行えます。
また、パンドームという商品が限定品で購入できますが、早めに購入しないと売り切れることも。
私は閉店間際に行って、この日は購入できませんでした。
住所 | 小樽市堺町3-7 |
電話番号 | 0134-25-5802 |
営業時間 | 9:00~19:00(1月1日は定休日) |
駐車場 | 店内購入で1時間無料 |
公式サイト | https://kamaei.co.jp/ |
50代におすすめの小樽土産2選
小樽のお土産といえば、圧倒的人気なのがルタオのドゥーブルフロマージュ。
でも、たまにはちょっと違うお土産が買いたいときもありますよね。
そんなときにおすすめなのが以下の2品です。
新倉屋の花園だんご
小樽駅から徒歩10分、サンモール一番街というアーケード街を抜けた先にあるのが、創業1895年の老舗和菓子店「新倉屋花園本店」です。
新倉屋の看板商品「花園だんご」は、小樽市民を始めとした多くの道民に長年愛される味ですが、漫画「ゴールデンカムイ」に登場してからは漫画ファンにも知られるように。
味は黒餡、白餡、抹茶餡、正油、ごまの5種類のあります。
店内にはイートインもありますがお土産にして帰りました。
私がおすすめなのは正油です。
まず、だんご自体が小さめで食べやすく、しかもめちゃめちゃやわらかいです。
味は甘さがかなり控えめで、正油の風味がしっかり。
餡子も甘すぎず、あっさりと食べられます。
お土産に持って帰ってきたため、餡子の形がつぶれていますが、新倉屋は「山型一刀流」と呼ばれる伝統の塗り方が特徴でもあるので、お店で餡子を形をぜひ確認してみてください。
狸小路とテレビ塔にある新倉屋は、小樽の新倉屋から暖簾分けをしたお店ですが、工場が違うため現在もまったく同じ味というわけではないそうです。
住所 | 小樽市花園1丁目3-1 |
電話番号 | 0134-27-2122 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
駐車場 | 3台(無料) |
公式サイト | https://www.niikuraya.com/ |
北一硝子ワインショップヴィノテカのモスカートダスティ
堺町通りにある北一硝子が運営するワインショップで、激推ししたいのがこちらのワイン。
小樽にも小樽ワインがあるのですが、このワインはイタリア直輸入品です。
小樽なのになぜわざわざイタリアワインを?と思いますよね。
モスカートダスティというワイン自体は他でも買えますが、小樽の北一硝子で売っているステファノ・ファリーナのワイナリーのものは日本でここでしか買えません。
私がモスカートダスティを知ったのは、今から30年近く前のこと。
甘口の微発泡なのでとても飲みやすいです。
あまりのおいしさに、小樽に来るたびに必ず購入しています。
お店で試飲できるので、小樽にお越しの際はぜひ。
これまで勧めた人全員がハマるおいしさなので、お土産の候補にぜひ入れてみてください。
住所 | 小樽市堺町7-26 |
電話番号 | 0134-33-1997 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
料金 | モスカートダスティ2,200円 |
公式サイト | https://kitaichiglass.co.jp/vinoteca/ |
SNS | X/Instagram/Facebook |
まとめ
- 小樽住吉神社
- 似鳥美術館
- 天狗山
50代にとっての旅は刺激よりも癒し。
住吉神社や天狗山はパワースポットなので、行くだけでも心が洗われる場所です。
似鳥美術館は、意外と20代の方がひとりでふらっと立ち寄ったりもしていて、こういう時間の使い方を私ももっと早く知るべきだったなと思いました。
暑さ避け、寒さ避け、雨避けなどの理由で、気軽に入ってみることをおすすめします。
小樽の魅力は運河や堺町通りなどの主要観光地だけではありませんよ。
ぜひ1泊2日の計画で、じっくりゆっくりと訪れてみてください。
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