カーナビを頼りにマルコーブへ向かっても、「目的地です」とアナウンスされた場所にあるのは民家だけ。
1回目の来訪時は夕方で近くに人もおらず、結局お店がわからずに無念の帰宅を果たしました。
2回目に行ったときに、店の外に長蛇の列ができていてお店は把握できたものの、なんと並んでいる途中でまさかの売り切れ。
3回目のチャレンジも長蛇の列を前に、真夏に並ぶ気力・体力がなく断念。
すぐ目の前まで来てもパンが買えない、そんなところもマルコーブが秘境のお店と呼ばれる理由かもしれません。
今回はそんなマルコーブへの行き方や人気のパンが確実に買える方法、食べたパンのレビューを紹介します。
マルコーブへの行き方
室蘭方面・苫小牧方面のどちらから向かう場合も、国道36号線沿いの「富士の湯温泉ホテル」の看板通りに左折または右折します。
一本道の先の踏切を越え、さらに進むと十字路があるので左折してください。
すると右側にお店の旗と坂道が出てくるので、右折して進みます。
道なりに進んで二手に分かれる道を左折し、その先の道を左折するとマルコーブのお店と駐車場が見えてきます。

車を降りたら、すぐ隣に見えている民家兼店舗に向かいます。
道路に面している家の玄関前を通ると、植え込みと白樺の間に地面を踏み慣らした跡があります。
跡を辿っていくと・・

看板が見えました。
建物の横にはパンを焼く石窯に使う薪が並べられています。

建物に沿ってもう少し進んで白いドアが見えてきたら、そこがマルコーブの入口です。

マルコーブの基本情報
住所 | 白老郡白老町竹浦297-115 |
地図 | |
電話番号 | 080-1884-5698 |
営業時間 | 11:00~17:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 水曜・木曜 |
支払い方法 | PayPay、現金 |
駐車場 | あり |
マルコーブのパンの特徴とレビュー

お店で使っている粉、砂糖、乳製品はすべて道産、ドーナツを揚げるこめ油は国産と、とにかく使う素材にこだわっているのがマルコーブのパン。
酵母は天然酵母とイーストを使い分けているそうです。
そして、パンを焼くのは手作りの石窯です。

元はご両親の別荘を、オーナーのご夫妻が店舗兼住宅として利用していて、今の石窯の前には奥さんのお父さんが手作りした石窯でパンを焼いていたそうです。
この日は来訪4回目。
お店に列はなく、またもや売り切れてしまったかと思いながら入口に進むと、
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なんとか買えそうで一安心。
店内は2~3人くらいのスペースしかないので、だいたい2組が入って前のお客さんが会計をしている間に、次の組が商品を選ぶ流れになります。
別棚にピザがまだあったので直前まで購入するつもりだったのが、パンが買えたことが嬉しすぎて忘れてしまった・・。
というわけで今回購入したのは、

塩バターパン、素焚糖のドーナツ、オレンジロールの3種類です。
値段が安いのにボリュームあり
マルコーブのパンは素材や製法にこだわりがあるのに、値段がとても安いです。
塩バターパンは130円、あんぱんやさつまいもパンは180円、ドーナツは140円でしかも税込み。
しかも、マルコーブ1番人気のクリームパンは、隣町ののぼりべつ牛乳を使ったクリームが限界までパンパンに詰まって220円です
オレンジロールはコンフィチュールがたっぷり

マルコーブのパンは、クリームパン以外も豆パンには金時甘納豆が、いちじくとくるみのパンにはくるみが、アップルパイにはりんごとカスタードクリームがたっぷり入っています。
購入したオレンジロールにもコンフィチュールがしっかり入っていて、オレンジの苦味を感じておいしかったです。
生地はもちもち系


塩バターパンはバターの風味控えめで、もっちりとした生地がおいしいです。
素朴なのですが、かといって味が薄いとかインパクトに欠けるとかではなく・・
味を的確に表現するのが難しいのですが、感覚的には「お客さんに喜んでもらいたい」という作り手の気持ちがものすっごく伝わってくる味です。
それは使っている材料がとても厳選されていることからも感じます。
パリパリの食感と上品なバターの風味の塩パンが好きな方は、ウィンザーホテル洞爺のパン屋ブーランジェリーウィンザーの食レポをご覧ください⇩
▷泊まらなくても買える!ウィンザーホテル洞爺のパン実食レビュー


素焚糖はスダキトウと読むそうで、奄美大島のさとうきびを使った砂糖なのだそう。
さとうきびが原料なだけあって黒糖のコクや独特の風味を感じますが、黒糖よりもあっさりとしています。
素焚糖は初めて聞いたので、マルコーブに行かなければ出会えなかった味です。
ドーナツはサクサクタイプではなくもちもちタイプです。
国産こめ油で揚げているからなのか、くどくなくさっぱり食べられます。
好みが分かれるところだと思いますが、私は好きなタイプでした。
予約がおすすめ
マルコーブのパンは予約可能です。
私は今回初めて知ったので、次は予約して行きたいと思います。
予約方法
8:00~20:00の間に電話で予約ができますが、店舗で接客中などは電話に出られないこともあるそうです。
まとめ
念願のマルコーブのパンは奇をてらった斬新さや、見た目の派手さはありません。
だからといって素材の味一本で直球勝負をしているわけではなく、お客さんの好みや要望を取り入れながら進化してきた柔軟さを感じさせます。
ちゃんと優しくて、ちゃんとおいしい。
接客も素敵で、また絶対行こうと思わせてくれる素敵なお店でした。
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