忙しい主婦にとって、電子レンジで簡単に作れる時短料理は嬉しいですが、味はそれなりのイメージがありますよね。
パパッと作れるのに味は本格的な「素」があったら、利用してみたい人は多いでしょう。
今回は、カルディで見つけた麻婆豆腐醬をご紹介します。
山椒の風味がビリリと口内をビリリと突き刺す、本場の麻婆豆腐が食べてみたい人は必見です。
カルディの麻婆豆腐醤とは?
カルディの黒麻婆豆腐にハマってしばらくした頃、辛いのがあまり得意ではない旦那が「もっと辛い麻婆豆腐が食べたい」といい出し、見つけてきたのが麻婆豆腐醤です。
100g入りで税込(8%)248円です。
黒麻婆豆腐の素は198円(税込)なので、麻婆豆腐醤のほうがちょっとお高め。
黒麻婆豆腐の素の詳しい食レポはこちらになります。
麻婆豆腐の本場四川の味を再現
麻婆豆腐の発祥は中国四川省の成都。
3軒長屋に住み、夫の陳氏と料理屋を切り盛りしていた妻・チャオチャオは、若くして未亡人となり、生きていく術として両隣の豆腐屋と羊肉屋から食材を仕入れて作ったのが麻婆豆腐といわれています。
チャオチャオの顔にはあばた(痘瘡が治って皮膚に残ったくぼみ)があったため、麻子(痘瘡の痕)のある陳さんのお婆さん(チャオチャオは身持ちが固く、独身を貫いた女性で、中国ではそのような女性を「婆」と呼んでいた)が作る豆腐料理=陳麻婆豆腐と呼ばれるようになりました。
麻婆豆腐は一時期、食材から名づけて麻辣豆腐とも呼ばれていましたが、これは麻婆豆腐の特徴というべき山椒(麻)の痺れととうがらしの辛味(辣)を指しています。
つまり、麻婆豆腐の味の決め手は山椒(花椒)と唐辛子にあります。
商品の原材料を見てみると山椒、赤唐辛子と書かれているので、花椒は入っていません。
花椒は山椒に比べて痺れや辛味が強いため、日本人の口に合わせてあえて山椒が使われているのでは?と思います。
ちなみにカルディでは、麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」の素が販売されていて、こちらには別添えで花椒粉がついてくるので、より本場の味に近いようですね。
製造元のエム・シー・シー株式会社とは?
1923年に缶詰製造会社として創立し、2023年に創業100周年を迎えた老舗の企業で、調理食品を取り扱い、冷蔵・冷凍・レトルト商品を数多く手がけています。
エム・シー・シー株式会社の詳しい情報はこちらになります。
カルディの麻婆豆腐醬の調理方法
- カルディの麻婆豆腐醬
- 豆腐
- 耐熱皿
- ラップ
用意するのはこれだけです。
電子レンジ調理なのでとても簡単ですが、工程をご紹介します。
ズボラな私は、調理用の耐熱皿やボウルではなく、調理後にそのまま食卓に出せるお皿を選びました。
使用しているお皿については、こちらに詳しく掲載しています。
電子レンジから取り出し、ラップを外した状態では、豆腐から出た水気と麻婆豆腐醬が分離しています。
「え?」となりますが、水分と麻婆豆腐醬を混ぜてちょうどいい塩梅になるように計算されているため、これで問題ありません。
混ぜ合わせて完成
麻婆豆腐醬と水分を混ぜ合わせると、適度にとろみのあるソースになりました。
それでは早速実食してみましょう。
山椒の存在感がすごい
食べてみると、一口で舌がビリビリと痺れます。
私は辛いものが結構得意なほうですが、私でもかなり辛いと感じます。
辛いというか、やっぱり一番は痺れですね。
あとは鼻に抜ける山椒独特の香りがしっかりとあります。
パッケージに「本格あらびき山椒入り」と書いてあるとおり、食感がある山椒が入っているので、食べている途中にジャリッと噛むことも。
調理後に水気が出るので味が薄いのでは?と思いましたが、食べてみたらとくに感じませんでした。
家族3人の評価は割れる
「辛いけど甘さもある」黒麻婆豆腐とはまったく違って、麻婆豆腐醬の麻婆豆腐は悶絶する辛さが真正面からきます。
黒麻婆豆腐は「おいしい」と食べられる娘(JK)ですが、こちらは苦手で食べられませんでした。
陳麻婆豆腐を日本に伝え、広めた陳健民氏は、中国人が好む味つけのままでは日本では受け入れられないと感じ、辛味を抑えて甘味のある味にしています。
市販の麻婆豆腐の素も甘い甜麺醤が多く使われているからか、全体的に茶色ですよね。
そのため、麻婆豆腐=茶色のイメージがありますが、本場四川の麻婆豆腐は圧倒的に赤色(豆板醤)です。
我が家では黒麻婆豆腐派は娘、麻婆豆腐醤派は旦那となりました。
ちなみに私はどちらも違った味でおいしく食べられました。
麻婆豆腐醬は確かに辛いですが、辛い中にもちゃんと旨味もあり、本場の麻婆豆腐を食べてみたくなりました。
肉のうま味は少なめ
原材料に豚ひき肉が入っていますが、個人的にはもう少し肉のうま味や食感があったほうがいいと思いました。
ところが、今回、麻婆豆腐醬を購入して改めて四川の麻婆豆腐について調べたところ、麻婆豆腐は肉ではなく豆腐をおいしく食べる料理であり、本場でも肉の量は少なめと判明。
さらに、ひき肉は牛肉を使用し、豆腐は良質な木綿を選ぶのが大事とのことだったので、きっちりと材料を揃えてもう1回作ってみようと思いました。
まとめ
- 麻婆豆腐の本場・四川の味が再現された山椒の主張がガツンとくる本格的な味と香り
- カルディの黒麻婆豆腐派と好みがはっきり分かれる商品
黒麻婆豆腐の素でも思ったのですが、100~200円台で本格的な味を試せるのは嬉しいです。
とくに、暑い夏はガスや火を使いたくないので、レンジで調理できるのは主婦にとってありがたいところ。
カルディで見かけたら、ぜひ一度手にとって試してみてください。
カルディ関連の記事には、大人気商品「サラダの旨たれ」や「チュモッパの素」のレビュー記事もあるので、よかったら一緒に読んでみてください。
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