ルーカレーよりも簡単!家にある材料で本格スパイスカレーの作り方

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暑い夏に食べたくなるのがカレー!

だけど、市販のルーを使うとどうも胃もたれが・・。(そんなお年頃)

それなら、小麦粉を使わないスパイスカレーを作ればいいと思い立って作ってみたのが2年前。

今ではカレーといえば、我が家の定番はスパイスカレーになりました。

でも、スパイスカレーって作るの面倒なイメージありますよね。

今回は、主婦から苦手意識を持たれやすいスパイスカレーを、簡単においしく仕上げるコツをご紹介します。

本記事はこんな人に読んでほしい
  • スパイスカレーは手間がかかりそうで敬遠している
  • 普段使わないスパイスを揃えるのが無駄に思える
  • 自分で作ると味が薄くなっておいしくない
もくじ

スパイスカレーとは

色々なスパイス


「スパイスカレー=インドカレーやスリランカカレー」

ではありません。そもそもインドやスリランカには日本のようなカレーの概念はなく、私たちがインドカレー、スリランカカレーと思っているのは、あくまでもスパイスを使ったインド料理、スリランカ料理です。

では、スパイスカレーってなんなの?って思いますが、これは、市販のルーを使わずに作るカレーのことで、実は日本が発祥。

最初にスパイスカレーを提供したのは1990年前半の大阪のカレー店といわれており、その後、料理研究家が小麦粉やルーを使わずにスパイスを使ったカレーをスパイスカレーと呼んでいたのが、SNSなどで普及して一般的になったそうです。

鉄板スパイスはある?

スパイスカレーに定義はなく、基本的には好きなスパイスを使ってOKなのですが、カレーらしさを決定づけるには次の3つのスパイスを入れるとよいとされます。

  1. ターメリック・・別名「ウコン」。カレーの特徴である黄色を出すために用いる。
  2. コリアンダー・・葉の部分は「パクチー」として知られる。カレーには乾燥させた種子を使っている。
  3. クミン・・インド料理に欠かせない香辛料で、独特の苦味やスパイシーさがある。

香辛料を揃えるのが無駄を解決

スパイスカレーを作るときにしか使わない香辛料をあれこれ買いそろえるのは、なんだか無駄な気がしますよね。

今回ご紹介するレシピでは、S&Bのカレー粉缶があればOKです。

カレー粉缶の成分表

鉄板スパイスのターメリック、クミン、コリアンダーが入ってます。

カレー粉の缶

カレー粉缶はカレーを作るとき以外にも、ポテトの味つけやきのこ類のマリネ、カレーうどん、から揚げの下味など様々な料理に使えます。

傷みが気になるお弁当の味付けに使うのもおすすめなので、常備しておくと便利です。

手軽なスパイスカレーキットを使ってみるのもおすすめ

もっと手軽に本格的なスパイスカレーを作ってみたい!という人は、キットを購入してみるのもいいかも。

キットならスパイスを買いこむ必要がないし、使い切りだから余らせる心配もありません。


INSPICEのスパイスカレーキットを使って、スパイスカレーを作ってみました。

詳しいレビューは、こちらの記事に掲載しています。

ズボラでもできるスパイスカレーの作り方

材料
  • 玉ねぎ
  • スペアリブ
  • にんにく
  • しょうが
  • トマトペースト
  • カレー粉缶
  • コンソメ
  • 砂糖
  • ※クミンシード
香辛料
今回使った香辛料です

後に詳しく書いていますが、トマトペーストはトマトやケチャップ、コンソメは鶏がらスープの素や塩でも代用できます。

玉ねぎは多めに入れると甘味が出ておいしいです。

今回はスペアリブを使いましたが、なんでもOKです!

それでは、いってみましょう。

STEP
玉ねぎを切る
ザク切りの玉ねぎ


玉ねぎは細かくみじん切りにする必要はありません。

炒めながら玉ねぎをヘラで切るようにすると簡単に細かくなるので、このくらい大雑把に切っても大丈夫です。

玉ねぎの分量は好みでOKですが、うちは家族3人分で3個使っています。

STEP
油をひいたフライパンに玉ねぎを入れてあめ色になるまで中火で炒める
玉ねぎとクミンを炒めている


スパイスカレーを作るときはこの工程が唯一の手間ですが、後は煮こむだけなので頑張りましょう。

玉ねぎと一緒に炒めているのはクミンシードです。

クミンシードはクミンの種子で、油との相性がとてもよく、インド料理でも頻繁に使われます。

私はルーカレーを作っていたときから、最初にクミンシードを炒めて入れていたので、スパイスカレーでも使っていますが省いても大丈夫です。

STEP
にんにくとしょうがを入れてさらに中火で炒める
あめ色になった玉ねぎ


にんにくやしょうがは生を刻んでいれたほうが香りがよいですが、手抜きでおいしいカレーが食べたいときはチューブおすすめです。

私はチューブを使っています。

STEP
トマトペーストを入れて中火で炒める
トマトペーストが入った炒め玉ねぎ
赤いのはトマトペーストです

生のトマトを使ってもよいですが、水分が出ると味が薄くなる原因になるので、トマトの旨味が濃縮されたペーストを使うと簡単です。

トマトペースト小袋
こんな感じで個別包装されています

今回の分量でうちは1袋使っています。

トマトペーストがなければ、ケチャップやトマトジュースでもOKです。

トマトジュースも水分ですが、加熱されているのでトマトの旨味が生よりも強く味が薄まりません

STEP
カレー粉を入れて弱火で炒める
炒め玉ねぎに香辛料を追加

スパイスの香りが飛ばないように、弱火で炒めてください。


うちにはガラムマサラやターメリックがあるので入れていますが、ガラムマサラはターメリックが入っていないミックススパイスなので、結局はカレー粉と内容は変わりません。

カレー粉があれば基本は大丈夫です。

辛味が強いのが好みならチリパウダーを足すのがおすすめ。

なければブラックペッパーでもOKです。

STEP
水とスペアリブを入れて煮こむ
煮込まれているスペアリブ


レシピによってはこの時点で塩などを入れて味を調整しますが、私はやや水分が飛んで旨味が凝縮されてから味を調節しています。

煮こまれているスペアリブ
STEP
コンソメ、砂糖を入れる
コンソメの素


スパイスカレーの味が薄くなる原因には、塩分の不足があります。

塩分が足りないと、いくらスパイスを足しても旨味が舌に乗りません。

今回はスペアリブなのでコンソメを使いましたが、鶏肉を使うときは鶏がらスープの素を使っています。

また、コンソメや鶏がらスープの素を使わずに、塩を入れて塩分を調整しても大丈夫です。

塩気の感じ方は個人差があるのでお好みで。最初に入れすぎてしまうと味の調整ができなくなるので、少量ずつ足して味見をしながらベストな量を探しましょう。

冷めると味が濃く感じるので、気持ちやや薄めで止めておくとよいでしょう。

てんさい糖
我が家は北海道のてんさい糖を使っています

ケチャップやソースを使うと、塩分と糖分、それに野菜のだしやコクがプラスされるので、ほんの少量使うのもおすすめです。

STEP
完成!
完成したカレー
てりてりでおいしそう!

煮こんだスペアリブは骨が砕けていることがあるので、食べるときは注意してくださいね。

スパイスカレーを実食

スパイスカレーとご飯

スパイスカレーを作り始めた当時は、レシピに倣って細かく作業していましたが、作り慣れていくうちにあれこれ工程を飛ばしても、味は問題なく仕上がることがわかりました。

オリジナリティ溢れるスパイスカレーを作るなら、八角を入れてもよさそうですね。

まとめ

スパイスカレーはアラフォーアラフィフにおすすめ
  • 小麦粉や余分な油が入っていないので、食べても胃もたれしにくい
  • 調理工程が難しいイメージがあるものの、実際は玉ねぎを炒めるのに時間が必要なだけ
  • S&Bのカレー缶で本格的な味になります
スプーンですくったスパイスカレー


じゃがいもやにんじんの皮むき、肉を炒める工程がない分、私はルーカレーを作るよりもスパイスカレーを作るほうが楽です!

スパイスカレー作りに苦手意識のある人も、本当に簡単なのでぜひ作ってみてください。

手軽なスパイスカレーキットを使ってみるのもおすすめ

もっと手軽に本格的なスパイスカレーを作ってみたい!という人は、キットを購入してみるのもいいかも。

キットならスパイスを買いこむ必要がないし、使い切りだから余らせる心配もありません。


INSPICEのスパイスカレーキットを使って、スパイスカレーを作ってみました。

詳しいレビューは、こちらの記事に掲載しています。

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