北海道のローカルフード、ホンコン焼きそば。
子どものときはインスタント焼きそばは圧倒的焼き弁(焼きそば弁当)派だった私ですが、大人になってからそのディープな魅力にとりつかれ、今や完全なるホンコンやきそば派。
ホンコン焼きそばにハマった理由は、多彩なアレンジが可能なこと。
そのまま食べてもスパイスの風香るオンリーワンの味わいですが、今回は私が一番おいしいと思うホンコンやきそばのアレンジをご紹介します。
ホンコン焼きそばとは?
エスビー食品が1964年2月に発売し、当初は全国で売っていましたが、現在は北海道と宮城県、大分県の一部のみの限定販売。
一袋115円(税別)です。
やきそばと銘打っていますが、一般的に想像するソースの香ばしい香りがするやきそばとは違います。
その理由は「ホンコン」にあり。
パッケージ裏には❝中華料理の調理法を習い❞と書かれていて、日本式焼きそばのルーツである中華料理の炒麺に寄っているからです。
作り方はいたってシンプル
ホンコンやきそばの袋に入っているのは、味つけされた麺とごまやあおさ、香辛料が入った黄色い小袋のみ。
少量のお湯で茹でながら水気を飛ばして炒め、小袋をふりかけるだけで完成。
お湯の量さえ間違えなければ、誰でも簡単に作れます。
ホンコンやきそばのアレンジは香港風焼きそばが最強
ホンコンやきそばは香辛料が効いた独特の味わいながら、従来の焼きそばのようなソースの濃厚さがなくさっぱりな食べ応えなので、自分流にアレンジして食べる道民が多いのが特徴。
私もキャベツと豚肉を入れたり、製造元がS&Bなのでカレー粉を入れたりして、色々やってみましたが・・。
ある日、思ったんですよね。
「ホンコンやきそばなんだから、香港風焼きそばにしてみたらよくない?」
・・・と。
香港焼きそばとは
ニラともやしをベースに、しょうがや甘みがある香港醤油(シーズニングソース)、オイスターソースなどを入れて炒めたもの。
そして、麺は細麺の乾麺を使います。
香港醤油は醤油(たまり醤油がおすすめ)で代用できますが、オイスターソースを入れるのが香港風の味の決め手となりますよ。
・・うん、ホンコンやきそばに合いそう!
ということで、ホンコンやきそばで香港風焼きそばにアレンジをしてみたら、これがビンゴ。
家族に食べさせたら好評で、今では我が家の定番になっています。
ホンコンやきそばで香港風焼きそばアレンジの作り方
- ホンコンやきそば
- むきえび(冷凍)
- ニラ(適量)
- もやし(適量)
- オイスターソース
- こしょう
- 醤油
- ガーリックチップ
- しょうが
- 刻みねぎ(お好みで)
ホンコンやきそばのパッケージには200mlの水とありますが、ここではとりあえず麺がやわらかくなってほぐれたらOKなので、分量は少なめで。
茹でた麺はいったんお皿に取り出しておきましょう。
私はズボラなのでしょうがはチューブを利用しています。
刻みねぎも面倒なら省略してもOKですが、あったほうが風味が良くなります。
本場の香港焼きそばには野菜以外の具材は入れませんが、えびを入れると食べ応えや風味がアップするのでおすすめです。
豚肉も合いますが、アジア感のあるスパイスがホンコンやきそばの持ち味なので、野菜以外の具を入れるならえびが一押しです。
味つけはここで。
オイスターソース、醤油、こしょうを入れて味を決めます。
サッと火を通す程度にすると、シャキシャキした食感が残ります。
ガーリックチップは絶対入れてほしい
最後に黄色い小袋のごまやあおさなどを振りかけて食べるのですが、色々試行錯誤した結果、ガーリックチップを振りかけるとおいしさが倍増します!
本場の香港焼きそばに近づけるにはなにを入れたらいいかとインターネットを検索していたら、見つけたのが有名店「喜記」の香港焼きそば(ガーリック風味)。オリジナルのガーリックスパイス(蟹油でガーリックを揚げたもの)がとてもおいしそうでした。
さすがに真似できないので、市販のガーリックチップで代用しました。
まとめ
香辛料のスパイシーな風味のなかに漂うほんのりとした甘みのある麺に、プリプリのえび、ガーリックチップの香ばしさ、もやしとニラのしゃきしゃき感と、一皿で様々な味が楽しめるアレンジです。
麺自体にホンコンやきそばならではの味付けがされているので、オイスターソースや醤油を少し入れるだけで味がしっかりと決まります。
いつものやきそばとは違う味を求めているなら、ぜひホンコンやきそばを試してみてください。
袋から取り出してそのまま麺が食べられるので、非常食用にストックしておくのもおすすめです。
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