過去の夫の言葉が忘れられない!許せない自分を救う方法

光の先を見つめる女性

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産後に旦那からいわれた冷たい言葉に、ずっと苦しんできました。

本人は言ったことを忘れているだけではなく、別の身内にはまったく真逆の労わりや優しさのある言葉を伝えています。

私は余計に傷つき、苛立ち、失望してきましたが・・

ここ数年はそれにも疲れてきていました。

10年以上経っても今なお鮮明に思い返してしまう自分は、この恨み辛みを一生抱えて生きていかなければいけないのか・・。

旦那を許すとか許さないの前に、苦しい自分を解放してあげたい。

今回は、そんな思いから私が行ったひとつの方法をお伝えします。




もくじ

過去の夫の言葉に傷ついた!許せない気持ちはどう救えばいいの?

水浴びするすずめ

「もう済んだこと」と終わらせられない自分は器が小さい人間なのか・・。

それとも、こんなに傷つく言葉を発した旦那は、何年経っても許されなくて当然なのだろうか・・。

そんなことを考える毎日に疲れてしまったある日、いつものようにウォーキングに出かけました。


歩きながら、ふと旦那の言葉を思い出して心が沈みかけたとき、目の前にすずめが降り立ち、道路の水たまりで水浴びをし始めました。

警戒心が強いすずめは人が近づくといつもならすぐに逃げてしまいます。

しかしそのすずめは逃げることなく、気持ち良さそうにくちばしで水をすくって羽にかけては、毛づくろいするように首を左右に動かします。

私はしばらくその様子をただ、「すずめが水浴びをしているな」と思って眺めていました。


すると・・

さっきまで頭の中を占めていた、旦那のあの言葉が消え去っていました。

後にこれは「今、ここ」に集中するマインドフルネスというもので、過去の傷や未来への憂いといった思考を断ち切る方法として確立されているものだと知りました。

マインドフルネスとは

マインドフルネスは、スティーブジョブズなどの著名人が実践している瞑想のひとつとして知られています。

瞑想と聞くとなんだか高尚で敷居が高そうに思えますが・・

簡単にいうと、目の前の状況を五感で観察すること(なのだそうです)。

五感とは、視覚(見る)・聴覚(聞く)・嗅覚(嗅ぐ)・味覚(味わう)・触覚(触れる)です。

マインドフルネスなんて聞いたこともしたこともない、と思うかもしれませんが、景色を見ているとき、「近くの山はずいぶんと頂上が尖っているな」とか「湖の水の透明度がとても高い」など、目に見えている状況をつぶさに観察することって誰もが一度くらいは経験しているのではないでしょうか。

初めて食べる食べ物は、口の中で形や匂い、歯ざわりなどを存分に味わいますよね。

とはいえ、こうした行動は「無意識」で行っている場合が多いですが、それを「意識」して行うのがマインドフルネスになります。

なぜマインドフルネスが過去の傷を癒すのか

私の肉体は過去に戻ることはできませんが、心はいつでも過去に戻ることができます。

傷ついた言葉をいわれたときのシチュエーションと似ていたり、何かがトリガーとなって旦那のあの言葉を思い出すとき、私の肉体は「今」にあっても思考は「過去」に戻ります。

また、まだ何も起こっていない段階で「こうなったらどうしよう」と考えるときも、肉体は「今」にありながら思考は「未来」へと進んでいますよね。

つまり、後悔や不安といった思考は「過去」や「未来」で起こっているものであり、「今」ではありません。

旦那が私にひどい言葉をいったのは事実ですが、それは「過去」であり、「今」旦那にひどい言葉をいわれているわけではないのです。

思考が過去に戻るのは、自ら傷つきに行く行為


内向型の私は、外向型の人よりもネガティブな記憶が残りやすい気質により、10年以上経ってもショックが薄れることなく、思い出すたびに当時と同じように傷ついていました。

内向型云々に限らず、過去の夫の言動にひどく傷ついている人は、みなさん同じ経験をしているのではないでしょうか。

でも、傷ついた言葉を鮮明に思い出す機会が多ければ多いほど、「早く忘れたい」という気持ちに反して記憶として強く残ってしまいますよね。

思考が過去に戻ろうとしたとき、「今、ここ」に意識が向けば思考を過去に戻さずに済みます。

嫌なことを思い出なければ、自分が傷つく回数を減らすことができます。

「今」を意識する五感の働かせ方

階段を上がる足

マインドフルネスの詳しいやり方については、心理士やカウンセラーなどのプロの方が発信している情報を参考にしてください。

私も本やインターネットで色々な情報を集め、現在は自分がやりやすいと思う方法を主体に取り組んでいます。


たとえば・・

ウォーキング中に旦那のあの言葉がよぎりそうになったとき、毎回タイミング良くすずめがいてくれることはないので、足の裏の感覚に集中します。

かかとが地面に着いた。地面からかかとが離れてつま先が地面に触れた。つま先が地面を蹴るようにして足が上がった。

・・みたいな感じですね。

鳥の声に集中したり、花や雨上がりのアスファルトの匂いを思いっきり吸い込んだり、用意した飴を舐めたりすることもあります。

注意したいのは、「すずめが水浴びをしているな」は視覚で「今、ここ」を意識していますが、「この暑い日なら水たまりの水も温くてあまり気持ち良くないのでは・・」と思うのは、五感ではなく思考になります。

思考も今、感じているなら「今、ここ」では?と思いますが、「こう思った」瞬間にすでにそれは過去なってしまうので、「それを感じてどう思ったか」ではなく「感じたものをただ素直に言葉にする」のが大事です。

夫を許すのは夫のためではなく自分のため

風に吹かれる笑顔の女性

最初にお伝えしておきますが、私は旦那を完全に許せてはいません。

もしかしたら、心のどこかで小さいしこりとなったまま、一生持っている感情なのかもしれないなと思うことがあります。

何もかもなかったことには現時点ではまだ出来てはいませんが・・

「絶対に許せない」という強い怒りの感情は薄れつつあります。

自分も完璧ではない

50代になって思うのは、30代のときの自分は未熟であったということ。

(もちろん、今が完璧というわけではありません)

特に「こうあるべき」という思い込みが強く、自分で自分を生きづらくしていた部分があったなと思います。


周りの人に迷惑をかけたり、困らせたりしたことが何度もあったに違いありませんが、世の先輩や心優しい他人はイライラせずにそっとしまい込んでくれていたのでしょう。

私が許されていたように、旦那も未熟な部分が許されてもいいはずです。

なにより・・

人を許すという点では、私よりずっと旦那のほうが長けている気がしています。

知らず知らず私が旦那に許されていたこともあるのかもしれない。

いや、きっとあるのでしょうね。

自分が解決する課題として向き合う

あの言葉をなかったことにしてあげてもいいのでは・・と思う日もありますが、心が完全に癒されるにはもう少し時間がかかりそうです。

ただしそれは、旦那が解決すべき問題ではなく、自分の問題と認識しています。

私は長い間ずっと、傷つけた側の旦那から、あのときのことについて積極的にアクションを起こすべきと思っていました。

でも・・

旦那が「あのときは本当に申し訳ございませんでした」と土下座をしてくれたら・・

自分はなんて思いやりのないことをしてしまったんだと一生悔みながらすごしてくれたら・・

私の心は本当に癒されるのでしょうか。


それでも許せなかったとしたら?

「謝って済む話でもない」と突っぱねたら、旦那はもう手立てがありません。


どうしたら私のこの苦しみが和らぐのか・・

自分と向き合って、答えを探していきたいと思います。

まとめ

過去の夫の言葉がフラッシュバックしたときは、「今、ここ」を意識してみてください。

旦那を許すとか許さないを考えるよりも、苦しむ時間を少しずつ減らすことから始めてみましょう。

この記事が、苦しみから1日も早く抜け出すきっかけになれば幸いです。






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