【室蘭】全国でここだけしか見られない!絵鞆小学校に行きました

絵鞆小学校のらせん階段

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道央圏への引っ越しを機に室蘭に興味が沸き、たびたび訪れています。

今回は、X(Twitter)やインスタで見かけて以来、ずっと行ってみたかった絵鞆小学校についに足を踏み入れました。



もくじ

室蘭市立絵鞆小学校とは

絵鞆小学校の校門

室蘭市立絵鞆小学校は、隣の伊達市につながる白鳥大橋の袂、絵鞆半島の祝津地区にあります。

開校は1892年(明治25年)、2015年(平成27年)に閉校するまでの122年間、地域住民に長く親しまれていました。

全国に2校だけ!円形校舎が2棟並ぶ珍しい学校

絵鞆小学校の外観

絵鞆小学校は昭和33年に教室棟(画像右)、昭和35年に体育館棟(画像左)が建てられました。

モダンで洗練されたデザインですが、そのような見た目の効果を狙ったのではなく、敷地が狭くても建てられる、より多くの教室を配置できる、建設費が安い、採光や風が取り入れやすいなどのメリットがあったからなのだそう。

円形校舎は昭和30~40年に多く見られたもので、全国には100棟ほどあったそうですが、2棟が1対になっているのは珍しく、しかも形が残っているのは全国では室蘭市立絵鞆小学校と小樽市立石山中学校(2002年閉校)の2つのみ。

旧石山中学校は小樽駅のすぐ近くにあり、アクセスは良い(坂を上らなければいけません)のですが、今のところ見学はできません。

取り壊しの危機を乗り越える

造船業や製鉄業を基幹産業とする室蘭の中でも、絵鞆小学校の地域はそのイメージ通りの街並みが顕著なところです。

人工の埋め立て地には工場が立ち並び、周辺には住宅街が広がっています。

急激な人口により児童数が増えた絵鞆小学校では、体育館棟につながる校舎も新たに建設され(こちらは通常の長方形型の校舎)、これまで計11,000人以上の卒業生を送り出し、ピークには1,600人の子どもたちが通うマンモス小学校に。

その後、室蘭市の人口減少に伴い徐々に生徒数が減っていき、今から10年ほど前に閉校しています。

室蘭市は、歴史的な建物である絵鞆小学校の解体について、教室棟は保存し、耐震性に問題があった体育館棟は取り壊すことを決めていました。

しかし、市民団体から「2棟を1対で保存してほしい」との要望や署名活動、1,000万円を超えるクラウドファンディングの支援などを受け、室蘭市は解体を撤回。

現在は、教室棟の所有は室蘭市、体育館は社団法人むろらん100年建造物保存活用会が所有し、どちらも一般公開されています。

ドラマ「MOTHER」にも登場

芦田愛菜ちゃんの幼少期に通っていたという設定で登場しています。

絵鞆小学校周辺にはノスタルジックな古い建物が多く、同じくドラマに登場しカフェ英国館も室蘭に来たら行ってほしい場所のひとつです。

カフェ英国館についての詳しい紹介はこちらから⇩

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絵鞆小学校への行き方

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