ご飯作りたくない50代主婦に時短レシピは必要なし?家事の中の料理に選択肢を持つという考え方

炊き立ての白飯

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40代後半からご飯作りたくないと思う日が増えてきて、50代になりその思いに拍車がかかっています。

家事の中では料理が好きだったので、その変化に自分でも最初は驚き、戸惑いました。

時短レシピや作り置きで色々工夫したものの、私にはあまり意味がなく・・。

それよりも効果があったのは、家事の中の料理に対する向き合い方を変えたこと。

思い込みをやめてみたら、モヤモヤが晴れてなんだかすっきりしました!

この記事はこんな人に読んでほしい
  • 50代になり猛烈にご飯を作りたくない日がある
  • ご飯作りたくない50代主婦は怠け者なのか?と悩んでいる
  • ご飯作りたくない日の対処方法があれば知りたい
  • 50代主婦がご飯作りたくないときに考えるべきことはある?
もくじ

50代主婦が「ご飯作りたくない」理由は?

悩む女性

実は、私のように料理好きだった主婦が50才前後を境に、料理が嫌になってしまうケースは割とよくある話なのだそう。

しかし、50代ともなれば主婦歴はそれなりに長くなり、経験値を踏まえれば、ご飯を作ること自体はそこまで苦痛ではないのでは?と思いませんか。

実際に、50代主婦がご飯作りたくないのは、料理が下手だからという理由は多くはありません。

それなら、どうして急にご飯作るのが嫌になるのでしょうか。

「ご飯作りたくない」は50代主婦が最多

私を含めた現代の50代主婦は、昭和的な価値化が当たり前で生きてきた60代以降の主婦とは違い、男性も家事をすべきではないか?という疑問を抱きながら、主婦業をこなしてきた人が多いですよね。

一方、時代の波は刻々と家事のジェンダーレス化を進めており、20~30代では男性が料理をするのは女性とほぼ同等という結果も出ています。(※博報堂生活総合研究所「料理に関する生活者調査」より)

つまり50代主婦は60代以降の方々ほど家事分担に対し、「それが当たり前だものね、しかたないのよね」と諦めがつかず、同時に若い世代を羨ましく思う人が多いのではないでしょうか。

私自身、「このままずっと、私が一生料理をし続けなければいけないの?」という不安や疑問が、ご飯作りを面倒だなと思い始めるきっかけだったように思います。

気力や体力のあった30~40代なら、疲れていてもキッチンに立って食事の支度ができていました。

自分もお腹が空いているし、おいしいものを食べたかったから。

でも、50代の更年期世代になると食べなくても平気になってくるし、「やらなきゃ」と思っても気力や体力が沸いてこない日もあります。

なぜ女性ばかりが、体調が悪くても家族にご飯を作り続けなければいけないのか?

こんな疑問や怒りに似た感情が、「ご飯作りたくない」に繋がっている気がします。

作らないと罪悪感がすごい

「時代は変わってきているんだー!」「どうして女性ばかりが酷暑の中、キッチンに立ってそうめんを茹でなければならないんだー!」と、心の中では拳を突き上げてシュプレヒコールをしているのに、いざ「ご飯作りたくない」と家族に向けて発しようとするものなら、もうひとりの自分が「ちょっと待ってーーーー!」と急ブレーキをかけます。

掃除は掃除機が、洗濯は洗濯機が半ば自動でやってくれることに疑問を持たないのに、なぜか料理になると手抜きはNGと思ってしまう

旦那は「食事は必ず5品!ご飯と味噌汁は別!」といったモラハラ気質ではないし、子どもも「カップラーメンでいいよ」といってくれているのに、他ならない自分が手抜きをする自分を許せません。

結婚生活20年以上で染みついた無意識は、こんな風に自分を縛り付けるのだと実感しました。

50代主婦の「ご飯作りたくない」は時短レシピでは解決しない

食事の支度が面倒だったりしんどいと感じるときの解決方法を調べると、必ずといっていいほど、時短レシピや作り置きがおすすめという記事やテレビ番組を目にしますよね。

正社員やフルタイムパートで働いていて物理的に時間が足りない、そもそも料理が苦手な人は、時間や手間が省ける時短レシピや作り置きはとても使えると思いますが、ご飯を作るのがしんどい理由がこれらに該当しない50代主婦の場合は根本的な問題は解決できません。

それに、私のような在宅ワーク者や専業主婦など、比較的時間に余裕のある場合は、時短レシピを利用するのは自分が怠けているのでは?と思いやすく、しっかりと丁寧にご飯を作らない自分に対する自己否定感が強くなります。

50代主婦が「ご飯作りたくない」ときの解決方法は「作らない」

色々な料理

時代と更年期の狭間でもがき苦しむ50代主婦の「ご飯作りたくない」は、自分でも自分を持て余す日があるくらい、一筋縄ではいきません。

「ご飯作りたくない」とはいえずに、フラフラになりながらなんとか作っても、作り立てのおかずを目の前にスマホに夢中な子どもを見てイラッ。(ああ、せっかく温かい状態で出したのに冷めちゃう・・)

「なんでもいい」といったくせに、これみよがしにテンションが下がる旦那にイライラッ!

プンプン!プリプリ!と、私が怒っている理由がわからない旦那と子どもは、困った顔で食事を始めます。

結局、ご飯作りたくないときに無理してご飯作っても、自分も家族もいいことありません。

とはいえ、長年染みついた「ご飯は家族の健康の源」「母や妻としての愛情表現」が、50代主婦にご飯作らないという選択をなかなかさせてくれませんよね。

でも、そのしがらみから解き放たれるには、今やるしかないんです。

ずっと食事の支度を妻任せにしてきた夫が、定年退職後に急に「今日から僕がご飯を担当するよ」なんて奇跡は簡単には起こりません。

ご飯作るのが今の時点でつらいなら、さらに年を重ねる60代、70代はもっとしんどくなります。

毎日作らないわけではないんです。

体調が悪いとき、気持ちがしんどいときはご飯の支度を休むのが当たり前であり、罪悪感などもたなくてよいという夫婦や家族の共通意識を、今から育てていきましょう。

ご飯を作らない日の食事はどうする?

テイクアウトしたお弁当

主婦である自分がご飯を作らないと、旦那さんや子どもが代わりに作ってくれる以外は、基本的には外食に頼ることになります。

でも、外食ばかりだと食費が高くなる、栄養バランスが心配などのデメリットもありますよね。

そんなときは、次の対処法を試してみるのはどうでしょうか。

食費を抑えるなら

夕方のスーパーで、割引シールが貼られている惣菜を狙いましょう。

雨が重なると7割引きや8割引きのときもあって、その日にすぐ食べるのであれば自分で作るよりもずっとお得になります。

特に揚げ物は、自分で一から作らずに、油の後処理の面倒もないのでおすすめ。

割引シールに抵抗がある人には難しいかもしれませんね。

実は私も以前までは割引シールは恥ずかしくて、進んでは買いませんでした。(ちなみに旦那は割引シール大好き)

でも、ある日、割引シールが貼られていない惣菜を買おうと手を伸ばしたところ、近くにいた店員さんが「それ、割引シールが貼りますね~」と笑顔で貼ってくれたんです。

「いいんですか?」といったら、ちょうどシールを貼るタイミングとのことでした。

たった数分の差でちょっとでもお得に買える経験をすると、割引シールが恥ずかしいなんて言ってられなくなりました。

手作りにこだわりたいなら

スーパーやお店のお弁当や惣菜、冷食だと、いかにも手抜きをしている感じがして罪悪感が出てしまうという場合は、作り置きサービスを利用してみましょう。

家事代行や家政婦サービスでも作り置きの依頼ができますが、家に入って来られるのが気まずいという人は多いですよね。

宅配ならその心配はありません。

作り置きサービスは冷蔵で配送されるものが多く、出来たて手作りなので、お店のお弁当感や冷食感はなし。

丁寧に手作りした惣菜を届けてくれるシェフの無添つくりおきなら、徹底的に無添加にこだわり、保存料や化学調味料を使っていないので健康的な食事が摂れて一石二鳥。

冷蔵で届きますが冷凍保存ができるので、事前に注文してストックしておいて、必要なときに利用するのも可能です。

栄養バランスを考えるなら

ご飯作りを休むたびに、スーパーの惣菜を買ってしまうと味に飽きたり、糖質や脂質の量が気になってしまいますよね。

そんなときは、健康に配慮した食材や調理が行われている冷凍宅配弁当を利用してみましょう。

冷凍宅配弁当は、以前までは一人暮らしの高齢者向けのイメージが強かったですが、最近は若い世代や健康に気遣う中高年の利用も増えています。

管理栄養士監修のお弁当なら、一食で摂取できるカロリーや栄養が調整されているので、食べるだけで必要な栄養を摂ることができます。

惣菜や冷食を使いたくないなら

出来あがったものを食べることにどうしても抵抗がある場合は、下ごしらえがされているミールキットを利用してみるのはどうでしょうか。

完全に「作らない」方法にはなりませんが、ある程度負担を減らしながらも、「ご飯を作った」という達成感は得られます。

私が試したのはオイシックスのおためしセット(送料無料)

献立を考えるのがとにかく面倒の私にとって、決まったメニューを作るだけ(しかも下ごしらえされている)のはとても使い心地がよかったです。

詳しくは、【50代主婦にこそ使える】オイシックスの初回お試しセットをお読みください。

50代主婦が「ご飯作りたくない」と悩んだときに考えてほしいこと

カップラーメン

「ご飯作りたくない」といえず、察してくれない家族に悶々とする毎日をすごしているうちに、ついにどうにもこうにも立ち上がれなくなってしまった日が来てしまいました。

仕事で帰りの遅い旦那はともかく、もうすぐ学校から帰って来る子どもはお腹を空かせているはず。

そんなとき、タイミングよく子どもから「今日のご飯なにー?」とLINEが届いたのです。

私は、まだ準備すらできていないことや、調子が悪くて簡単なものしか作れないと返信すると、「ちょうど駅周辺にいるからなにか買ってくるね!ママは寝てなさい」と連絡が。

今までは「自分が作らねば」と意地になっていた部分もありましたが、「なにか買ってくる?」ではなく「買ってくるね」と断言してくれたこともあり、初めてお願いしてみることに。

結果として、この日の出来事をきっかけに、私は「ご飯作りたくない」日はご飯を作らないようになりました。

そして同時に、家事における料理の捉え方においても、大きな変化がありました。

本当にやりたくないことを見極める

ご飯を作ると一口にいっても、献立を考えるところから始まり、買い物へ行き、冷蔵庫に片付け、下ごしらえをして、調理、配膳、後片付けと、やらなきゃいけないことはたくさんあります。

体調などにもよりますが、私の場合は丸ごと嫌になることはなく、買い物に行って気分がすっきりとしたり、配膳のときには達成感があったりするんですよね。

反対に、献立を考えるときは強いストレスを感じます。

家族の好き嫌い、前日食べたものと被らないメニュー、必要な栄養が補える食材選びなどを前提に、家計を預かる身として冷蔵庫にあるもので賄ってみたり、値段が高い食材は避けて安いもので代用してみるなどがとにかく面倒。

朝から「今日の夜ご飯どうしよう」が始まり、昼を過ぎると「献立決めなくちゃ」と焦り出し、時計が16時を指すころに逃げ出したくなり落ち着かなくなることも。

そこで、献立を家族にも考えてもらうことにしたところ、家族も自分の好きなものが食べられるし、提案がなければ私が食べたいものを作るようになり、お互いのストレスがグッと減りました。

買い物が億劫に感じる人なら、食材の買い出しを家族に頼んでみたり、後片付けが難儀ならお皿洗いをお願いしてみましょう。

家族がやりたくないというなら、買い物代行や食洗機を使ってみてください。

もちろん、作るのが嫌なら作らなくていい。

本当にやりたくないことを回避できれば、「ご飯作りたくない」のストレス度合いが減るかもしれません。

土日は個人で用意する

我が家はサラリーマンの旦那、現在大学生の子どもは土日が休日ですが、主婦には休みはありません。

平日なら自分のご飯だけを用意すればOKでも、土日は家族分の食事を毎食用意しなければいけません。

しかもせっかく用意しても、夜遅くまで起きていて朝が遅いと、お腹が空かないと言い出す・・。

それなら作る意味はないのでは?と、土日の朝食は各々で食べることに。

食事はできるだけ家族揃ってと思っていたため、別々に食べることに最初はとても抵抗がありましたが、これが結果として特大の効果を生み出すことに!

私が部屋でゆっくりした後にリビングに下りると、お腹が空いて自分用の食事を準備していた旦那や子どもが私の分もついでに作ってくれるようになりました。(といっても目玉焼きやトーストなどですが、それでも大進歩!)

昼食も兼ねたブランチになると、1日でご飯を作るのは夕食だけになり、夕食を外食にすると1日なにも作らなくて済みます。

作ってくれなくても、自分の分だけ用意すればいいので気楽ですよね。

この流れが出来てから、金曜になると明日明後日はご飯作らなくていいと思えて、プレッシャーやストレスから解放されました。

気分が安定したことで、これまでのように料理を楽しめるようにもなってきたんです。

旦那さんが平日休みなら、その日は主婦業もお休みさせてもらいましょう。

朝食やランチが食べられる近場のカフェやレストラン巡りを、夫婦や家族で楽しんでみるのもよいかもしれませんね。

なにを食べるかだけが大事ではない

私だけではなく、旦那や子どもも自分で作ったり、外食が面倒に思う日もあります。

そんなときはカップラーメンで食事を済ませることもあります。

カップラーメンは栄養や添加物が気にならないといえばウソになりますが、いくら栄養バランスがよくても疲れ切って不機嫌な私から出される食事よりずっと、楽しい時間を過ごせるとわかりました。

食はすべての人が生きるために必要なこと

料理をしない、ご飯を作らないという選択を自分がすることに、長年の間、漬物石のように重くのしかかっていた罪悪感は、将来、私が先にいなくなったとき、自炊できるようになっておくことは旦那と子どもにとって大事なことかも、と割り切れるようになりました。

同時に、自分以外の人が食事を作ってくれるのがこんなに幸せなのだと、私自身が改めて感じられるようになりました。

主婦業は「誰にでもできることだ」「社会に貢献していない」など自らが否定してしまいがちですが、外で働く旦那や子どもを支える大事な仕事であると、これからはもっと自分を褒めていきたいと思いました。

もちろん、無理はせずに休み休み、です。

まとめ

50代主婦の「ご飯作るのしんどい」を解決するためには、ご飯の支度という家事そのものの捉え方を変えていく必要があります。

それは普段、食事の支度を任せっきりの家族だけではなく、任せられっきりの自分自身もです。

栄養バランスがよい食事を、手間ひまかけて作ることだけが主婦の役割ではありません。

買ってきたお弁当や惣菜でも、家族と笑顔でいられる食事の時間のほうが心身によい結果をもらたすこともありますよね。

50代主婦で「ご飯作りたくない」と悩んでいるときは、自分だけで抱え込まず家族に相談して、外食にする?惣菜を買う?ミールキットを使ってみる?お弁当を頼む?カップラーメンでもいい?と、複数の選択肢を持って選べる環境にしておくのが大事です。


これは余談ですが、ご飯の支度よりも先にやめた家事に、洗濯時の柔軟剤使用があります。

柔軟剤を使わないとタオルがゴワゴワするのでは?と心配になりますよね。

柔軟剤の使用をやめた経緯や、やめた後については【やめ家事】柔軟剤をやめてよかった!に詳しく掲載しているので併せてお読みください。

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