ホットドリンクを冷めにくくしてくれるダイソーのカップウォーマー。
3,000~7,000円が相場のカップウォーマーが550円(税込)で買えるとあって、一時期話題になりましたよね。
しかし、買ってはみたものの、思ったよりも冷めるのが早いと感じた人は多かったのではないでしょうか。
せっかく買ったのに、使わずにいるのはもったいありません。
ちょっとだけ工夫して、ダイソーのカップウォーマーを活用する方法をご紹介します。
- ダイソーでカップウォーマーを買ったけれどすぐ冷めてしまうから使っていない
- 1,000円以内で保温性が高くなる方法が知りたい
- 飲み物を保温する以外にも使い道があれば教えてほしい
ダイソーカップウォーマーとの最強タッグはホーローカップ×シリコンふた
大前提として、ダイソーのカップウォーマーは高温を長時間保持したり、冷めたものを温め直す機能があるわけではありません。
淹れたてのアツアツをずっと維持したり、お茶を沸かすなどが目的であれば、最初から高性能のカップウォーマーを購入するのがよいでしょう。
ダイソーのカップウォーマーはあくまでも、温かい飲み物が完全に冷めるまでの時間を伸ばしてくれる商品です。
さらに、ダイソーのカップウォーマーを使って飲み物を温かい状態に保つには、いくつかコツがあります。
カップはホーロー製がベスト
ダイソーのカップウォーマーの使用説明書には、耐熱ガラス、金属性、陶磁器(底が平らなもの)が使用できるとありますが、温かい飲み物を飲むときに多くの人が使っているだろうマグカップは、実は底が平らなものは少ないです。
耐熱ガラス製のカップも使えるので確認してみましたが、我が家にあったのは底の面積が小さいタイプ。
カップウォーマーで温める面積が狭くなれば、当然温める機能も低下してしまいます。
ダイソーのカップウォーマーを買っても、思うような効果が得られなかったと感じる人がいるのは、使用できるカップが限定的であるのも理由のひとつかなと思います。
しかし我が家には、「使用可能の素材」「底が平ら」「接地面積が広め」の3つの難関をクリアできるカップがありました。
それがホーローです。
金属材料にガラス質の釉薬を焼き付けたもので、耐火性・熱伝導に優れた製品です。食器や台所用品、キャンプ用品などに使われています。
底もしっかり広いので、これならカップウォーマーからの熱がしっかりとカップ全体に伝わりそう。
早速、ホーローカップにコーヒーを入れてカップウォーマーで保温しながら飲んでみました。
- 5分後→アツアツではないけれどかなりあたたかい
- 10分後→十分あたたかい
- 15分後→まだあたたかい飲み物を飲んでいるという感覚にはなる
- 35分後→ほんのりあたたかい程度
検証は真冬の北海道の自宅内で行いました。
北海道は外気温がマイナスで寒くても、室内は半袖でいられるほど暑い、というのは今はむかしの話。
特に我が家はオール電化住宅のため、灯油ストーブのようなガンガンな暑さにはならず、室温は18~20度くらいです。
そのため、いつもは10分後にはかなり冷めているのですが、それよりは温かさが持続しました。
とはいえ、1回目に使ったときは「こんなもんか」が正直な本音。
もうちょっと長く、アツアツを楽しみたい。
そこで、さらにプラスしたアイテムがあります。
シリコンふたで保温性を高める
冷たい飲み物が入ったカップなら、黄色の部分を押しこむと密閉状態になりますが、温かい飲み物は湯気が上がるので密閉にはなりません。
しかし、保温性を高めるなら十分なアイテムです。
カップウォーマー×ホーローカップ×シリコンふたにすると、コーヒーの淹れたてアツアツ状態がかなり長持ちします。
あくまでも私の体感ですが、10分後は余裕で熱い、15分後でもまだまだ熱い、30分後でも期待以上に熱くてびっくりでした。
さすがに1時間後は冷め始めていましたが、それでもいつもよりも長く温かいコーヒーを楽しめたのは間違いありません。
全部揃えた場合の合計金額は?
ダイソーのカップウォーマーが550円、ホーローカップは100円ショップによって値段が変わりますが110~330円くらいで売っていることが多く、シリコンふたは110円です。
ちなみに我が家のホーローカップは雑貨屋で700~800円くらいだったと思います。
すべてダイソーで購入したとしたら990円くらい。
これで温かい飲み物が温かい状態を長く維持できるなら、買いではないでしょうか。
なお、ダイソーやほかの100円ショップには、ホーロー風カップも売られています。
ホーロー風カップは見た目がホーローっぽいというだけで素材が異なるので、温かさを求めるなら必ずホーローを選びましょう。
ダイソーのカップウォーマーはこんな使い方も
私は製菓用のチョコペンをお湯を張ったカップに入れて温めたり、溶かしたチョコレートをカップに入れてトロトロの状態に保つときに使いました。
チョコペンや溶かしたチョコレートって、そのまま置いているとすぐ固まってしまうので便利でしたよ。
耐熱ガラス入りのアロマキャンドルを置いて、熱で溶かして香りを楽しむ(火をつけないので安全)という使い方をしている人もいました。
ただし、これらの使い方はダイソーの公式が推奨しているものではありません。
飲んで量が少なくなると反応しなくなるので注意
私が購入したダイソーのカップウォーマーは裏面にボタンがあり、飲み物を入れたカップを置くと重さでボタンが入り、電源が入力される仕組みでした。
カップが載っていないと電源が入らないので、カップを置く部分に誤って触ってしまっても火傷の心配がないのはよいのですが、カップ内の容量が少なくなってくると裏面のボタンが反応しなくなり、電源が勝手に切れていることがありました。
まとめ
カップウォーマーって、自分のために買うにはややハードルの高い商品だと思います。
冷めたらその都度、レンジなどで温めればよいので、買うのは贅沢しているような気になるからです。
ですが、550円なら自分のために買ってもよさそうと思えませんか?
それに、保温性を高めてくれるホーローカップとシリコンふたをセットにしても1,000円でお釣りがくるのが嬉しいですよね。
私は毎日Webライターとしてパソコンに向き合っていますが、誰もいない自宅でひとり、ほっと一息吐きたいときにカップウォーマーが温めてくれているコーヒーを飲むのは至福の時間です。
まさに、相棒を得た気持ち。
カップウォーマーの良さをダイソー製品で気軽に体感してみた後は、友人や家族など大切な人へグレードアップした商品をプレゼントしてみるのもおすすめです。
自分では買わないけど誰かに贈られたらすごく嬉しい。
カップウォーマーって、そんな素敵な商品だと思います。
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