3年前から自分へのご褒美に食器を買うようになりました。
マイルールでは食器を買うのは1年に1回、5,000円以内です。
2023年は3年悩んで購入を決めた小鹿田焼きでした。
そして、2024年分のご褒美として購入したのが(購入時点は6月なのでかなり先取りですが)、丸利玉樹利喜蔵商店のBlueシリーズのプレートとボウルです。
先日、無事に届いたので、詳しくレビューします。
丸利玉樹利喜蔵商店とは
テーブルウェアやインテリア用品などの企画や輸入、販売などを行っている会社で、岐阜県土岐市に本社があります。
取り扱っているブランドは、
- TAMAKI(日常使いにおすすめのブランド)
- Rikizo(熟練の職人によるハイセンスな和食器ブランド)
- MIKASA(アメリカで洋食器販売実績№1のブランド)
の3つがあり、さらに各ブランドにはさまざまなシリーズがあります。
Rikizoの場合、以下のシリーズが展開されています。
- Blue
- Sourire
- Amuse
- Rin_
- Beignet
- Slip ware
- Jomon
- Dig
- Shizuku
- HOGU
- Icchin
- nami
- Craft rice bowls
- Demain
- IBUKI
- Cocochi
- Shitsurae
- 練り込み
- OTOMO
- Jyobi
私が今回購入したのは、丸利玉樹利喜蔵商店のRikizoブランドのBlueシリーズ、ということになります。
ほかのシリーズもシンプルで素敵な器が多く、正直な話、かなり目移りしました。
Rikizo Blueは笠間焼の作品
丸利玉樹利喜蔵商店のブランドのひとつであるRikizoは、日本の職人がすべて手作業で制作しています。
Blueは、関東では益子焼と並ぶ名産地で知られる茨城県笠間地方で作られる笠間焼の作品。
笠間焼の歴史は古く、江戸時代中期(1770年代)から作られ始めたといわれています。
芸術的な作風よりも実用を重視した作りとなっており、シンプルな佇まいは「特徴がないのが特徴」といわれるほど。
しかし、その自由さゆえに全国から多くの作家が集まり、型にはまらない笠間焼ならではの作品も多く輩出されるようになりました。
それは今も同じで、300人ほどいる作家は、自由な発想の元に独特で個性のある器を生み出しています。
青い食器は笠間焼の専売特許ではありませんが、笠間焼の作家を検索すると青い食器の作品が多いとわかります。
これももしかしたら、伝統やしきたりなどに捉われない自由な発想がゆえ、なのかもしれませんね。
なお、笠間焼は1992年に国の伝統的工芸品に指定されています。
Rikizo Blueはどこで買える?
- インターネット通販
- 雑貨店やセレクトショップ
Rikizo Blueは丸利玉樹利喜蔵商店のインターネット通販直営店か本社ショールーム、取扱いのあるセレクトショップや雑貨店のインターネット通販および実店舗での購入が可能です。
丸利玉樹利喜蔵商店Rikizo Blue購入レビュー
私は楽天市場の食器とインテリアのお店【SOERU】で購入しました。
元々狙っていたのはLサイズ(24センチ)プレートでしたが、サラダボウルもほしくなり、セットで購入すると割引クーポンが使えたのが決め手になりました。
2つ合計で4,455円です。
注文から数日で届きました。
食器をインターネット通販で購入するときに、破損が気になる人は多いですよね。
私はこれまで何度もインターネット通販で食器を購入していますが、割れたり欠けていたことは1度もありません。
食器とインテリアのお店【SOERU】も、とても丁寧な状態で配送されてきました。
こうした対応の良さは口コミを読むとわかります。
食器に限らず、商品の配送がどういう感じで行われているのか確認しておくと、きちんと梱包されていないなどのトラブルは減らせるでしょう。
ここまでしっかりと、しかもオシャレに包装されているのがわかると、次は家族や友人などへの贈り物として購入する場合でも安心ですよね。
鮮やかなターコイズブルー
プレート、ボウルともに、ターコイズブルーとインディゴの2色があります。
ターコイズブルーは空のように澄んだ青でも、深海のような濃い青でもなく、やや緑がかった青みが特徴の独特の色合いをしています。
また、ターコイズブルーといっても、販売されている商品にはお店によって色のグラデーションがかなりあるので、根気よく自分の持っているイメージに近いものを探すしかありません。
こちらの商品は私が思い描いていた色にドンピシャでした。
食器としてはかなり異色で際立つのですが、木目のテーブルに置いても悪目立ちせずに意外としっくりときます。
プレート(L)はやや重い
持つとズシッとしますが、重すぎて運ぶのが億劫というほどではありません。
全面が青ではなく、底の部分は色が入っていないのも個人的に気に入った点です。
かすれなどの質感が素晴らしい
色のほかにもう1点こだわったのが質感です。
のっぺりと色が塗ってあると、せっかくの陶器なのになんだかプラスチックのような味気無さを感じてしまいそうで、手作業ならではの温かみを感じられるものを探しました。
持つとしっとりと、なめらかさがあります。
縁のかすれがいい味になっていて、見る角度によって表情が変わるところがお気に入りです。
ボウル(S)は使いやすいサイズ感
大きいサイズと迷いましたが、届いてみたら手ごろなサイズ感で使い勝手がいいです。
こちらの商品は位置づけが和食器なので、和食の一品料理を入れてもとてもしっくりときます。
食器洗い乾燥機や電子レンジは非推奨
公式サイトでは「使わないほうがいいよ」とのことですが、ガラス製品などとは違い、食洗機や電子レンジに入れたからといってすぐに割れてしまうことはないでしょう。
とはいえ、ターコイズブルーのプレートやボウルに断然合うのは、夏に食べたい涼しい料理。
基本的には、電子レンジを使うタイミングは多くはないと感じています。
食洗機は我が家にはないので、この点は心配ありません。
食材の色がとても引き立つ
サラダを盛りつけてみました。
レタスの緑、トマトの赤、ラディッシュ(酢漬け)のピンク、クリームチーズの白、温玉の黄色。
そこにターコイズブルーのプレートが、本当によく映えます。
スパイスカレーとターメリックライスは、プレートが届いたら絶対作ろうと思っていたメニュー。
紫キャベツの酢漬けとトマトを合わせただけですが、色味が鮮やかでずっと眺めていられる美しさです。
ターメリックライスは人生で初めて作ったのですが(炊飯器に洗ったお米とターメリックを入れるだけ)、ターコイズブルーのプレートを買わなければ作ろうと思わなかったかもしれないので、いいきっかけになりました。
ボウルには、和風だしに漬けておいた冷製トマトを。
気温30℃超えが珍しくなくなってきた北海道。
ある日はもずく酢とオクラ、トマト、ごま油をかけた冷ややっこを盛ってみました。
青は食欲減退の色といいますが、私は涼し気でかつ、食材をよりおいしくみせる魔法をかけられている気持ちになります。
「青い食べ物は食欲が失せる」という話を聞いたことがないでしょうか。これは、通常私たちが口にする食べ物には鮮やかな青色をしているものがないため、食べた経験がないことや、青などの寒色系を見ると体温や血圧が下がり、消化機能が低下するので無意識に食欲が低下するといわれています。
それなら青色の食器も食欲減退につながるのでは?と思いますが、青い食器は赤や黄色、オレンジといった色の食材を際立たせる効果があるため、むしろ食べ物がおいしそうに見えるといわれています。
namiもおすすめ
Rikizoブランドで、最後まで迷ったのがnamiです。
こちらも青いプレートなのですが、その名のとおり、縁に波紋のような装飾が施されています。
悩んだ結果、よりベーシックなBlueにしたのですが、次に追加で購入するならnamiを選ぶかもしれません。
ちなみにnamiは美濃焼です。
まとめ
- 職人が手作業で作る一点ものの笠間焼
- ターコイズブルーの色合いが絶妙
- 質感も味があり見る角度で表情が変わる
またひとつ、食事の準備を楽しくしてくれる仲間が増えました。
ちょっとずつ揃えているので、お気に入りたちに囲まれた生活を送るのはまだまだ先になりそうですが、それでも「今日はあの器を作ってこれ作ろう」と思うことが多くなっています。
鬱陶しい梅雨のシーズン(北海道にも蝦夷梅雨と呼ばれる長雨の時期があります)、涼しい気持ちになる食器で、おうちご飯を楽しみたいと思います!
今回お世話になった食器とインテリアのお店【SOERU】は、購入から発送までとても対応が良く、安心できるお店でした。
ターコイズブルーの食器を探しているならおすすめです。
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