博多の隠れ名物「とりかわ」
テレビで独特な調理方法を見て以来、一度は食べてみたいと思っていました。
今回は、ふるさと納税でその味に出会えたので、詳しいレビューをご紹介します。
- 竹乃屋の博多ぐるぐるとりかわが気になっている
- 竹乃屋の博多ぐるぐるとりかわの味が詳しく知りたい
- そもそも博多名物の「とりかわ」がよくわからない
- 鶏皮はカロリーは高いから食べたいけれど手が出せないと思っている
福岡の隠れ名物「とりかわ」とは?
一般的に、鶏皮の焼き鳥といえば、このようなイメージではないでしょうか。
鶏皮を縫うように串が刺さっていて、味は塩と甘じょっぱいタレの2種類で、食べると皮独特のグニュグニュとした食感。
とくに食感は、好き嫌いがはっきりと分かれますよね。(私は好きです)
しかし、福岡では違います。
カリッカリに焼かれた表面。
串に刺さっている様子も、一般的な鶏皮の焼き鳥とは似ても似つかぬビジュアルです。
唯一無二、まさにご当地名物です。
福岡名物といえばとんこつラーメン、明太子、もつ鍋、水炊きなどが有名で、とりかわは福岡県民のみぞ知る隠れ名物でしたが、近年はテレビの影響でもはや「隠れていない」といわれているようですね。
独特なとりかわの調理方法
皮の表面が外側になるように、巻き付けながら串に刺したとりかわを、焼き場でじっくりと焼いて余分な脂を落とします。
その後、特製ダレに漬け込み、再び焼いて、寝かせ、またタレに漬けてを繰り返します。
こうすることで、博多名物とりかわならでは食感になるそうです。
脂の多い鶏皮はそのままではタレを弾いてしまいますが、博多とりかわはしっかりと味がしみ込んでいるので、仕上げに塩やタレはかけず、鶏皮にしみ込んだタレの味のみで食べます。
発祥のお店は?
博多とりかわは、福岡市城南区の「焼とり権兵衛」が発祥とされています。
現在「権兵衛」の名前の店舗は九州に3つあり、このほかに大阪に複数の店舗を展開しています。
城南区のお店の跡地は「とりかわ粋恭」が受け継いでおり、このほかに「かわ屋」など、九州には「焼とり権兵衛」の味を引き継ぐお店があります。
竹乃屋博多ぐるぐるとりかわの正直レビュー
焼き鳥のなかで、とりかわがとりわけ好きというわけではなかったのですが(“とり”だけに)、テレビで初めて見たときに「世の中にはまだまだ知らない食べ物があるんだな」と思い、いつか食べたいと思っていました。
今回は、ふるさと納税で取り寄せてみることにしました。
我が家はタレのみ20本にしましたが、塩とタレ20本ずつの合計40本、塩とタレ10本ずつの20本など、いくつかのバリエーションから選べます。
申し込みから数日後に冷凍便で届きました。
おすすめのおいしい食べ方の用紙が入っているので、作り方を失敗することはありません。
北海道ではお目にかかれない見た目に、早くもテンションがあがります。
タレ味だと思ったら、タレ味でも塩味でもないとあり、想像がまったくつきません。
竹乃屋のこだわり
博多とりかわは、製法は同じでも焼き加減や使用する調味料などにより、それぞれのお店で味が違います。
竹乃屋の秘伝のタレは、創業160年超の老舗、福岡のジョーキュウ醤油や、くみ上げた海水を濃縮した対馬の藻塩、福岡県朝倉市で生産されている三奈木の砂糖(黒糖)を使用しています。
冷凍庫がパンパンだったので、このまま冷蔵庫に置いて、夜に食べることにしました。
鶏皮なのに思ったよりもヘルシー
100gあたり400㎉で、内容量は300gだから、ぜんぶ一人で食べたら1,200㎉。
もちろん、ぜんぶ一人では食べませんが、鶏皮を使っているので高カロリーは免れません。
なお、本数からざっと計算すると100gは7本程度。
一般的な焼き鳥の鶏皮は、1本あたり150㎉といわれているので7本なら1,050㎉!
博多ぐるぐるとりかわは、半分以下のカロリーで鶏皮を味わえるということになりますね。
フライパンで焼くだけの簡単調理
冷蔵庫で解凍したとりかわを、フライパンに入れて中火で5分ほど焼きます。
ちなみに、「ぐるぐるとりかわ」は竹乃屋の運営会社である株式会社タケノが商標登録しています。
届いたときと、明らかにビジュアルが変わりました。
20本焼いたら結構な脂が出ました。
竹乃屋での調理過程でかなり脂は抜けているものだと思っていたら、これだけ残っているとは驚きです。
外はカリカリ、中はクニッ
表面にしっかりと焼き目が入り、口に入れるとカリッ、パリッとした食感や口当たりがあります。
そして、ぐるぐると串に巻き付いた中側は、あれだけ脂を抜いているにもかかわらず、クニッとした食感があります。
一般的な鶏皮の焼き鳥の食感は馴染みがありますし、鶏皮を薄く伸ばしてカリカリに焼いたものを食べたことがあるのですが、これらを同時に味わうのは初めて。
確かに、博多とりかわならではの食感です。
味は薄くもなく濃くもない
見た目はしっかりとタレの味がしそうですが、食べてみると濃さやクドさは感じられず、あっさりとしています。
深い甘みというか、奥底からじんわりとくる風味は、黒糖を使っているからなのでしょうか。
ビールを飲みながら食べていた旦那は、味付けはちょうどいいと感じたようです。
私は個人的にもう少し濃い味を期待していたので、禁断のマヨネーズ&七味で味変してみましたよ。
九州の名物なので、柚子胡椒を付けて食べてもおいしそうだなと思いました。
ちなみに、味付けはお店によってかなり変わり、こってりタレ味のところもあるそうです。
翌日に冷やして食べたら好みだった
4本ほど余ったとりかわを冷蔵庫にしまい、翌日の昼に食べました。
電子レンジで加熱せずにそのまま食べたところ、焼きたての表面のカリカリこそなくなっていたのですが、タレの味が昨日よりも感じるような気がして、私としては冷やして食べたほうがおいしかったです。
また、冷えて皮がきゅっと締まったのか、食感がもちっに変わっていました。
歯切れのいいお団子みたいな感じ、といったらいいのでしょうか。
実際に噛むとするっと串から外れて、噛むとじんわりとタレの風味がして(もうちょっと味がすれば最高)おいしかったです。
なにも知らずに食べたら、これが鶏皮とは思えない食感ですね。
鶏皮の食感が苦手な人でも食べられると思いました。
通販で買えるとりかわのお店
我が家は今回、竹乃屋で注文しましたが、ほかにもとりかわを通販で頼めるお店があります。
いくつかご紹介するので、参考にしてください。
とりかわ発祥の焼とり権兵衛の味を受け継ぐ「かわ屋」
塩がおすすめ!「とりかわ大臣」
本音ではしご酒の撮影場所「とりかわ長政」
噛めば噛むほどしみ込んだ醤油の味「博多とりかわくろんぼ」
まとめ
- 福岡の隠れ名物を気軽に自宅で楽しめる
- カリカリが好みなら揚げ焼きしてもOK
- 私は翌日の冷めた味が好みだった
20本届いたとりかわを、私と旦那でその日のうちに8本ずつ完食しました。
食べていたときは「もうちょっと味が濃いほうが・・」と思っていましたが、後からよく考えてみたら、一般的な鶏皮の焼き鳥を8本も食べたら胸やけしそうですよね。
スルスルと口に運べたのは、あっさりとした味わいと独特の歯切れのよい食感のなせる業だったのだと思います。
カロリーも低く、届いたあとの調理はフライパンで焼くだけなのでとても簡単。
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